宇野駅

岡山県玉野市にある西日本旅客鉄道の駅

宇野駅(うのえき)は、岡山県玉野市築港一丁目にある西日本旅客鉄道(JR西日本)宇野線(宇野みなと線)ので、同線の終着駅である。駅番号はJR-L15

宇野駅
駅舎とロータリー(2016年3月)
うの
Uno
JR-L14 備前田井 (2.5 km)
地図
所在地 岡山県玉野市築港一丁目1番1号
北緯34度29分40.21秒 東経133度57分13.96秒 / 北緯34.4945028度 東経133.9538778度 / 34.4945028; 133.9538778座標: 北緯34度29分40.21秒 東経133度57分13.96秒 / 北緯34.4945028度 東経133.9538778度 / 34.4945028; 133.9538778
駅番号 JR-L15
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 宇野線(宇野みなと線)
キロ程 32.8 km(岡山起点)
茶屋町から17.9 km
電報略号 ウノ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
990人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1910年明治43年)6月12日[1]
備考
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宇野駅
うの
Uno
所属事業者 四国旅客鉄道(JR四国)
開業年月日 1910年(明治43年)6月12日
廃止年月日 1991年平成3年)3月16日*
乗入路線
所属路線 宇高航路宇高連絡船
キロ程 0.0 km(宇野起点)
(18.0 km) 高松
備考 *連絡船自体は1988年昭和63年)4月10日廃止。
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宇野駅
うの
Uno
所属事業者 玉野市
開業年月日 1953年昭和28年)4月5日*
廃止年月日 1972年(昭和47年)4月1日
乗入路線
所属路線 玉野市営電気鉄道(玉野市電)
キロ程 0.0 km(宇野起点)
(0.7 km) 広潟
備考 *備南電気鉄道により開業
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概要

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かつては、四国への移動手段であった宇高連絡船との接続駅として東京・大阪方面からの優等列車貨物列車が入線して賑わい、構内には側線機回し線、引込み線などが幾本もある広大な駅であった。しかし1988年(昭和63年)に瀬戸大橋の開通で四国との連絡口としての使命を終え、1991年(平成3年)には宇高航路で残っていた高速艇も廃止になり、1994年(平成6年)12月3日に旧駅舎(鉄筋コンクリート2階建)の北側へ新築された現行駅舎へ移転し(この時までにホームがかさ上げされた)、翌年から始まった旧駅舎の解体をはじめとした駅前広場の再開発により、その名残もほぼなくなった。なお、当駅には普通列車のみが発着するが、観光列車「La Malle de Bois」(ラ・マル・ド・ボァ)の運行が設定される日もある(※2022年7月現在)。

歴史

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アート化される前の駅舎(2015年5月)

2004年8月台風での冠水

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2004年(平成16年)8月30日に中国地方に上陸した台風16号の影響で瀬戸内海沿岸は予想以上の高潮が発生し、岡山県南部でも各所で浸水による被害があった。宇野駅周辺も冠水し翌朝始発列車の為に駅構内(ホーム)へ停泊していた岡山電車区所属の105系F8編成(2両)と、115系D18編成(3両)の2本の電車も床下浸水の被害を受け電気部品・回路の故障により自走不能に陥り、駅構内の電気・信号設備も冠水、駅事務所でもマルスなどの機器類が被災し、当日は始発からダイヤが大きく乱れ、各種乗車券・特急券など切符類の発券などをはじめとした駅事務にも支障をきたした。

当時、岡山電車区では105系は新和歌山車両センター(当時)へ転出する編成があり、115系は短編成化・リニューアル工事、213系もワンマン化改造のために入場している編成が多く、予備車が極端に不足していたために、たまたま岡山電車区に留置されていた網干総合車両所所属の223系J1編成(6両)を急遽宇野線の運用に投入した。

駅構造

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両開きの線路配置で、6両対応の島式ホーム1面2線を持つ地上駅[9]。ホームは頭端式だが、先端の30mほどは切り欠きとなっており[14](切り欠き部には線路はない)、2番線の方が有効長が長くなっている。出入口(改札)はホームの南側に1か所。ほか、列車留置用の側線が2本ある。

直営駅児島駅の被管理駅)であり、駅舎内にはかつてみどりの窓口エクスプレス予約e5489対応)、売店キヨスク)があった。現在では、みどりの券売機プラス、近距離乗車券自動券売機オレンジカード対応)、玉野市観光案内所、駅スタンプコインロッカーなどがある。ICOCAは2019年3月より改札、自動券売機ともに対応された。

駅構内に乗務員宿泊施設がある。

移転前の駅は、今の駅前広場の位置に駅舎、小型船乗り場の位置に連絡船桟橋(バース跡が一部保存されている)、並行する道路の位置に列車ホーム、道路の海側突き当りの位置にホーバークラフトのりばがあった。駅敷地の三方向が海に囲まれていたが、後に周りが埋め立て拡張された。

のりば

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のりば 路線 行先
1・2   宇野みなと線 岡山方面[14]
  • 上記の路線名は旅客案内上の呼称(愛称)で表記している。日中は主に2番のりばからワンマン列車が発車する。

利用状況

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1日の平均乗車人員は以下の通りである[15]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 1,478
2000 1,506
2001 1,523
2002 1,457
2003 1,409
2004 1,388
2005 1,345
2006 1,272
2007 1,239
2008 1,203
2009 1,151
2010 1,198
2011 1,175
2012 1,175
2013 1,247
2014 1,188
2015 1,247
2016 1,290
2017 1,246
2018 1,233
2019 1,309
2020 974
2021 990

