伊自良川
伊自良川(いじらがわ)は、岐阜県山県市・岐阜市を流れる木曽川水系の一級河川。長良川・揖斐川を経て伊勢湾に至る木曽川の3次支川[2][3]。
伊自良川 | |
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島大橋(岐阜市一日市場)より下流方向を望む | |
水系 | 一級水系 木曽川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 23.8 km |
平均流量 |
8.36 m3/s (古川橋観測所 2013年[1]) |
流域面積 | 44.2(支流含160.2) km2 |
水源 | 釜ヶ谷山(岐阜県山県市) |
水源の標高 | 696 m |
河口・合流先 | 長良川(岐阜県岐阜市) |
流路 | 岐阜県山県市、同岐阜市 |
流域 | 岐阜県 |
地理
編集伊自良川・概略図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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幹川延長23.8km、流域面積160.2km2の一級河川で[4]、木曽三川のひとつである長良川の支川(一次支川)である。岐阜県山県市と本巣市の境の釜ヶ谷山(標高696m)を水源とし[5]、同市内をほぼ南南東へ流れる。途中の山県市長滝には人造湖の伊自良湖がある。支川のしびり川を合流後に岐阜市に入り、岐阜大学の東を流れ、岐阜市城田寺で城田寺川と、同市正木で鳥羽川・新掘川・正木川・鷺山川と、同市則武西で早田川・則武川と、同市下尻毛付近で板屋川と合流する。
かつては山県市長滝から小倉までの約6kmを伏流し、普段は水がない砂川だが洪水のときには水が流れるという状態で、一旦豪雨となると夥しい土砂を押し流して大きな被害をもたらしていた[6]。
岐阜市一日市場(岐阜市立女子短期大学付近)で根尾川(古根尾川)と合流する。古根尾川は1530年(享禄3年)の洪水以前の根尾川であり、この上流には席田用水がある。
岐阜市河渡(河渡橋上流)で、長良川と合流する。
主な支流
編集→「木曽川 § 長良川の支流」を参照
主な橋
編集- 寺田橋(岐阜県道163号墨俣合渡岐阜線)
- 竹橋(岐阜県道173号文殊茶屋新田線)
- 島大橋(岐阜県道53号岐阜関ケ原線)
- 尻毛橋(国道303号)
- 記念大橋(岐阜市道則武木田線)
- 古川橋・大学北大橋(岐阜県道91号岐阜美山線)
- 伊自良川大橋(都市計画道路長良糸貫線)
- 繰舟橋(岐阜県道78号岐阜大野線)
- 安食橋(岐阜県道176号安食粟野線)
- 富士橋(岐阜県道79号関本巣線)
- 鐘鋳場橋(岐阜県道174号伊自良高富線)
かつての橋
編集脚注
編集- ^ “流況表/古川橋(ふるかわばし)”. 水文水質データベース. 国土交通省水管理・国土保全局. 2016年1月10日閲覧。
- ^ 国土交通省中部地方整備局. “河川コード台帳(河川コード表編)” (PDF). 2022年11月14日閲覧。
- ^ 国土交通省中部地方整備局. “河川コード台帳(河川模式図編)” (PDF). 2022年11月14日閲覧。
- ^ 伊自良川圏域河川整備計画、1頁
- ^ 『河川調書』(8頁)によると、水源の住所は右岸:山県市大字掛字北屋敷193番の1地先、左岸:同市大字平井字左曽10番の12地先とする。
- ^ “JLogos「伊自良川【いじらがわ】」”. JLogos. 2022年10月17日閲覧。
参考文献
編集- “河川調書(令和3年4月1日現在)”. 岐阜県. 2022年10月17日閲覧。
- “水害危険情報図 K026 伊自良川 (L2規模)”. 岐阜県. 2022年10月17日閲覧。
- “一級河川木曽川水系 伊自良川圏域河川整備計画”. 岐阜県 (2006年7月). 2022年10月17日閲覧。
- “長良川流域における総合的な治水対策プラン 改定版”. 岐阜県 (2014年3月). 2022年10月17日閲覧。
外部リンク
編集- 伊自良川[8505090034]木曽川水系 地図 | 国土数値情報河川データセット、Geoshapeリポジトリ