伊部駅
伊部駅(いんべえき)は、岡山県備前市伊部にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)赤穂線の駅である。駅番号はJR-N11。
伊部駅 | |
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北口(2013年1月) | |
いんべ Imbe | |
◄JR-N12 西片上 (2.2 km) (4.0 km) 香登 JR-N10► | |
所在地 | 岡山県備前市伊部1685-1 |
駅番号 | JR-N11 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■赤穂線 |
キロ程 |
34.5 km(相生起点) 播州赤穂から24.0 km |
電報略号 | イヘ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
373人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1958年(昭和33年)3月25日[1] |
備考 | 無人駅[注 1](自動券売機 有) |
歴史
編集- 1958年(昭和33年)3月25日:国鉄赤穂線日生駅 - 当駅間延伸時に終着駅として開設[1]。
- 1962年(昭和37年)9月1日:赤穂線当駅 - 東岡山駅間延伸、途中駅となる。
- 1967年(昭和42年)4月8日:昭和天皇、香淳皇后が第18回全国植樹祭に合わせて県内を行幸啓。岡山駅発当駅着お召し列車運転[2]。
- 1971年(昭和46年)8月15日:貨物取扱廃止[1]。
- 1983年(昭和58年)7月29日:赤穂線CTC導入に伴い、運転要員廃止[3]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:無人駅化[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となる[1]。この頃に備前焼伝統産業会館1階に駅が移転。
- 2018年(平成30年)9月15日:ICOCA対応IC専用機導入、ICOCAが利用可能となる[5]。
- 2019年(平成31年)
- 2024年(令和6年)2月26日:みどりの券売機プラス撤去[8]。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、行違い可能駅である。両ホームは跨線橋で連絡している。当初は2面3線(下りホームが島式)で、現在の北口に備前片上駅や伊里駅同様の平屋駅舎があり、跨線橋は無くホームへの行き来は構内踏切を使用していた。後に南寄り1線は撤去され、伊部駅南ふるさと交流センターを併設した南口が完成すると連絡通路や自転車置場となった。一方、北口は1987年(昭和62年)に備前焼伝統産業会館の1階に移設されている。
東岡山駅管理の無人駅。以前は簡易委託駅(備前市受託)で、備前焼伝統産業会館と伊部駅南ふるさと交流センターとでそれぞれ窓口営業を行っていたが、車内乗車券発券機による販売であった。これとは別に周辺の簡易委託駅を管理する営業管理室があり、その中に直営みどりの窓口も設置され当初は月 - 土曜に、末期は平日に営業し、定期券・回数券・特別企画乗車券・指定席券の販売やクレジットカードでの支払いに対応していた他、JR西日本が直営で旅行業を行っていた頃は自社企画を中心とした国内旅行商品や船車券も一部取扱っていた。
無人駅化後は、営業管理室跡地を一般社団法人備前観光協会が伊部案内所として使用している。
2018年(平成30年)9月のICOCAエリア拡大・統合に伴い、当駅にもICカード読取専用機とICカードチャージ機が設置され、ICOCAの利用が可能となった。
2019年3月1日限りで簡易委託窓口[注 2]、並びにみどりの窓口営業を終了し、翌3月2日からみどりの券売機プラスに移行し、別途金額式近距離券に加えてICOCA定期券・磁気定期券と無記名ICOCAの購入に対応した多機能券売機も導入されたが、みどりの券売機プラスは2024年2月26日に稼働終了した[8]。なお、毎年10月第3土曜・日曜に備前焼まつりを開催するため臨時列車が設定される[9]。このイベントの開催日は多数の応援職員が出て窓口営業を行う。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 赤穂線 | 下り | 西大寺・岡山方面[10] |
2 | 上り | 播州赤穂・相生方面[10] |
※2018年7月時点でホームにのりば番号標が整備されている。運転指令上の番線番号では上りを1番線としているが、案内上ののりば番号については他の行違い可能駅に合わせて下りホーム(南口側)を1番のりばとしている。
利用状況
編集乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
1999 | 517 |
2000 | 497 |
2001 | 503 |
2002 | 474 |
2003 | 471 |
2004 | 446 |
2005 | 454 |
2006 | 426 |
2007 | 437 |
2008 | 456 |
2009 | 437 |
2010 | 453 |
2011 | 432 |
2012 | 434 |
2013 | 418 |
2014 | 423 |
2015 | 436 |
2016 | 443 |
2017 | 449 |
2018 | 437 |
2019 | 459 |
2020 | 363 |
2021 | 373 |
駅周辺
編集道路沿いに商店がある。町並みが広がるが、山間の小さな平地のためそれほど大きい訳では無い。旧国道(山陽道)沿いを中心に備前焼の店が建ち並んでおり[12]、秋になると備前焼まつりが開催される(先述)[13]。
バス路線
編集国道2号(※駅付近は国道250号との重複区間)に「伊部駅前」停留所があり、宇野バス路線が発着する。
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、253頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、131頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ “赤穂線をCTC化”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1983年7月9日)
- ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
- ^ JR西日本ニュースリリース
- ^ a b 『「みどりの券売機プラス」設置駅拡大のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道岡山支社、2018年12月21日。オリジナルの2019年1月7日時点におけるアーカイブ 。2020年12月23日閲覧。
- ^ a b “伊部駅 | 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2018年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月23日閲覧。
- ^ a b “伊部駅 | 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2024年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月19日閲覧。
- ^ “「第38回備前焼まつり」特設会場テント村配置図・出店者について”. 岡山県備前焼陶友会. 2022年10月27日閲覧。
- ^ a b “伊部駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年4月5日閲覧。
- ^ “岡山県統計年報”. 岡山県. 2023年3月29日閲覧。
- ^ “伊部の町並み”. ぶらっと備前. 備前観光協会. 2022年10月26日閲覧。
- ^ “第38回備前焼まつり”. 岡山観光WEB. 岡山県観光連盟. 2022年10月26日閲覧。
- ^ a b c d “おか旅 備前焼のセレクトショップ!たくさんの作家作品に出会える備前焼の店5軒”. 岡山観光WEB. 岡山県観光連盟. 2023年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月21日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 伊部駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道