千歳船橋駅
千歳船橋駅(ちとせふなばしえき)は、東京都世田谷区船橋一丁目にある、小田急電鉄小田原線の駅である。駅番号はOH 12。
千歳船橋駅 | |
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北口(2011年4月) | |
ちとせふなばし Chitose-Funabashi | |
◄OH 11 経堂 (1.2 km) (1.4 km) 祖師ヶ谷大蔵 OH 13► | |
所在地 | 東京都世田谷区船橋一丁目1-5 |
駅番号 | OH12 |
所属事業者 | 小田急電鉄 |
所属路線 | ■小田原線 |
キロ程 | 9.2 km(新宿起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線* |
乗降人員 -統計年度- |
[小田急 1]54,215人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)4月1日 |
備考 | *通過線2線含む |
千歳船橋駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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|
歴史
編集年表
編集- 1927年(昭和2年)4月1日:開設[1]。
- 1937年(昭和12年)9月1日:片瀬江ノ島駅行「直通」の停車駅となる(小田原方面行「直通」は通過)。
- 1948年(昭和23年)9月:「準急」新設、停車駅となる。
- 1998年(平成10年)4月16日:高架複々線化事業に伴う駅舎外観デザイン決定[2]。
- 2001年(平成13年)10月28日:下り線高架化[3][4]。
- 2002年(平成14年)7月28日:上り線高架化(仮設ホームで営業)[3][4][5]。
- 2003年(平成15年)12月14日:上り線ホームを本設ホームへ移設[4]。
- 2004年(平成16年)
- 2014年(平成26年)1月:OH 12の駅ナンバリング導入、使用開始[7]。
- 2016年(平成28年)3月26日:区間準急廃止、再度各停のみ停車となる[8]。
- 2018年(平成30年)3月17日:準急の停車駅となり、同時に東京メトロ千代田線直通列車(準急および全区間各停)停車開始[9]。
- 2019年(令和元年)11月24日:「知床旅情」の接近メロディが使用開始[10]。
駅名の由来
編集元々は駅所在地付近が湿地帯であったため「船橋」を架けて交通の便を図ったことにより、船橋村と名付けられた。その後「千歳村」への合併を経て世田谷区船橋となったことによる(船橋 (世田谷区)#地名の由来も参照)。
駅構造
編集間に通過線(急行線)を挟んだ相対式ホーム2面4線を有する高架駅。ホーム有効長は10両分であるが、2012年(平成24年)3月ダイヤ改正まで上りホームは10両での定期列車が停車せず、後ろ2両分は立入禁止となっていた。
のりば
編集ホーム | 路線 | 方向 | 軌道 | 行先[11] |
---|---|---|---|---|
1 | 小田原線 | 下り | 緩行線 | 小田原・片瀬江ノ島方面 |
通過線 | □小田原線 | 下り | 急行線 | (下り列車通過) |
通過線 | 上り | (上り列車通過) | ||
2 | 小田原線 | 上り | 緩行線 | 新宿・ 千代田線方面 |
※下り東北沢駅 - 登戸駅間、上り向ヶ丘遊園駅 - 東北沢間急行線・緩行線は原則として以下の通りに使い分けられている。
- 〔急行線〕
- □特急ロマンスカー・■快速急行・□通勤急行・■急行が使用する。成城学園前駅 - 当駅 - 経堂駅間のみ□通勤準急も使用する。
- 〔緩行線〕
- ■準急・■各停が使用する。□通勤準急も上記以外の区間で使用する。
- 但し、千代田線直通上り■急行は、経堂駅以東で緩行線を使用する。
駅改札内設備
編集改札口は1F、ホームは2Fにある。待合室は各ホーム中程に設置されている。トイレは改札を入った正面にあり、多機能トイレを併設している。エレベーターとエスカレーターは改札内コンコースとホーム間を連絡する。
2013年度(平成25年度)設備投資計画で行先案内表示器新設が盛り込まれ[12]、同年12月7日より使用開始した[要出典]。
駅構内店舗
編集駅構内の店舗は全て1Fにあり、セブン-イレブン(旧・Odakyu SHOP)とドンクエディテ(旧・HOKUO)が改札外のみ、ドトールコーヒーが改札内外双方より利用可能。
利用状況
編集2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は54,215人である[小田急 1](小田急線全70駅中19位)。
