松庵
東京都杉並区の町名
松庵(しょうあん)は、東京都杉並区の町名[5]。現行行政地名は松庵一丁目から松庵三丁目[5]。
松庵 | |
---|---|
町丁 | |
西高井戸松庵稲荷神社 | |
北緯35度41分58秒 東経139度35分45秒 / 北緯35.699547度 東経139.595817度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 東京 |
特別区 | 杉並区 |
人口情報(2024年(令和6年)3月1日現在[1]) | |
人口 | 10,771 人 |
世帯数 | 5,997 世帯 |
面積([2]) | |
0.644410271 km² | |
人口密度 | 16714.51 人/km² |
郵便番号 | 167-0054[3] |
市外局番 | 03(東京MA)[4] |
ナンバープレート | 杉並 |
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地理
編集杉並区の西南部に位置する。北辺はJR東日本中央線を含み、これを境に西荻北・武蔵野市吉祥寺東町に接する。西部は武蔵野市吉祥寺南町に接する。南部は杉並区久我山に接する。南東部は宮前、東部は西荻南に接する。二丁目と三丁目との境を五日市街道が、また一丁目と二丁目の間を井の頭通りがそれぞれ横断している[5]。主に住宅地として利用される。北端には中央線の西荻窪駅が置かれている。南部では京王井の頭線・三鷹台駅及び久我山駅が利用可能な範囲にある。五日市街道沿いなどにバスの便もあり、これを利用する者もいる。
河川
編集かつては地内に松庵川が流れていたが、現在は暗渠化されている。
地価
編集住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、松庵2-14-10の地点で63万5000円/m2となっている[6]。
歴史
編集開発当初は松庵新田と称し、正徳・享保期より松庵村となった。1889年(明治22年)より高井戸村の大字。1932年(昭和7年)杉並区松庵北町・松庵南町に分かれる。1969年(昭和44年)両町及び西高井戸一・二丁目に松庵一~三丁目が成立した[5]。
地名の由来
編集世帯数と人口
編集2024年(令和6年)3月1日現在(杉並区発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
松庵一丁目 | 1,865世帯 | 3,773人 |
松庵二丁目 | 1,436世帯 | 2,638人 |
松庵三丁目 | 2,696世帯 | 4,360人 |
計 | 5,997世帯 | 10,771人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 9,613
|
2000年(平成12年)[8] | 9,821
|
2005年(平成17年)[9] | 9,759
|
2010年(平成22年)[10] | 10,170
|
2015年(平成27年)[11] | 10,354
|
2020年(令和2年)[12] | 10,939
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 4,676
|
2000年(平成12年)[8] | 5,019
|
2005年(平成17年)[9] | 5,117
|
2010年(平成22年)[10] | 5,505
|
2015年(平成27年)[11] | 5,533
|
2020年(令和2年)[12] | 6,039
|
学区
編集区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2016年1月時点)[13]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
松庵一丁目 | 1〜2番 22〜23番 |
杉並区立高井戸第二小学校 | 杉並区立西宮中学校 |
3〜21番 | 杉並区立松庵小学校 | ||
松庵二丁目 | 全域 | ||
松庵三丁目 | 1~16番 | ||
17〜41番 | 杉並区立神明中学校 |
交通
編集鉄道
編集バス
編集- 関東バスが西荻窪駅から立教女学院行きバスを運行しており、松庵1丁目・2丁目の実質的なバス路線となる。狭隘道路の一方通行を走る運行の為、松庵の街区東側→南側→西側を沿う時計回りの運行が特徴となる。街区南側は京王井の頭線の久我山駅・三鷹台駅が近く流動は分散している。バスの運転自体は荻窪駅発着立教女学院行きとなっていて、実質荻窪発立教女学院経由荻窪行きと言う終点ループ運転の形態となっている。また、練馬区上石神井付近の青梅街道営業所へ直接入出庫する運用も存在する。
- 街区東側は吉祥寺市に隣接しており、吉祥寺市運行の[[ムーバス]]の路線も利用可能。こちらは吉祥寺駅を起点に時計回りの循環路線となっており、松庵西側と吉祥寺市の境界の立教通りでは、南から北へのみ運行する関東バスと、北から南へのみ運行するムーバスが走行する特徴的な光景が見られる。
- 松庵2丁目・3丁目境界を走る五日市街道では、吉祥寺駅〜中野駅間を走る関東バスが運行されている。五日市街道営業所が受け持ち、東側区間では青梅街道上を走行し新高円寺駅・東高円寺駅を経由している。
- 松庵1丁目・2丁目の境界を走る井ノ頭通りでは小田急バスが吉祥寺駅〜新宿駅間を結ぶバスが存在する。2010年代前半までは武蔵境駅〜新宿駅間の路線だったが運行区間短縮されている。運転が日曜日1往復のみで、運行免許維持路線と言われている。杉並区松庵に「松庵町」バス停が存在し、隣接する杉並区宮前には「松庵東」バス停がある。
道路
編集事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[14]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
松庵一丁目 | 56事業所 | 502人 |
松庵二丁目 | 79事業所 | 572人 |
松庵三丁目 | 236事業所 | 1,079人 |
計 | 371事業所 | 2,153人 |
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[15] | 334
|
2021年(令和3年)[14] | 371
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[15] | 2,155
|
2021年(令和3年)[14] | 2,153
|
施設
編集史跡
編集出身者
編集その他
編集日本郵便
編集脚注
編集- ^ a b “町丁別世帯数及び人口” (XLSX). 杉並区 (2024年3月6日). 2024年3月24日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2024年1月14日閲覧。(CC-BY-4.0)
- ^ a b “松庵の郵便番号”. 日本郵便. 2023年11月17日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ a b c d 『角川日本地名大辞典 13 東京都』角川書店、1991年9月再版。P867。
- ^ “国土交通省 不動産情報ライブラリ”. 国土交通省. 2024年4月6日閲覧。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “区立学校学区域一覧”. 杉並区 (2016年1月14日). 2017年12月26日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年10月28日閲覧。
外部リンク
編集※吉祥寺東町は線路脇の一点で僅かに接する。