朴健祐

韓国の野球選手 (1990-)

朴 健祐(パク・コンウ / パッコヌ、朝鮮語: 박건우1990年9月8日 - )は、大韓民国ソウル特別市出身のプロ野球選手外野手)。

朴 健祐(パク・コンウ)
Park Kun-Woo
NCダイノス #37
2017年WBC韓国代表の朴健祐
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身地 ソウル特別市
生年月日 (1990-09-08) 1990年9月8日(34歳)
身長
体重
184 cm
80 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 中堅手 右翼手
プロ入り 2009年 2次ドラフト2巡目
初出場 KBO / 2012年4月8日
年俸 9億ウォン(2023年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム 大韓民国の旗 大韓民国
五輪 2021年
WBC 2017年2023年
プレミア12 2019年
獲得メダル
大韓民国の旗 韓国
WBSCプレミア12
2019 野球
パク・コンウ
各種表記
ハングル 박건우
漢字 朴健祐
発音: パッコヌ
日本語読み: ぼく・けんゆう
英語表記: Park Kun-Woo
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経歴

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2009年に斗山ベアーズから指名され契約し、背番号は15になった。同年9月2日ハンファ・イーグルス戦でデビューし、初打席で内野安打を放った。その後に高永民のサヨナラ適時打で得点も記録した。

2010年は一軍出場がなく、シーズン終了後に兵役のため警察野球団と契約した。2012年に除隊されると、背番号を56に変更した。

2013年は開幕一軍を勝ち取るも打撃が低迷し、4月上旬に二軍に降格する。そして再び一軍に上がると、4月27日のNCダイノス戦で李星民からプロ初ホームランを記録した。

2014年金賢洙鄭秀彬閔炳憲などの活躍で一軍に定着出来ず、一軍と二軍を何度も行ったり来たりした。さらに二軍でも度重なる負傷に悩まされ、結局47試合出場で打率は1割台、11安打、3打点の成績だった。オフには再び背番号を変更し、37になった。

2015年は出場機会が増え、70試合出場で打率3割台、54安打、5本塁打、26打点だった。

2016年は金賢洙がFA権を行使してボルチモア・オリオールズへ移籍したため、出場機会が大幅に増加。6月16日に起亜タイガース戦で歴代20回目のサイクルヒットを達成した[1]

2017年は序盤戦に打撃が低迷するも後半になるにつれて復活し、打率3割6分6厘を記録するも、4厘差で金善彬に敗れて首位打者を逃した。しかし、斗山ベアーズ初の20本塁打20盗塁を記録した選手となった。

2018年は9月26日に金相洙からサヨナラ安打を、10月7日には尹錫珉からサヨナラ本塁打を打った。

2019年は上位打線として活躍し、2019 WBSCプレミア12 韓国代表金宰煥とともに抜擢された[2]

同年の韓国シリーズ2次戦では9回裏1アウト2塁で打席入りし、キウム・ヒーローズ韓賢熙からセンターにサヨナラタイムリーヒットを放った。

2019年のWBSCプレミア12では外野の控えや代打として6試合に出場。大会唯一の安打は16日の対日本戦で岸孝之から打ったものだった。さらにその後には金宰煥が続いた後に朴炳鎬のタイムリーで生還し得点も記録した。

2021年は開幕から打線の中軸として活躍。また東京オリンピック韓国代表メンバー発表の6月16日時点で失策がゼロだったこともあり、斗山の打者では許敬民と共に選ばれた[3]

2021年シーズン終了後初めてFAとなり、2021年12月14日、NCダイノスと2022年から2027年までの6年契約を結び移籍した[4]

プレースタイル・人物

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走攻守すべて揃った打者だが、技術に対してメンタルが弱いことが弱点になっている。

スピードが速く、盗塁も非常に上手い。また俊足を生かした守備で外野前に落ちる安打になるような打球も捕球する。

アマチュア時代に三塁手だったこともあり肩も強く、犠牲フライを阻止する送球を度々見せる。

ファンからも人気が高く、2019年度のレプリカユニフォーム売り上げ数はチーム1位を記録した[5]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2009 斗山 5 5 5 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .200 .200 .200 .400
2013 34 51 48 12 13 1 0 1 17 7 2 3 1 0 1 0 1 11 4 .271 .300 .354 .654
2014 47 66 61 7 11 4 1 0 17 3 1 0 1 0 4 0 0 13 0 .180 .231 .279 .510
2015 70 175 158 31 54 12 0 5 81 26 2 1 2 0 12 0 3 29 2 .342 .399 .513 .912
2016 132 540 484 95 162 36 4 20 266 83 17 6 4 5 38 0 9 86 9 .335 .390 .550 .940
2017 131 543 483 91 177 40 2 20 281 78 20 3 5 4 41 2 10 64 15 .366 .424 .582 1.006
2018 125 529 488 79 159 24 6 12 231 84 7 3 1 2 28 1 10 65 14 .326 .373 .473 .847
2019 127 537 458 83 146 27 5 10 213 64 12 3 1 11 60 0 7 57 23 .319 .397 .465 .863
2020 129 551 487 103 148 40 0 14 230 70 8 2 3 7 42 0 12 65 9 .304 .369 .472 .841
2021 126 525 458 82 149 31 0 6 202 63 13 0 0 6 50 2 11 72 16 .325 .400 .441 .841
2022 NC 111 463 408 52 137 18 1 10 187 81 3 3 0 3 44 1 8 82 10 .336 .408 .458 .867
2023 130 533 458 70 146 34 2 12 220 85 7 5 1 9 56 0 9 71 14 .319 .397 .480 .877
2024 89 362 323 58 111 23 1 13 175 53 4 0 0 2 33 3 4 54 7 .344 .409 .542 .951
通算:13年 1256 4880 4319 764 1414 290 24 123 2121 677 96 29 19 49 409 11 84 650 123 .327 .392 .491 .883
  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

WBCでの打撃成績

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2017 韓国 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000
2023 4 17 16 5 6 1 0 2 13 6 0 0 0 0 0 0 1 3 0 .375 .412 .813

WBSCプレミア12での打撃成績

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2019 韓国 6 6 5 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 2 0 .200 .333 .200

オリンピックでの打撃成績

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2021 韓国 6 8 8 2 2 0 0 0 2 1 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .250 .250 .250

代表歴

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背番号

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  • 15 (2009年 - 2010年)
  • 56 (2013年 - 2014年)
  • 37 (2015年 - )

脚注

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外部リンク

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