山﨑一輝
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山﨑 一輝(やまざき いっき、1972年〈昭和47年〉12月12日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の元東京都議会議員(4期)。父親は元江東区長の山﨑孝明。
山﨑 一輝 やまざき いっき | |
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生年月日 | 1972年12月12日(52歳) |
出生地 | 東京都江東区 |
出身校 | 東海大学体育学部体育学科中退 |
前職 | 山﨑孝明江東区長秘書 |
所属政党 | 自由民主党 |
親族 | 父・山﨑孝明(元江東区長) |
公式サイト | 山﨑一輝(やまざきいっき)公式サイト |
選挙区 | 江東区選挙区 |
当選回数 | 4回 |
在任期間 | 2009年 - 2023年4月16日[1] |
経歴
編集東京都江東区出身。江東区立第四砂町小学校、江東区立第二南砂中学校、東海大学付属浦安高等学校、東海大学体育学部体育学科中退後、会社員、東京都議会議員秘書、父親の山﨑孝明江東区長の秘書を経て、2009年に東京都議会議員に初当選。東京都議会においては、財政委員会委員長、豊洲市場移転問題特別委員会委員長を歴任。
自民党においては、江東総支部青年部長、都連青年部長を経験。東京都議会自由民主党においては、副幹事長、副政調会長、副総務会長を経て、政調会長代行。
ゴルフ場私物化問題
編集2023年3月23日、「日本一予約が取りにくい」とされる都立ゴルフ場「若洲リンクス」(江東区)をめぐって、父親の山﨑孝明江東区長(当時)ともども、「別枠」で頻繁に特別優先利用している「私物化」の疑惑が『文春オンライン』により報じられる。
取材に対して、一輝は、記事の事実の一部を否定しつつ、少なくとも年7回、9回のプレーをしていることを自ら認めた[2]。
2023年江東区長選挙
編集2023年3月27日、任期満了に伴う江東区長選挙へ5選出馬を表明していた父の山﨑孝明は病院に救急搬送され入院。入院先から電話で、一輝に「区長選には出られない」と伝えた。同日に開かれた孝明の支援者向けの決起集会で、一輝は、孝明が健康上の理由で区長選への立候補を取りやめることを明かした[3][4]。翌28日、自民党の江東区議会議員は全員一致で、一輝に区長選へ立候補を要請すると決めた[4]。4月12日、孝明が膀胱がんによる急性腎不全のため死去[5]。同日、一輝は正式に出馬表明をした[6][7][8][9][10]、区長選挙の立候補届出に伴い、告示日となる同月16日付で公職選挙法の規定に基づき、都議会議員を退職(自動失職)となった[11]。
同年4月23日、投票。4月24日、開票。前自民党衆議院議員の木村弥生が初当選し、一輝は次点で落選した[12][13]。
区長選以降
編集その後、木村が公職選挙法違反疑惑に伴う引責により、任期始期から約半年後の2023年10月26日に辞職願を提出(同年11月15日付で辞職)したことに伴い、同年10月31日に江東区選挙管理委員会は木村の辞職に伴う区長選挙の日程を『12月3日告示・10日投開票』と決定した[14]。同年11月17日、山﨑は報道陣の取材に応じ、自身の出馬を否定し、女性の都庁関係者を擁立する方針を明らかにした[15]。同日、東京都は都政策企画局政策担当部長の大久保朋果の11月20日付の退職を発表。大久保が自民党の支援を受けて立候補する方向で最終調整していることが明らかとなった[16]。選挙の結果、自民党などの推薦を受けた大久保が初当選した[17]。
その後、自身の退職によって生じた欠員を補充する、2024年7月7日執行の東京都議会議員江東区補欠選挙に自民党公認で立候補した[注釈 1]が、前述の大久保が当選した江東区長選に立候補していた元江東区議会議員で無所属(自由を守る会推薦)の三戸安弥に約1万2000票差で敗れ2位で落選し、この補選で都議に復帰できなかった[18]。
