新谷正義
新谷 正義(しんたに まさよし、1975年3月8日 - )は、日本の政治家、医師。自由民主党所属の衆議院議員(5期)、同経済産業部会長。
新谷 正義 しんたに まさよし | |
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2021年10月5日撮影 | |
生年月日 | 1975年3月8日(49歳) |
出生地 | 広島県東広島市 |
出身校 |
帝京大学医学部卒業 東京大学経済学部経営学科卒業 |
前職 | 医療法人晴生会理事長 |
所属政党 | 自由民主党(茂木派) |
公式サイト | 衆議院議員 新谷正義 公式ホームページ |
選挙区 |
(比例北関東ブロック→) (比例中国ブロック→) (広島県第4区→) 比例中国ブロック |
当選回数 | 5回 |
在任期間 | 2012年12月21日[1] - 現職 |
衆議院厚生労働委員長、総務副大臣、厚生労働大臣政務官、自民党厚生関係団体委員長、厚生労働部会副部会長、国土交通部会副部会長、青年局次長、組織運動本部団体総局、運輸・交通関係団体委員会 副委員長を歴任。
来歴
編集広島県東広島市生まれ[2]あおい保育園に入園後、東広島市立川上小学校入学。その後、愛媛県松山市の愛光学園に入学し同高等学校を経て帝京大学医学部医学科を卒業。
2001年3月、国家試験に合格して医師として日本赤十字医療センターに入局し勤務。
2004年、東京大学経済学部の学士入学試験に合格。経済学の知識を学ぶ。その後、茨城県鹿嶋市に医療法人晴生会を設立。鹿嶋市や札幌市に病院を建設し病院長兼理事長として活動した[3]。
2012年、自由民主党が実施した参議院茨城県選挙区の公募に応募。最終審査まで残るも予備選で前茨城県副知事の上月良祐に敗れた。
同年12月、第46回衆議院議員総選挙に自民党から比例北関東ブロック単独で出馬。比例順位33位と下位ながら自民党大勝の余波を受け初当選。
2014年12月、第47回衆議院議員総選挙に自民党から比例中国ブロック単独20位で出馬し、再選。
2017年10月、第48回衆議院議員総選挙には、不祥事により自民党を離党した中川俊直に代わって、広島4区から出馬し3選[4][5]。
2018年10月、 第4次安倍改造内閣で厚生労働政務官に就任[6]。
2020年9月18日、菅義偉内閣で総務副大臣(担務は情報通信、放送行政、郵政行政、行政管理[7][8])に就任。
2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で広島4区から出馬し4選。
2024年10月27日、第50回衆議院議員総選挙に、小選挙区の区割り変更に伴い比例中国ブロック単独1位で出馬し、5選[9]。同年11月15日、自由民主党経済産業部会長に就任[10]。
政策
編集西日本豪雨への対応
編集- 2018年7月西日本豪雨を受けて、「地域の皆さんが復旧・復興に全力で取り組めるよう、生活なりわいが元通りになるよう、未来に希望が持てるようバックアップしていく」とし、特定非常災害と激甚災害の早期指定に取り組んだ[11]。
- 東広島市等の土石流発生被害に対して、新谷は防災対策では砂防ダムの整備などのハードと市民の防災意識のソフトを一体として取組むことが重要と東広島市の高垣広徳市長との対談で語っている[12]。
地域医療の再生
編集- 人口の高齢化に対して医療の需要が高まることに対して新谷は医師偏在の解消、地域医療や介護の確保に全力で取り組むとし「国民の安心安全な暮らしに欠かすことのできない地域医療はしっかりと守っていかなければなりません」と話している[13]。
- 2018年、「2040年を展望した社会保障・働き方改革本部」に政務官として参加。(1)多様な就労・社会参加の環境整備、(2)健康寿命の延伸、(3)医療・福祉サービス改革を挙げた[14]。
子育て支援
編集- 2019年10月に予定する障害福祉人材の処遇改善について「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム」に主査として議論を始め、従来は処遇改善の対象職種を福祉・介護職員に限定していたものを、看護職員や相談支援専門員など現在は対象外の職種にも充てられる柔軟な運用を認められるようにとの考えを発表した[15]。
- 待機児童問題では「認可外施設を利用せざるを得ない方がいる。施設が基準に適合するよう支援していく」と説明。幼児教育・保育無償化の対象施設で保育の質を確保する計画を立てている[16]。
新型コロナウイルス感染症対策
編集総務副大臣として
編集2021年に愛光高校の先輩にあたる谷脇康彦総務審議官らが絡む東北新社役職員による総務省幹部接待問題の発覚を受け、当初総務省内に立ち上げられた有識者による検証委員会でトップに就くと発表されたが[18][19]、その後第三者のみで委員会を構成することに変更された[20]。
人物・エピソード
編集主な所属団体・議員連盟
編集- 海洋国日本の災害医療の未来を考える議員連盟 副幹事
- 成育医療等基本法成立に向けた議員連盟 事務局総長
- 自民党国宝・重文を護る会 事務局次長
- 認知症医療の充実を推進する議員の会 事務局次長
- 医師養成の過程から医師偏在是正を求める議員連盟 幹事
- 自民党たばこ議員連盟[22]
- 自民党タクシー・ハイヤー議員連盟
- 自民党バス議員連盟
- 自治体病院議員連盟
- 町村の振興を考える会
- 外国人技能実習制度の活用を推進する議員連盟
- 海事振興議員連盟
- 行政書士制度推進議員連盟
- 原子爆弾被爆者救済を進める議員連盟
- 学校耐震化・設備等促進議員連盟
- 全国保育関係議員連盟
- 測量設計議員連盟
- トラック輸送振興議員連盟
- 賃貸住宅対策議員連盟
- 日本台湾経済文化交流を促進する若手議員の会
