北習志野駅

千葉県船橋市習志野台にある新京成電鉄・東葉高速鉄道の駅

北習志野駅(きたならしのえき)は、千葉県船橋市習志野台3丁目にある、新京成電鉄東葉高速鉄道の駅である。

北習志野駅
新京成線東口(2012年11月7日)
きたならしの
Kita-Narashino
地図
所在地 千葉県船橋市習志野台3丁目1番1号
所属事業者 新京成電鉄駅詳細
東葉高速鉄道駅詳細
テンプレートを表示

新京成電鉄の新京成線と、東葉高速鉄道の東葉高速線が乗り入れており、接続駅となっている。駅番号は新京成線がSL19、東葉高速線がTR04

歴史

編集
  • 1966年昭和41年)4月11日:新京成電鉄新京成線の駅として開業。
  • 1996年平成8年)4月27日:東葉高速鉄道の駅が開業し乗換駅となる[1]。当駅で同線の開通式が行われた。
  • 2007年(平成19年)・2008年(平成20年):東葉高速鉄道のホームと改札口、改札口と地上をそれぞれ連絡するエレベーターを設置。
  • 2008年(平成20年)3月:新京成線の北習志野駅の駅前ペデストリアンデッキと駅舎建替工事(バリアフリー化)開始。
  • 2009年(平成21年)
    • 3月28日:新京成電鉄の旧駅舎使用終了。
    • 3月29日:新京成電鉄の新駅舎使用開始。東葉高速鉄道の改札口と地上を結ぶエレベーターを2階のペデストリアンデッキまで延長。
  • 2023年令和5年)3月2日:新京成電鉄と東葉高速鉄道とののりかえ専用改札での乗車券発売終了。ICカードなどあらかじめ双方に有効な乗車券を所持していないと通過できなくなる。
  • 2025年(令和7年)4月1日(予定):新京成電鉄の吸収合併に伴い、新京成線の駅は京成電鉄松戸線の駅となる[2]

駅構造

編集

2009年3月29日に新京成の新駅舎供用を開始し、トイレには多機能トイレも併設された。それに先立つ同年1月27日に、東口ロータリー横に開業した「北習志野駅前ビル」と新駅舎を連絡するペデストリアンデッキ(2階)および地上階・東葉高速鉄道改札口(地下1階)を連絡するエレベーターも設置された。

2012年8月1日には駅直結の商業ビル「エキタきたなら」 (EKiTA KITANARA) が開業した[3]

新京成電鉄

編集
新京成電鉄 北習志野駅
 
西口(2012年11月7日)
きたならしの
Kita-Narashino
SL18 高根木戸 (0.9 km)
(0.7 km) 習志野 SL20
千葉県船橋市習志野台3丁目1番1号
北緯35度43分16秒 東経140度2分32.5秒 / 北緯35.72111度 東経140.042361度 / 35.72111; 140.042361 (新京成 北習志野駅)座標: 北緯35度43分16秒 東経140度2分32.5秒 / 北緯35.72111度 東経140.042361度 / 35.72111; 140.042361 (新京成 北習志野駅)
駅番号 SL19
所属事業者 新京成電鉄
所属路線 新京成線
キロ程 21.0 km(松戸起点)
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
[# 1]42,226人/日
-2023年-
開業年月日 1966年昭和41年)4月11日
テンプレートを表示

北習志野駅
配線図

高根木戸駅

2 1


   
   
   
   

習志野駅

島式ホーム1面2線を有する地上駅橋上駅)である。駅舎に続くペデストリアンデッキから、後述のT2出口・T3出口・T4出口への階段などがある。コンコースには多機能トイレを併設した男女別の水洗式トイレが設置されている。旧駅舎だった頃は男女共用の水洗式であった。

北習志野駅管区として、二和向台駅 - 高根木戸駅間の各駅を管理下に置いている。

のりば

編集
番線 路線 方向 行先
1   新京成線 下り 新津田沼京成津田沼京成千葉方面
2 上り 新鎌ヶ谷八柱松戸方面

東葉高速鉄道

編集
東葉高速鉄道 北習志野駅
 
東葉高速線ホーム
きたならしの
Kita-narashino
TR03 飯山満 (2.0 km)
(1.7 km) 船橋日大前 TR05
千葉県船橋市習志野台3丁目1番1号
駅番号 TR04
所属事業者 東葉高速鉄道
所属路線 東葉高速線
キロ程 8.1 km(西船橋起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
[* 1]18,643人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1996年平成8年)4月27日
テンプレートを表示