駅周辺

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駅前には、バス・タクシー乗り場、駐車場などがある。

公共施設など

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  • 玉野市観光案内所 - JR宇野駅構内。
  • 玉野警察署宇野駅前交番 - 駅舎西隣に隣接
  • 玉野産業振興ビル - 駅正面南側。
    • 玉野商工会議所
    • 玉野市観光協会
    • 宇野港湾事務所
  • 玉野港湾合同庁舎
  • 玉野公共職業安定所
  • 岡山県玉野警察署
  • 玉野市役所

医療機関

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教育機関

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交通機関

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金融機関・郵便局

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各種施設など

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  • 宇野港銀座商店街
  • 宇野港土地ビル
  • ショッピングモールメルカ
    • 玉野市立図書館
    • 玉野市立中央公民館
  • 玉野市文化会館 バウハウス
  • 駅東創庫&MinatoGallery(ギャラリー
  • Gallery サンコア(現代アートギャラリー)
  • 玉野とんぼ玉クラブ、アート工房るんるん島
  • 瀬戸内温泉たまの湯
  • UNO HOTEL
  • 玉野競輪場
  • KEIRINHOTEL10

道路

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バス路線

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のりば 運行事業者 行先 備考
1 両備バス
 
2 0A1(537):岡山駅  
3
  • 505:特急:玉野市役所前・玉橋・渋川(ダイヤモンド瀬戸内マリンホテル)・おもちゃ王国
  • 533:普通:玉野市役所前
  • 534541:普通:渋川三丁目
  • 542:普通:王子ヶ岳登山口
  • 「特急」のおもちゃ王国行きは土日祝のみ運行
  • 「542」は終点でJR児島駅行の下電バスと連絡
下電バス 87児島駅 土日祝日1往復のみ運行の直通便
4 両備バス
玉野競輪場行無料バスは開催日のみ運行
シーバス
(玉野市コミュニティバス)
  • 502:大型シーバス線:玉野市民病院入口
  • 0A1(501):大型シーバス線:上山坂・岡山駅
  • 0A1(502):大型シーバス線:鉾立・岡山駅
  • 中型シーバス線:すこやかセンター
  • 中型シーバス線:天王谷川公園
  • 中型シーバス線:深山公園道の駅・東児市民センター
  • 中型シーバス線:深山公園道の駅・荘内小学校
  • 小型シーバス線:玉野三井病院・日比市民センター
  • 小型シーバス線:八浜市民センター・東児市民センター
  • 玉原荘内線:天王谷川公園・横田口
  • 「中型シーバス線」の天王谷川公園行き・荘内小学校行き、「502」「0A1(501)」「小型シーバス線」「玉原荘内線」は平日のみ運行
  • 「0A1(501)」のシーバス区間は上山坂まで(上山坂を越える場合は通常運賃)
  • 「0A1(502)」のシーバス区間は鉾立まで(鉾立を越える場合は通常運賃)
  • 「小型シーバス線」はハイエースで運行
下電バス 児島競艇場(児島ボート)無料バス 開催日のみ運行

その他

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  • 本四備讃線瀬戸大橋線)の橋上部分(児島駅 - 宇多津駅)に強風などで運行規制がかかった場合には、宇野港 - 高松港のフェリー代行となり、その接続のため岡山駅 - 宇野駅に臨時列車が運転されていた。

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
  宇野みなと線(宇野線)
備前田井駅 (JR-L14) - 宇野駅 (JR-L15)

かつて存在した路線

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日本国有鉄道(国鉄)→ 四国旅客鉄道(JR四国)
宇高航路(宇高連絡船)
宇野駅 - 高松駅
玉野市営電気鉄道
宇野駅 - 広潟駅

脚注

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  1. ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、259頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b c d 日本鉄道旅行地図帳 11号 p. 30
  3. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、100頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  4. ^ a b c 日本鉄道旅行地図帳 11号 p. 31
  5. ^ 「宇野駅の新ホーム使用開始」『交通新聞』交通協力会、1960年7月7日、2面。
  6. ^ 「四支社で新ダイヤ発表」『交通新聞』交通協力会、1960年9月14日、2面。
  7. ^ 「笠上げ工事急ピッチ」『交通新聞』交通協力会、1960年9月17日、2面。
  8. ^ 「「通報」橋はかりの廃止について(貨物局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1982年11月19日、1面。
  9. ^ a b c 「JR宇野駅が新装」『交通新聞』交通新聞社、1994年12月9日、1面。
  10. ^ 瀬戸内国際芸術祭 作品 JR宇野みなと線アートプロジェクト”. 瀬戸内国際芸術祭. 瀬戸内国際芸術祭. 2022年7月11日閲覧。
  11. ^ 半日で!!宇野港アート満喫コース”. 瀬戸内 玉野 観光ガイド. 玉野市. 2022年7月11日閲覧。
  12. ^ a b 宇野駅 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2018年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月23日閲覧。
  13. ^ a b 「みどりの券売機プラス」設置駅拡大のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道岡山支社、2018年12月21日。オリジナルの2019年1月7日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190107113020/http://www.westjr.co.jp/life/region/pdf/okayama/20181221.pdf2020年12月23日閲覧 
  14. ^ a b 宇野駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年3月26日閲覧。
  15. ^ 岡山県統計年報”. 岡山県. 2023年3月29日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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