- 日本会議国会議員懇談会[23]
- 神道政治連盟国会議員懇談会[23]
- みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会[23]
- TPP交渉における国益を守り抜く会
- 医師国会議員の会
選挙歴
編集当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 第46回衆議院議員総選挙 | 2012年12月16日 | 37 | 比例北関東ブロック | 自由民主党 | ーー票 | ーー | 20 | / | 33/6 |
当 | 第47回衆議院議員総選挙 | 2014年12月14日 | 39 | 比例中国ブロック | 自由民主党 | ーー票 | ーー | 11 | / | 20/5 |
当 | 第48回衆議院議員総選挙 | 2017年10月22日 | 42 | 広島県第4区 | 自由民主党 | 6万4911票 | 43.64% | 1 | 1/6 | / |
当 | 第49回衆議院議員総選挙 | 2021年10月31日 | 46 | 広島県第4区 | 自由民主党 | 7万8253票 | 48.30% | 1 | 1/4 | / |
当 | 第50回衆議院議員総選挙 | 2024年10月27日 | 49 | 比例中国ブロック | 自由民主党 | ーー票 | ーー | 10 | / | 1/5 |
脚注
編集- ^ 平成24年(2012年)12月21日中央選挙管理会告示第37号(平成二十四年十二月十六日執行の衆議院比例代表選出議員の選挙における衆議院名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件)
- ^ “新谷正義君_衆議院”. www.shugiin.go.jp. 2019年11月12日閲覧。
- ^ “プロフィール - 衆議院議員 新谷正義 公式ホームページ”. www.shintani-m.jp. 2020年9月1日閲覧。
- ^ 中川俊直氏、出馬を断念 不倫問題で自民離党 - 朝日新聞デジタル 2017年10月1日
- ^ “広島-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2024年10月25日閲覧。
- ^ 産経新聞 (2018年10月4日). “第4次安倍改造内閣 副大臣25人、政務官27人の顔ぶれ”. 産経新聞:産経ニュース. 2024年10月25日閲覧。
- ^ “総務省|総務副大臣就任記者会見の概要(令和2年9月23日)”. 総務省. 2024年10月25日閲覧。
- ^ 2020年10月中央の動き 地方自治総合研究所
- ^ “衆院選【比例】新谷正義さん(自民・前)当選”. www.home-tv.co.jp (2024年10月27日). 2024年11月29日閲覧。
- ^ “自由民主党 役員 | 議員”. 自由民主党. 2024年11月29日閲覧。
- ^ “特別対談 被災地・東広島 復旧・復興への道”. www.jimo2.jp. 2020年6月23日閲覧。
- ^ 2018年8月9日the weekly pressnet
- ^ “政策 - 衆議院議員 新谷正義 公式ホームページ”. www.shintani-m.jp. 2019年11月12日閲覧。
- ^ “東薬工・樋口会長 イノベーションの適切な評価迫る 「生命・健康向上に貢献する根幹的産業でありたい」 | ニュース | ミクスOnline”. www.mixonline.jp. 2019年11月12日閲覧。
- ^ “介護職員の処遇改善加算 ベテランに重点配分へ |福祉新聞”. 福祉新聞. 2019年11月12日閲覧。
- ^ “悪質保育業者は排除/田村智子議員 無償化の課題指摘”. www.jcp.or.jp. 2019年11月12日閲覧。
- ^ “コロナ対策”. プレスネット. (2020年3月26日)
- ^ kk_newswatcher (2021年3月9日). “菅首相の周辺人脈に多い「愛光学園」OBたち。谷脇氏の検証委員会も後輩が担当”. 日刊SPA!. 2024年10月25日閲覧。
- ^ “総務省|武田総務大臣閣議後記者会見の概要(令和3年2月26日)”. 総務省. 2024年10月25日閲覧。
- ^ “接待問題の検証委、すべて第三者で構成 総務相”. 日本経済新聞 (2021年3月12日). 2024年10月25日閲覧。
- ^ a b “プロフィール - 衆議院議員 新谷正義 公式ホームページ”. www.shintani-m.jp. 2020年9月1日閲覧。
- ^ “2021年7月号_7面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2021年6月25日) 2021年7月11日閲覧。
- ^ a b c 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- 新谷正義 (shintani.officialpage) - Facebook
- 新谷正義 (@Shintani_dr) - X(旧Twitter)
- 新谷正義 (@office_shintani) - Instagram
- 新谷正義 - YouTubeチャンネル
公職 | ||
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先代 長谷川岳 寺田稔 |
総務副大臣 熊田裕通と共同 2020年 -2021年 |
次代 田畑裕明 中西祐介 |
先代 田畑裕明 大沼瑞穂 |
厚生労働大臣政務官 上野宏史と共同 2018年 - 2019年 |
次代 自見英子 小島敏文 |
議会 | ||
先代 田畑裕明 |
衆議院厚生労働委員長 2024年 |
次代 藤丸敏 |