2018年(平成30年)3月17日ダイヤ改正で当駅と祖師ヶ谷大蔵駅、狛江駅が準急の停車駅となったため、現在は各停と準急のみが停車する駅の中では最も多い。各停の停車駅であった当時、2015年度(平成27年度)に準急停車駅の小田急相模原駅を上回った。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[14] |
1日平均 乗車人員[15] |
出典 |
---|---|---|---|
1956年(昭和31年) | 9,582 | [* 1] | |
1957年(昭和32年) | 8,269 | [* 2] | |
1958年(昭和33年) | 11,298 | [* 3] | |
1959年(昭和34年) | 12,533 | [* 4] | |
1960年(昭和35年) | 26,906 | 13,364 | [* 5] |
1961年(昭和36年) | 28,187 | 14,319 | [* 6] |
1962年(昭和37年) | 30,438 | 15,497 | [* 7] |
1963年(昭和38年) | 33,804 | 16,906 | [* 8] |
1964年(昭和39年) | 36,023 | 17,949 | [* 9] |
1965年(昭和40年) | 36,887 | 18,468 | [* 10] |
1966年(昭和41年) | 38,213 | 19,205 | [* 11] |
1967年(昭和42年) | 38,962 | 19,608 | [* 12] |
1968年(昭和43年) | 39,574 | 19,916 | [* 13] |
1969年(昭和44年) | 40,702 | 20,474 | [* 14] |
1970年(昭和45年) | 40,878 | 20,964 | [* 15] |
1971年(昭和46年) | 42,123 | 21,471 | [* 16] |
1972年(昭和47年) | 45,640 | 23,493 | [* 17] |
1973年(昭和48年) | 47,368 | 24,265 | [* 18] |
1974年(昭和49年) | 49,488 | 25,245 | [* 19] |
1975年(昭和50年) | 50,026 | 25,332 | [* 20] |
1976年(昭和51年) | 50,087 | 25,405 | [* 21] |
1977年(昭和52年) | 49,684 | 25,090 | [* 22] |
1978年(昭和53年) | 49,304 | 25,176 | [* 23] |
1979年(昭和54年) | 48,639 | 24,718 | [* 24] |
1980年(昭和55年) | 48,127 | 24,733 | [* 25] |
1981年(昭和56年) | 49,452 | 25,018 | [* 26] |
1982年(昭和57年) | 49,234 | 24,920 | [* 27] |
1983年(昭和58年) | 48,842 | 24,703 | [* 28] |
1984年(昭和59年) | 49,751 | 25,047 | [* 29] |
1985年(昭和60年) | 50,315 | 25,668 | [* 30] |
1986年(昭和61年) | 51,592 | 26,374 | [* 31] |
1987年(昭和62年) | 51,801 | 26,430 | [* 32] |
1988年(昭和63年) | 52,318 | 26,790 | [* 33] |
1989年(平成元年) | 52,073 | 26,589 | [* 34] |
1990年(平成 | 2年)52,677 | 26,886 | [* 35] |
1991年(平成 | 3年)53,322 | 27,138 | [* 36] |
1992年(平成 | 4年)52,526 | 26,696 | [* 37] |
1993年(平成 | 5年)51,473 | 26,011 | [* 38] |
1994年(平成 | 6年)50,533 | 25,414 | [* 39] |
1995年(平成 | 7年)49,600 | 25,002 | [* 40] |
1996年(平成 | 8年)49,297 | 24,847 | [* 41] |
1997年(平成 | 9年)47,464 | 24,350 | [* 42] |
1998年(平成10年) | 47,341 | 24,244 | [* 43] |
1999年(平成11年) | 46,674 | 24,074 | [* 44] |
2000年(平成12年) | 47,009 | 24,178 | [* 45] |
2001年(平成13年) | 46,751 | 23,907 | [* 46] |
2002年(平成14年) | 46,738 | 23,925 | [* 47] |
2003年(平成15年) | 46,764 | 23,937 | [* 48] |