北習志野駅
配線図

飯山満駅

4 3


   
   
   
   

船橋日大前駅

島式ホーム1面2線を有する地下駅である。電車進入時の風圧が強いことから、ホームには注意を促す看板が貼られている。番線は新京成線からの連番である。2007年から2008年にかけてはホームから改札口と、改札口から地上部へのエレベーター設置工事が行われた。完成当初はペデストリアンデッキ設置前だったため、エレベーターの2階部分がむき出しになっている時期があったが、ペデストリアンデッキ供用開始後は、地下(東葉高速線改札階) - 地上 - 2階(新京成線改札階)の利用が可能である。

出口は5箇所ある。

  • T1出口 - 新京成線より西側にある。
  • T2出口 - 新京成線駅舎脇。バス停留所最寄。
  • T3出口 - ロータリー内、T2出口と道路を1本挟んだ向かい側。タクシー・一般送迎車はここで扱う。
  • T4出口 - ロータリーの外側。銀行脇。
  • T5出口 - 駅より東へ伸びる商店街の中。この出口を利用すれば、東側からロータリーの信号を渡らずに改札口へ行くことができる。

また、新京成線と東葉高速線とののりかえ専用改札は東葉高速線側にあり、東葉高速鉄道が管理している。新京成線のホームからは階段・エスカレーターがあり、東葉高速線のホームからは出口へ向かう階段・エスカレーター・エレベーターと共用である。2023年3月2日にのりかえ専用改札での乗車券の発売が終了され、ICカードなどあらかじめ双方に有効な乗車券を所持していないと改札を追加できなくなり、通過できない場合は一旦改札口を出て、乗り換え先の改札口へ向かう必要がある。特に、普通のきっぷを利用している場合、連絡乗車券が発売されていないので注意を要する。なお、改札口でそれまで乗り継ぎ精算機として稼働していた機械が、改修されそのままICカードチャージ機として運用されている。

習志野台トンネル

編集

当駅は「習志野台トンネル」(延長2,366.8 m)内に位置する[4]。当初は全区間を開削工法で計画したが、周辺環境を考慮して大部分をNATM工法で建設した[4]。当駅構築部の半分と次駅の船橋日大前駅部は開削工法、それ以外の区間がNATM工法である[4][5]

習志野台トンネルの手前に位置する飯山満トンネル(延長176.5 m)との間の地上区間(約94 m)には特殊防音壁覆蓋型(シェルター)を設置する[6]

のりば

編集
番線 路線 方向 行先
3   東葉高速線 下り 船橋日大前東葉勝田台方面[7]
4 上り 飯山満西船橋中野方面[7]

利用状況

編集
  • 新京成電鉄 - 2023年度の一日平均乗降人員は42,226人である[# 1]。新京成線内では第4位である。
  • 東葉高速鉄道 - 2022年度の一日平均乗車人員は18,643人である[* 1]。東葉高速線内では西船橋駅に次いで第2位である。

近年の1日平均乗車人員は下表の通り。

乗車人員(千葉県統計年鑑)

編集
年度 新京成電鉄 東葉高速鉄道 出典
1998年(平成10年) 21,427 17,299 [* 2]
1999年(平成11年) 20,961 17,220 [* 3]
2000年(平成12年) 20,822 17,615 [* 4]
2001年(平成13年) 20,633 17,889 [* 5]
2002年(平成14年) 20,305 17,720 [* 6]
2003年(平成15年) 20,211 17,540 [* 7]
2004年(平成16年) 20,120 17,279 [* 8]
2005年(平成17年) 19,956 17,618 [* 9]
2006年(平成18年) 19,887 17,814 [* 10]
2007年(平成19年) 20,283 18,295 [* 11]
2008年(平成20年) 20,691 18,277 [* 12]
2009年(平成21年) 20,985 18,219 [* 13]
2010年(平成22年) 21,266 18,314 [* 14]
2011年(平成23年) 21,002 18,075 [* 15]
2012年(平成24年) 21,608 18,544 [* 16]
2013年(平成25年) 22,170 19,035 [* 17]
2014年(平成26年) 21,934 19,107 [* 18]
2015年(平成27年) 22,181 19,470 [* 19]
2016年(平成28年) 22,358 19,842 [* 20]
2017年(平成29年) 22,756 20,357 [* 21]
2018年(平成30年) 22,825 20,594 [* 22]
2019年(令和元年) 22,599 20,506 [* 23]
2020年(令和02年) 17,145 15,573 [* 24]
2021年(令和03年) 18,092 16,491 [* 25]
2022年(令和04年) 20,043 18,643 [* 1]

