柏原駅 (兵庫県)
柏原駅(かいばらえき[2])は、兵庫県丹波市柏原町柏原字松ヶ端にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線の駅[1]。
柏原駅 | |
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駅外観(2023年5月) | |
かいばら Kaibara | |
◄谷川 (7.0 km) (3.2 km) 石生► | |
兵庫県丹波市柏原町柏原字松ヶ端1172-1[1] | |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■福知山線 |
キロ程 | 80.0 km(尼崎起点) |
電報略号 | カラ |
駅構造 | 地上駅[1] |
ホーム | 2面2線[1][2] |
乗車人員 -統計年度- |
816人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1899年(明治32年)5月25日[1][3] |
備考 |
直営駅[1] みどりの券売機プラス設置駅 |
概要
編集福知山駅を管理駅とする直営駅[1]。丹波市の玄関口であり、市内の駅で唯一特急「こうのとり」が全列車停車する[1]。
当駅の駅舎は、1990年(平成2年)に開催された『国際花と緑の博覧会』において、会場内アクセス路線として運行されていた『ドリームエキスプレス』の「山の駅」の駅舎を、丹波の森構想に合致するものとして閉幕後に移築したものである[1]。木造2階建てで、1階に待合室・レストラン・旅行代理店・売店がある[1]。みどりの窓口は2020年に閉鎖され、みどりの券売機プラスで対応している。2階は通常開放されていない。
なお、JR線上には、当駅と同じ表記で読みの異なる駅が2つ存在する(「同じ表記の駅」を参照)。
歴史
編集- 1899年(明治32年)
- 1907年(明治40年)8月1日:阪鶴鉄道国有化[3]。国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。阪鶴線所属駅となる。
- 1912年(明治45年)3月1日:線路名称改定。阪鶴線の福知山駅以南が福知山線に改称し、当駅もその所属となる。
- 1973年(昭和48年)4月1日:貨物取扱廃止[3]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[3]。
- 1991年(平成3年)9月21日:大阪花博で使われた「山の駅」を新駅舎として使用開始[1]。
- 1992年(平成4年)4月1日:篠山口鉄道部発足により、その管轄となる。
- 2009年(平成21年)6月1日:篠山口鉄道部廃止に伴い福知山支社直轄に戻され、篠山口駅の被管理駅となる。
- 2020年(令和2年)
- 2021年(令和3年)3月13日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[5]。
- 2022年(令和4年)10月1日:組織改正により、全線が近畿統括本部福知山管理部の管轄になり、福知山駅の被管理駅となる。
駅構造
編集2面2線の相対式ホームを有する地上駅で[2]、列車交換が可能。かつて[いつ?]は2線の間に中線が敷設されていた。
自動改札機は導入されておらず、2021年3月13日にICOCAなどの交通系ICカードに対応した。2007年(平成19年)2月には改札内にLED式の発車標、改札外には液晶ディスプレイ式の発車標が設置された。
トイレは駅構内改札外に終日利用可能な男女別の物がある。2017年6月から同年10月にかけてリニューアル工事を行い改札外トイレはバリアフリー対応になった。かつては1番のりば上と駅前バス停付近にトイレがあったが、閉鎖・解体された。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | 福知山線 | 上り | 篠山口・三田方面 | |
下り | 福知山方面 | 原則としてこのホーム | ||
2 | 行き違い列車のみ |
- 付記事項
- 1番のりばが上り本線、2番のりばが下り本線であるが、1番のりばが両方向からの入線・出発に対応している。
- 行き違いがない場合は、原則として上下線とも1番のりばに停車する。行き違いがある場合は篠山口・大阪方面の上り列車は1番のりば、福知山方面下り列車は2番のりばに停車する。
-
かつて設置されていた券売機(2014年5月)
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改札口(2014年5月)
-
プラットホーム(2006年5月)
-
待合席(2006年5月)
ダイヤ
編集日中は1時間あたり、篠山口発着の普通と特急『こうのとり』が1本ずつ停車する。朝晩には大阪駅発着の丹波路快速も設定されている。
利用状況
編集「兵庫県統計書[6]」によると、2016年(平成28年)度の1日平均乗車人員は816人である。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 1,320 |
1999年 | 1,236 |
2000年 | 1,195 |
2001年 | 1,166 |
2002年 | 1,127 |
2003年 | 1,073 |
2004年 | 1,035 |
2005年 | 986 |
2006年 | 948 |
2007年 | 900 |
2008年 | 900 |
2009年 | 886 |
2010年 | 884 |
2011年 | 892 |
2012年 | 905 |
2013年 | 929 |
2014年 | 840 |
2015年 | 825 |
2016年 | 816 |
駅周辺
編集北側は国道を挟んで住宅街が続く。南側は田園地帯が広がるが、柏原川の対岸には工場がある。駅のすぐ前には、田艇吉[7][8]の銅像と田捨女[9]の石像が立つ。
- 兵庫県立柏原高等学校
- 丹波市立崇広小学校
- 旧氷上郡各町村組合高等小学校 - 1885年(明治18年)築の洋風校舎建築
- 柏原公共職業安定所(ハローワーク柏原)
- 神戸地方裁判所 柏原支部
- 丹波市立柏原住民センター
(柏原図書館および丹波市役所柏原支所が入居)
-
駅前ロータリー
-
かいばら一番館(観光案内所、旧柏原町役場)
-
柏原八幡宮
バス路線
編集駅前にウイング神姫の以下の路線が発着している。バス停の名称は「柏原」。
- 篠山営業所
- 佐治
- 青垣住民センター前 ※平日のみ運行
- 関西記念墓園 ※墓園終着便は土日・祝日ダイヤの日時のみ運行
- 野瀬 ※1日1本のみ運行
同じ表記の駅
編集「柏原」と表記される駅は当駅以外にも存在するが、読みはいずれも異なる[2]。
これらと区別するため、マルス発行の乗車券などでは当駅を「(福) 柏原」と表記されている[2]ほか、ICOCAの使用履歴については片仮名表記されている。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、121頁。ISBN 9784343006028。
- ^ a b c d e f g 川口素生『思わず人に話したくなる 関西「駅名」の謎』洋泉社、2017年3月2日。ISBN 978-4-8003-1166-5。
- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、127頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b “広報たんば2020年1月号 > 柏原駅に「みどりの券売機プラス」が登場!” (PDF). 丹波市. p. 7 (2020年1月20日). 2021年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月27日閲覧。
- ^ 『2021年春ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道福知山支社、2020年12月18日。オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブ 。2020年12月19日閲覧。
- ^ 兵庫県統計書
- ^ “丹波市と丹波篠山市をつなぐ道 -田艇吉-” (PDF). 兵庫県道徳副読本 小学校5・6年 心 ときめく. 兵庫県立教育研修所. 2021年11月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月22日閲覧。
- ^ “1. 丹波市 柏原エリア”. ぶらり丹波路. 来て・見て・歩いて 丹波まちめぐり. 兵庫丹波観光ネットワーク推進委員会. 2023年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月22日閲覧。
- ^ “田ステ女”. 丹波市観光協会. 2022年11月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月22日閲覧。
- ^ “事業所”. 拠点・アクセス. クレハ. 2023年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月22日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 柏原(兵庫)駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道