出演
編集TV
編集- 『ドキュメント72時間』
- 「眠らないパン屋 聖夜の贈り物」(2018年1月19日付)[19]
脚注
編集注釈
編集- ^ 補欠選挙の要因を作った当事者であるが、国政選挙と異なり当該の補欠選挙に立候補は可能である(公職選挙法第87条の2の対象外となる)。
出典
編集- ^ “過去のトピックス”. 東京都議会. 2024年5月30日閲覧。
- ^ "《内部資料入手》都立ゴルフ場「若洲リンクス」江東区長・東京都議親子の"私物化"疑惑". 文春オンライン. 文藝春秋社. 23 March 2023. 2023年3月30日閲覧。
- ^ 井上真典、松尾博史 (2023年3月28日). “江東区の山崎孝明区長が引退意向 体調悪化、27日に救急搬送 自民支部は長男擁立を調整”. 東京新聞. 2023年5月8日閲覧。
- ^ a b 野田枝里子 本多由佳 (2023年3月29日). “79歳の江東区長、健康理由に引退へ 自民、都議の長男に出馬要請”. 朝日新聞. 2023年5月8日閲覧。
- ^ 山崎孝明・江東区長が死去、79歳…体調を崩し先月引退を表明,読売新聞,2023年4月12日
- ^ “自民・山崎都議が出馬表明 江東区長選”. 東京新聞. (2023年4月13日) 2023年4月13日閲覧。
- ^ “”区長のドン”がまさかの引退!本誌が報じていた山崎江東区長の「若洲ゴルフリンクス優先利用」疑惑”. FRYDAY DIGITAL (2023年3月28日). 2023年3月30日閲覧。
- ^ “「区の財産の私物化」疑惑の山崎区長が引退…息子が区長選挙に出馬表明も区民の間で広がる「黒い噂」”. FRYDAY DIGITAL (2023年4月11日). 2023年4月17日閲覧。
- ^ “「区長のドン」死去…息子が江東区長選に出馬表明も「中学生でも読めるような漢字を読み間違う」”. FRYDAY DIGITAL (2023年4月16日). 2023年4月17日閲覧。
- ^ "自民・山崎都議と黒崎さん出馬表明 江東区長選". 東京新聞 TOKYO web. 中日新聞社. 13 April 2023. 2023年4月13日閲覧。
- ^ 第21期 東京都議会議会運営委員会速記録第二十一号 - 東京都議会
- ^ 野田枝里子、小林恵士 (2023年5月2日). “「自民分裂」だった江東区長選 制した新顔と衆院議員の握手の意味”. 朝日新聞. 2023年5月8日閲覧。
- ^ 東京・江東区長選、新人4氏が届け出 - 産経ニュース 2023年4月16日
- ^ “東京 江東区長選挙 12月3日告示 10日投票で実施決定”. NHKニュース. (2023年10月31日) 2023年10月31日閲覧。
- ^ 井上真典 (2023年11月18日). “4月落選の山崎氏 江東区長選不出馬 立候補説明会に10陣営”. 東京新聞. 2023年11月18日閲覧。
- ^ “江東区長選、東京都部長が立候補へ 自公都ファが支援検討”. 朝日新聞 (2023年11月18日). 2023年11月18日閲覧。
- ^ “江東区長選、元都部長の大久保朋果氏初当選 「政治の信頼回復」焦点”. 朝日新聞. (2023年12月10日) 2024年5月28日閲覧。
- ^ 江東区|東京都議会議員補欠選挙2024 立候補者紹介・選挙速報(7月7日投票) - NHK選挙WEB
- ^ 「ドキュメント72時間「眠らないパン屋 聖夜の贈り物」」
外部リンク
編集- やまざき一輝 公式サイト
- 山﨑一輝 (YAMAZAKI.ikki) - Facebook
- 山﨑一輝 (@yamazaki_ikki) - X(旧Twitter)
- 山﨑一輝 (@ikki.yamazaki) - Instagram