森田駅
福井県福井市にあるハピラインふくいの駅
森田駅(もりたえき)は、福井県福井市栄町にある[2]、ハピラインふくいハピラインふくい線の駅である。
森田駅 | |
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JR西日本時代の駅舎(2020年8月) | |
もりた Morita | |
◄福井 (5.9 km) (2.3 km) 春江► | |
所在地 | 福井県福井市栄町10-46 |
所属事業者 | ハピラインふくい |
所属路線 | ■ハピラインふくい線 |
キロ程 |
59.9 km(敦賀起点) 米原から105.8 km |
電報略号 | モタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
933人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)9月20日[1][2] |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) |
歴史
編集- 1897年(明治30年)9月20日:鉄道院福井駅 - 小松駅間の開業に伴い駅開設(一般駅)[1][2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定、北陸本線所属駅となる。
- 1948年(昭和23年)6月28日:福井地震により駅舎、下りホーム待合所などが全壊する。駅員1人が負傷したが、地震発生時は旅客は駅にいなかった[3]。このほか、福井駅 ‐ 当駅間の九頭竜川鉄橋が落橋した。
- 1949年(昭和24年)4月:駅舎が改築される(現在のもの)[3]。
- 1973年(昭和48年)4月10日:貨物の取扱を廃止する(旅客駅となる)[4]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱を廃止する[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる[4]。
- 2000年(平成12年)7月1日:駅員無配置駅になるとともに、簡易委託駅となる[5]。
- 2018年(平成30年)9月15日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[6][7][8][9][10][11]。
- 2022年(令和4年)3月31日:簡易委託を解除し、無人化[12][13][14]。
- 2024年(令和6年)3月16日:北陸新幹線の金沢駅 - 敦賀駅間開業に伴い、ハピラインふくいの駅になる[15][16][17]。
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福井地震で被災した森田駅(1948年)
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被災後再建された駅舎(現在の物)
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福井地震で倒壊した福井駅 - 森田駅間の九頭龍川鉄橋(九頭龍川橋梁)
駅構造
編集相対式ホーム2面2線[2]を有する地上駅[1]。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。上りホーム(1番のりば)側に駅舎があり、両ホームは跨線橋で結ばれている[2]。なお、出入口は駅舎がある上りホーム側のみとなっている[2]。
-
駅構内跨線橋から上り方面を望む(2024年3月)
駅舎は木造で開業時から改修を経て使用されている[1]。駅舎の高さをホームに合わせてあるため、面する道路(県道125号森田停車場線)との段差が大きい。[要出典]
北陸新幹線敦賀延伸まではJR西日本金沢支社の福井地域鉄道部が管理する無人駅であった。ICカード専用の簡易改札機と券売機が、設置されている[6][10]。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■ハピラインふくい線 | 上り | 福井・敦賀方面[18] |
2 | 下り | 芦原温泉・金沢方面[18] |
- 長らくのりば番号が設定されていなかったが、ICOCAの導入までに設定された。[要出典]
利用状況
編集「福井県統計年鑑[19]」によると、2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は933人である[20]。
近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 783 |
1998年 | 757 |
1999年 | 729 |
2000年 | 733 |
2001年 | 787 |
2002年 | 796 |
2003年 | 789 |
2004年 | 773 |
2005年 | 788 |
2006年 | 784 |
2007年 | 812 |
2008年 | 844 |
2009年 | 801 |
2010年 | 778 |
2011年 | 787 |
2012年 | 765 |
2013年 | 791 |
2014年 | 783 |
2015年 | 811 |
2016年 | 840 |
2017年 | 875 |
2018年 | 901 |
2019年 | 933 |
駅周辺
編集福井市の市街地の中にある。1967年に福井市へ編入した旧吉田郡森田町の中心部である。現在の福井市森田地区および地区名を冠する施設・組織の読みは概ね駅名と同じ「もりた」だが、同地区内で「森田」と付く地名(下森田・上森田・東森田など)の読みはいずれも「もりだ」となっており、北陸本線の起点・米原駅(まいばらえき)が滋賀県米原市(まいばらし)米原(まいはら)に所在するのと似た関係が生じている。
バス路線
編集京福バスの路線バスが発着する。
- 森田駅
東約30 mの福井県道125号森田停車場線沿い。
- (40 森田線:降車のみ ※土曜・日曜・祝日・年末年始は運休)
- 森田栄町
東約200 mの福井県道30号福井丸岡線(フェニックス通り)沿い。
その他
編集隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d 川島 2010, p. 57.
