冷水峠(ひやみずとうげ)は、福岡県飯塚市内野と筑紫野市山家にまたがるである。

冷水峠
所在地 福岡県飯塚市筑紫野市
座標
冷水峠 (福岡県)の位置(日本内)
冷水峠 (福岡県)
北緯33度30分37秒 東経130度37分10秒 / 北緯33.51028度 東経130.61944度 / 33.51028; 130.61944座標: 北緯33度30分37秒 東経130度37分10秒 / 北緯33.51028度 東経130.61944度 / 33.51028; 130.61944
標高 285 m
通過路 国道200号
国道200号冷水道路冷水トンネル
筑豊本線(冷水トンネル)
プロジェクト 地形
テンプレートを表示
国道200号標識
国道200号標識

地理

編集

飯塚市の南端部の内野地区と、筑紫野市の東端部の山家地区にまたがって位置する峠である。

鉄道としては筑豊本線(原田線)が通っており、同線の筑前内野駅 - 筑前山家駅間に位置する。頂上部は延長3,286mの冷水トンネルで越える。冷水トンネルの前後はR200 - 300の急カーブや最大25の急勾配が連続しており、蒸気機関車が運用されていた昭和40年代までは機関車牽引の列車には補助機関車を連結していた。

道路としては国道200号と、同道のバイパス道路である冷水道路が通る。国道200号旧道は急カーブと急勾配で峠を越える。冷水道路は国道200号旧道に比べカーブが緩やかで、1985年に完成した延長2,891mの冷水トンネルで峠を越える。飯塚市と鳥栖市久留米市などの間を行き来する自動車が通行し、交通の要所となっている。

冬場には路面凍結や積雪が発生することがある。

江戸時代には長崎街道がこの峠を通っていた。同街道の内野宿 - 山家宿間に位置しており、「九州の箱根」と呼ばれる難所であった。現在、飯塚市内野地区に当時の石畳の道の一部が残っている[1]

主な出来事

編集
  • 1931年(昭和6年)6月22日 - 峠付近に日本空輸旅客機が墜落。乗員・乗客3人が死亡[2]

脚注

編集
  1. ^ 冷水峠” (JP). www.kankou-iizuka.jp. 飯塚観光協会. 2018年10月25日閲覧。
  2. ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、34頁。ISBN 9784816922749 

関連項目

編集