宗佐駅
かつて兵庫県加古川市にあった三木鉄道の駅
宗佐駅(そうさえき)は、兵庫県加古川市八幡町宗佐にあった三木鉄道三木線の駅(廃駅)である。三木線が三木鉄道へ転換されてから開業した簡便な駅となっている。
宗佐駅 | |
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駅全体(2006年3月) | |
そうさ Sousa | |
◄国包 (0.5 km) (0.5 km) 下石野► | |
所在地 | 兵庫県加古川市八幡町宗佐1385 |
所属事業者 | 三木鉄道 |
所属路線 | 三木線 |
キロ程 | 1.5 km(厄神起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1986年(昭和61年)4月1日[1] |
廃止年月日 | 2008年(平成20年)4月1日 |
備考 | 路線廃止により廃駅 |
歴史
編集このあたりの線路は1916年(大正5年)11月22日に開通しているが、当初この駅は設置されていなかった。線路は当初播州鉄道のものであったが播丹鉄道、国鉄を経て三木鉄道に移管され、その後の1986年(昭和61年)に下石野駅、西這田駅、高木駅とともに当駅が開業した。
年表
編集駅構造
編集単式ホーム1面1線のみをもつ地上駅。ほぼ東西に走る線路の北側に、簡単なホームを添えただけのつくりとなっていた。
開業以来廃駅まで無人駅で、駅舎はなくホームの上に短い上屋があるのみであった。
ホームの下石野方からは脇へ坂が下りており駅から外部へはこれを使う。駅の下石野方には宗佐踏切があったので、駅から線路を越えて南側に行くことができた。その他、ホーム上には公衆電話が設置されていた。
駅周辺
編集駅の東側には南北に細長く宗佐の集落が開けているが、西側は田園地帯である。駅の南200メートルほどのところを三木鉄道にほぼ並行する形で兵庫県道20号加古川三田線が走っており、また駅の東200メートルほどのところを兵庫県道84号宗佐土山線が走っている。
当駅と次の下石野駅の間はわずか500メートルほどの距離であるが、加古川市と三木市の境を越える。間には小さな山が横たわっているため三木線の線路は切り通しの中を進んでいる。
- 宗佐厄神八幡神社 - 兵庫県道84号線沿いに南へ1キロメートルほど。
バス路線
編集「北宗佐」停留所が最寄りで、神姫バスが発着していた。
廃止後は「宗佐中」停留所を三木鉄道代替バス(神姫バスが運行)が経由している。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、243頁。ISBN 978-4-533-02980-6。