- ^ a b c d e f 朝日 2012, p. 22.
- ^ a b 『森田町誌』(1954年10月15日印刷・11月1日発行、森田町役場)[要ページ番号]
- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、134頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c “JR森田駅、簡易委託で協定【2000年6月29日】”. 福井新聞 (2010年6月29日). 2016年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月23日閲覧。
- ^ a b 『9月15日「ICOCA」を福井県内のJR北陸本線(新疋田駅〜牛ノ谷駅)に導入します! 〜北陸と近畿がICOCAでつながる〜』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道金沢支社、2018年5月30日。オリジナルの2019年5月28日時点におけるアーカイブ 。2020年9月13日閲覧。
- ^ “JR西日本「ICOCA」9/15エリア一体化、近畿から北陸・岡山も利用OK”. マイナビニュース (2018年5月30日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “イコカ福井県内導入は9月15日 福井駅と敦賀駅は先行で自動改札”. 福井新聞ONLINE (2018年5月31日). 2018年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月4日閲覧。
- ^ “JR西、福井でイコカ導入 9月15日から北陸線19駅”. 日本経済新聞. (2018年5月31日) 2021年9月23日閲覧。
- ^ a b “福井もICOCAで行こか JR西、9月15日から19駅に導入”. 産経ニュース. (2018年6月4日) 2021年9月23日閲覧。
- ^ “福井県内のJR線でICカード切符「ICOCA」運用開始 早朝購入組の姿も”. 福井経済新聞 (2018年9月15日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “福井県内JR駅、新たに16駅無人化 北陸線の5駅はイコカ対応、2030年度までに”. 福井新聞 (福井新聞社). (2020年8月26日). オリジナルの2021年5月9日時点におけるアーカイブ。 2021年5月9日閲覧。
- ^ “JR春江駅の窓口12月中旬で営業終了、無人駅へ 丸岡駅のスケジュールも発表 福井県坂井市”. 福井新聞 (福井新聞社). (2021年11月9日) 2021年11月9日閲覧。
- ^ “森田・南条・今庄の駅無人化 JR3月末で”. 福井放送. (2022年2月25日) 2022年2月27日閲覧。
- ^ “新社名「ハピラインふくい」 並行在来線三セク会社 福井の60代男性考案”. 中日新聞Web. (2022年3月29日). オリジナルの2022年3月29日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ “並行在来線運営会社は「ハピラインふくい」 知事らが記者会見”. 朝日新聞デジタル. (2022年3月29日). オリジナルの2022年3月29日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ a b “並行在来線の役割転換、特急中心から「県民の足」へ…「パターンダイヤ」も検討”. 読売新聞オンライン. (2022年4月9日). オリジナルの2022年4月9日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ a b “森田駅|時刻表”. 2024年3月28日閲覧。
- ^ 福井県統計年鑑
- ^ “8.駅別JR貨客輸送状況(1日平均)” (XIS). 福井県. 2021年3月29日閲覧。
- ^ “名字と同じ「田中」駅で結婚式 東御市のしなの鉄道”. 信濃毎日新聞(信毎web) (2011年12月5日). 2011年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月23日閲覧。
- ^ “結婚式:田中さんと森田さん、名字と同名駅で--しなの鉄道田中駅/長野”. 毎日新聞 (2011年12月5日). 2011年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月23日閲覧。
- ^ “花嫁は「森田」で乗り、「田中」へ 名前と同じ駅で挙式”. 朝日新聞 (2011年12月4日). 2012年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月23日閲覧。
参考文献
編集- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8。
- 『週刊JR全駅・全車両基地18 北陸本線②(森本~米原) 越美北線』朝日新聞出版、2012年12月9日。
関連項目
編集外部リンク
編集- 森田駅 - ハピラインふくい