2004年(平成16年) | 46,724 | 23,818 | [* 49] |
2005年(平成17年) | 47,256 | 24,121 | [* 50] |
2006年(平成18年) | 48,970 | 24,969 | [* 51] |
2007年(平成19年) | 50,966 | 26,000 | [* 52] |
2008年(平成20年) | 51,531 | 26,189 | [* 53] |
2009年(平成21年) | 51,516 | 26,158 | [* 54] |
2010年(平成22年) | 51,663 | 26,201 | [* 55] |
2011年(平成23年) | 51,990 | 26,365 | [* 56] |
2012年(平成24年) | 53,720 | 27,233 | [* 57] |
2013年(平成25年) | 55,104 | 27,935 | [* 58] |
2014年(平成26年) | 54,885 | 27,750 | [* 59] |
2015年(平成27年) | 56,293 | 28,451 | [* 60] |
2016年(平成28年) | 57,112 | 28,856 | [* 61] |
2017年(平成29年) | 58,019 | 29,274 | [* 62] |
2018年(平成30年) | 60,091 | 30,304 | [* 63] |
2019年(令和元年) | 60,683 | 30,582 | [* 64] |
2020年(令和 | 2年)44,739 | 22,553 | [* 65] |
2021年(令和 | 3年)[小田急 2]47,665 | ||
2022年(令和 | 4年)[小田急 3]51,828 | ||
2023年(令和 | 5年)[小田急 1]54,215 |
駅周辺
編集駅の南北には商店街が広がり、駅周辺は「ちとふな」の愛称で親しまれている。 南口東方向にタクシー乗り場がある。
- 森繁通り:俳優森繁久彌が私邸を構えていたことより、世田谷区より正式に命名された[16]。
- 環八通り
- 荒玉水道道路
- 千歳通り
- 城山通り
- 日本中央競馬会 馬事公苑
- ユニクロ 世田谷千歳台店
- 東京都立千歳丘高等学校
- 東京農業大学
- 大東学園高等学校
- 警視庁 成城警察署
- 公立学校共済組合関東中央病院
- Odakyu OX 千歳船橋店
- 東京都発達障害者支援センター
- 世田谷区桜丘区民センター
- 世田谷区立桜丘図書館
- 千歳船橋駅前郵便局
- 世田谷船橋郵便局
- 世田谷桜丘二郵便局
- 世田谷桜丘三郵便局
- 世田谷桜丘五郵便局
バス路線
編集駅前に小田急バス・京王バス・東急バス路線が乗り入れる。停留所名は東急バスのみ「千歳船橋」である他は「千歳船橋駅」である。
小田急バス
編集- 梅01:梅ヶ丘駅北口行(本数少)
- 経01:経堂駅行
- 歳20:成城警察署前経由 成城学園前駅西口行
- 歳21:成城学園前駅西口行
- 歳22:希望ヶ丘団地循環 千歳船橋駅行(本数少)
- 歳24:成城警察署前経由 希望ヶ丘団地行
- 歳25:船橋交番経由 希望ヶ丘団地行
京王バス
編集東急バス
編集隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 『小田急五十年史』小田急電鉄、1980年12月、98-99頁。doi:10.11501/11956508 。
- ^ “小田急線 新駅舎のデザイン決定 世田谷の豪徳寺など5駅”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 29 朝刊. (1998年4月17日)
- ^ a b 編集部「小田急の複々線区間工事前後を見る」『鉄道ピクトリアル』第68巻第6号(通巻946号)、電気車研究会、2018年6月1日、39頁、ISSN 0040-4047。
- ^ a b c d e 杉田弘志「小田急電鉄 列車運転の変遷とその興味」『鉄道ピクトリアル』第60巻第1号(通巻829号)、電気車研究会、2010年1月10日、206 - 210頁、ISSN 0040-4047。
- ^ 「鉄道記録帳」『RAIL FAN』第49巻第10号、鉄道友の会、2002年10月号、22頁。
- ^ 『12月11日(土)、小田急線のダイヤ改正を実施 -複々線化区間の延伸、新種別の導入で所要時間が短縮します-』(プレスリリース)小田急電鉄、2004年10月6日。オリジナルの2005年3月8日時点におけるアーカイブ 。2021年5月5日閲覧。
- ^ 『小田急線・箱根登山線・箱根ロープウェイ・箱根海賊船にて 2014年1月から駅ナンバリングを順次導入します! 新宿駅から箱根・芦ノ湖まで通しのナンバリングにより、わかりやすくご利用いただけます』(PDF)(プレスリリース)小田急電鉄 / 箱根登山鉄道、2013年12月24日。オリジナルの2021年5月9日時点におけるアーカイブ 。2021年5月9日閲覧。
