名古屋能楽堂(なごやのうがくどう)は、愛知県名古屋市中区三の丸一丁目の名古屋城正門前にある能楽堂

名古屋能楽堂
Nagoya Noh Theater
名古屋能楽堂・外観(2006年
地図
情報
正式名称 名古屋能楽堂
完成 1997年3月
開館 1997年4月3日
客席数 630席
延床面積 5,671m²
用途 劇場
運営 公益財団法人名古屋市文化振興財団
所在地 460-0001
愛知県名古屋市中区三の丸1-1-1
位置 北緯35度10分56.68秒 東経136度53分47.23秒 / 北緯35.1824111度 東経136.8964528度 / 35.1824111; 136.8964528 (名古屋能楽堂)座標: 北緯35度10分56.68秒 東経136度53分47.23秒 / 北緯35.1824111度 東経136.8964528度 / 35.1824111; 136.8964528 (名古屋能楽堂)
最寄駅 名古屋市営地下鉄鶴舞線浅間町駅」下車徒歩10分
名古屋市営地下鉄名城線名古屋城駅」下車徒歩12分
最寄バス停 名古屋市営バス「名古屋城正門前」下車1分
最寄IC 名古屋高速都心環状線丸の内出口」下車
外部リンク 公式サイト
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歴史

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1997年平成9年)4月、狂言などの伝統芸能の振興と文化交流の推進を目的として開館した。総木曾檜造りの能舞台と、演能の解説を(日本語もしくは英語で)聞く事が出来るイヤホンガイド設備を備えた、630席の見所(地方自治体の能楽堂では最大)を持つほか、資料やビデオで能楽を紹介する展示室も備える。

年間10回程度の定例公演以外にも、毎月多くの団体によって能・狂言の公演などが行なわれている。また、将棋タイトル戦王位戦)の対局にも用いられている。

1997年(平成9年)度の第5回愛知まちなみ建築賞を受賞している[1]

施設

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舞台の鏡板は若松図(作・杉本健吉)と老松図(作・松野秀世)の2つがあり、1年毎に入れ替えられる。1997年(平成9年)の能楽堂の完成時に杉本が描き寄贈した絵が狩野派以来の伝統的な老松ではなく若松であったことから物議を醸したが、有志による「名古屋能楽堂に老松の鏡板を寄贈する会」が松野に委嘱して制作した古典的老松の絵と杉本の若松の絵とを1998年(平成10年)4月から1年交替で架け替えることで落着した[2]

  • 舞台(固定席630席(車椅子スペース5席含む)[3]
  • 展示室[3]
  • 研修会議室(定員120)[3]
  • 稽古室(本舞台と同規模の舞台を完備)[3]
  • 楽屋:6室

名古屋能楽堂内には料亭「大森」(1948年昭和23年)に西区の浄心交差点にあった公設市場の天ぷら店が発祥)があったが、2021年令和3年)3月31日に閉店した[4]

建築概要

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第5回愛知まちなみ建築賞を参照[1]

  • 設計:名古屋市建築局、大江宏建築事務所
  • 施工:清水・間・永楽特別企業体
  • 建築主:名古屋市
  • 構造:RC造一部S造
  • 階数:地下1階、地上1階
  • 敷地面積:21,972.87m2
  • 建築面積:4,554.25m2
  • 延床面積:5,610.62m2
  • 竣工:1997年(平成9年)3月

インフォメーション

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  • 見学時間:午前9時〜午後5時(展示室・見学無料)
  • 受付時間:午前9時〜午後5時
  • 休館日:年末年始(12月29日〜1月1日)

交通アクセス・駐車場

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アクセス

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駐車場

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  • 名古屋城正門駐車場(普通車:319台)
    • 午前8時45分〜午後9時まで:30分180円
  • 名古屋城東門駐車場(普通車:202台)
    • 午前8時30分〜午後6時30分まで:30分180円

所在地

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  • 〒460-0001:愛知県名古屋市中区三の丸一丁目1番1号

脚注

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  1. ^ a b 第5回愛知まちなみ建築賞 | 愛知県公園緑地課
  2. ^ 西野春雄能界展望(平成九年)」『能楽研究 : 能楽研究所紀要』第23巻、野上記念法政大学能楽研究所、1999年3月30日、197 - 210頁、doi:10.15002/00020526ISSN 03899616 
  3. ^ a b c d 事務事業評価票”. 名古屋市. p. 9. 2024年10月12日閲覧。
  4. ^ “おもてなし73年の歴史に幕 名古屋能楽堂の料亭「大森」が閉店”. 中日新聞Web. (2021年4月1日). https://www.chunichi.co.jp/article/228566 2022年9月20日閲覧。 

外部リンク

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