板屋川 (岐阜県)
板屋川(いたやがわ)は、木曽川水系の一級河川。岐阜県岐阜市・本巣市を流れる。伊自良川・長良川を経て伊勢湾に至る木曽川の3次支川[1][2]。
板屋川 | |
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板屋大橋(岐阜市木田)より下流方向を望む | |
水系 | 一級水系 木曽川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 12 km |
流域面積 | 32 km2 |
水源 | 岐阜市雛倉 |
河口・合流先 | 伊自良川(岐阜県) |
流域 | 岐阜県 |
地理
編集板屋川・概略図 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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岐阜県岐阜市北西部の雛倉地区が水源。岐阜市と本巣市の境付近を南流し、岐阜市下西郷付近で流れを南東へ方向を変える。岐阜市木田の板屋大橋付近から再び、南に向かい、次第に南西方向に流れる。岐阜市下尻毛付近で伊自良川と合流する。
伊自良川との合流点付近は、大雨のたびに氾濫を繰り返してきた。地域住民は水害対策として古くから輪中を築くなどしてきた。国も大正から昭和にかけて「鳥羽川・伊自良川・板屋川改修工事」が行われた。しかし近年になっても水害の不安は消えず、特に1976年(昭和51年)の台風17号による被害は、甚大であった。
ホタル保全の取り組み
編集板屋川流域はかつてたくさんのゲンジボタルが生息していたが、農薬などによる汚染で昭和40年代には生息数が激減した。農薬の改良や地域住民の努力で昭和50年代後半には多くのホタルが現れるようになった。1988年から流域の岐阜市西郷地区の八王子神社付近では毎年6月初旬に「ホタルまつり」が開かれるようになった。1989年(平成元年)には、ゲンジボタルの保全活動が認められ、環境庁より「岐阜市西郷板屋川ホタルの里」として「ふるさといきものの里100選」の認定を受けた。しかし、1993年頃から再びホタルが現れなくなり、地域住民の努力が続いている。
主な橋
編集- 板屋大橋
- 東板谷橋
- 下鵜飼橋
- 下西郷橋
- 西浦橋
脚注
編集- ^ 国土交通省中部地方整備局. “河川コード台帳(河川コード表編)” (PDF). 2022年11月14日閲覧。
- ^ 国土交通省中部地方整備局. “河川コード台帳(河川模式図編)” (PDF). 2022年11月14日閲覧。