- ^ 『2016年3月26日(土) 小田急線ダイヤ改正を実施します ロマンスカー停車駅の新設および東京メトロ千代田線直通列車の増発』(PDF)(プレスリリース)小田急電鉄、2015年12月18日、6頁。オリジナルの2020年11月27日時点におけるアーカイブ 。2021年5月5日閲覧。
- ^ 『代々木上原 - 登戸間の「複々線化」により小田急の通勤が変わる! 2018年3月、新ダイヤでの運行開始 〜ラッシュピーク混雑率150%、町田〜新宿間の最大12分短縮を実現〜 〜快速急行の登戸停車や列車種別の新設で、都心へのアクセス向上〜』(PDF)(プレスリリース)小田急電鉄、2017年11月1日。オリジナルの2019年4月15日時点におけるアーカイブ 。2021年5月5日閲覧。
- ^ 『千歳船橋駅の列車接近メロディに「知床旅情」を導入します 〜千歳船橋にゆかりがあり、文化勲章受章の「森繁久彌氏」が作詞・作曲〜』(PDF)(プレスリリース)小田急電鉄、2019年11月18日。オリジナルの2019年11月18日時点におけるアーカイブ 。2019年11月23日閲覧。
- ^ “千歳船橋駅のご案内 駅立体図”. 小田急電鉄. 2023年6月3日閲覧。
- ^ 2013年度の鉄道事業設備投資計画(3)サービスの向上 ③行先表示装置の新設 (PDF) - 小田急電鉄(2013年4月30日閲覧)
- ^ 世田谷区統計書 - 世田谷区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ “「森繁通り」誕生!「父はニヤッとしていると思う」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2010年11月14日). オリジナルの2021年5月5日時点におけるアーカイブ。 2021年5月5日閲覧。
- 小田急電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c “鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 小田急電鉄. 2024年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月14日閲覧。
- ^ “鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 小田急電鉄. 2023年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月26日閲覧。
- ^ “鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 小田急電鉄. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月26日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 昭和31年 (PDF) - 14ページ
- ^ 昭和32年 (PDF) - 14ページ
- ^ 昭和33年 (PDF) - 14ページ
- ^ 昭和34年
- ^ 昭和35年
- ^ 昭和36年
- ^ 昭和37年
- ^ 昭和38年
- ^ 昭和39年
- ^ 昭和40年
- ^ 昭和41年
- ^ 昭和42年
- ^ 昭和43年
- ^ 昭和44年
- ^ 昭和45年
- ^ 昭和46年
- ^ 昭和47年
- ^ 昭和48年
- ^ 昭和49年
- ^ 昭和50年
- ^ 昭和51年
- ^ 昭和52年
- ^ 昭和53年
- ^ 昭和54年
- ^ 昭和55年
- ^ 昭和56年
- ^ 昭和57年
- ^ 昭和58年
- ^ 昭和59年
- ^ 昭和60年
- ^ 昭和61年
- ^ 昭和62年
- ^ 昭和63年
- ^ 平成元年
- ^ 平成2年
- ^ 平成3年
- ^ 平成4年
- ^ 平成5年
- ^ 平成6年
- ^ 平成7年
- ^ 平成8年
- ^ 平成9年
- ^ 平成10年 (PDF)
- ^ 平成11年 (PDF)
- ^ 平成12年
- ^ 平成13年
- ^ 平成14年
- ^ 平成15年
- ^ 平成16年
- ^ 平成17年
- ^ 平成18年
- ^ 平成19年
- ^ 平成20年
- ^ 平成21年
- ^ 平成22年
- ^ 平成23年
- ^ 平成24年
- ^ 平成25年
- ^ 平成26年
- ^ 平成27年
- ^ 平成28年
- ^ 平成29年
- ^ 平成30年
- ^ 平成31年・令和元年
- ^ 令和2年
関連項目
編集外部リンク
編集- 小田急電鉄 千歳船橋駅
- ちとふな商店街 - 千歳船橋商店街振興組合