乗降人員

編集
年度 新京成電鉄 出典
2019年(令和元年) 45,774 [# 2]
2020年(令和02年) 34,681 [# 2]
2021年(令和03年) 36,548 [# 3]
2022年(令和04年) 40,551 [# 3]
2023年(令和05年) 42,226 [# 1]

駅周辺

編集

バス路線

編集

駅前バス停に多くの路線バスが乗り入れている。

乗場 系統 主要経由地 行先 運行事業者 営業所 備考
1 津04 習志野台三丁目・千葉日大一高自衛隊前薬園台駅入口 津田沼駅 船橋新京成バス 習志野
2 習06 習志野台三丁目・第二小学校入口・習志野一丁目 習志野車庫
3 小室01 東警察署前・刈米・古和釜十字路・アンデルセン公園 小室駅 鎌ヶ谷
セ03 東警察署前・刈米・古和釜十字路 セコメディック病院
習02 東警察署前・刈米・古和釜十字路・大穴 鎌ヶ谷大仏
習03 東警察署前・刈米 古和釜十字路 鎌ヶ谷
4 習04 東警察署前・高根台病院前 高根公団駅 鎌ヶ谷
5 船23 高根木戸駅・雄鹿野・東船橋三丁目 船橋駅北口 習志野
船23A 高根木戸駅・雄鹿野・東船橋三丁目・東船橋駅 平日朝のみ運行
東03 高根木戸駅・駿河台 東船橋駅
  • その他、ふなばしアンデルセン公園へのバスが2007年10月2日から同年11月4日まで運行されていたことがある。運行会社は船橋新京成バス(旧習志野新京成バス含む)および松戸新京成バスが主で、他にも京成グループ他社および市や県が運行するバスがあった。
  • B.LEAGUE試合開催日には船橋アリーナ直行臨時バスを運行することがあり、その運行日は新京成電鉄公式サイトに告知される。
  • 千葉日大一高経由朋和産業本社行き直通便有(平日朝2便・土曜朝3便/千葉日大一高方面のみ)

付記

編集

隣の駅

編集
新京成電鉄
  新京成線
高根木戸駅 (SL18) - 北習志野駅 (SL19) - 習志野駅 (SL20)
東葉高速鉄道
  東葉高速線(東葉高速線内は全列車各駅に停車)
飯山満駅 (TR03) - 北習志野駅 (TR04) - 船橋日大前駅 (TR05)

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 2008年1月1日放送 第9話

出典

編集
  1. ^ “21世紀に向け“発進” 東葉高速鉄道 盛大に開業祝う”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 13. (1996年4月28日) 
  2. ^ 京成電鉄と新京成電鉄の鉄道事業の合併が認可されました』(PDF)(プレスリリース)京成電鉄・新京成電鉄、2024年6月25日。オリジナルの2024年6月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240625061204/https://www.keisei.co.jp/cms/files/keisei/MASTER/0110/Y6GBPH35.pdf2024年6月25日閲覧 
  3. ^ 8月1日(水)「エキタきたなら」オープン』(プレスリリース)新京成電鉄、2012年6月15日http://www.shinkeisei.co.jp/topics/detail.html?news_id=3492012年11月15日閲覧 
  4. ^ a b c 鉄道界図書出版『鉄道界』1996年4月号ニュース「東葉高速線(西船橋 - 東葉勝田台)間開業」pp.4 - 24。
  5. ^ CRD工法の開発と駅部大断面NATMへの適用(トンネル工学研表発表会・論文・報告集 1991年12月・インターネットアーカイブ)。
  6. ^ 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』1996年8月号「東葉高速鉄道の概要」pp.56 -59。
  7. ^ a b 北習志野駅|東葉高速鉄道”. www.toyokosoku.co.jp. 2021年4月6日閲覧。
千葉県統計年鑑
新京成電鉄の1日平均利用客数

関連項目

編集

外部リンク

編集