仲六郷
東京都大田区の町名
仲六郷(なかろくごう)は、東京都大田区の町名である。現行行政地名は仲六郷一丁目から仲六郷四丁目で、住居表示実施済区域。
仲六郷 | |
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町丁 | |
北緯35度32分58秒 東経139度42分53秒 / 北緯35.549347度 東経139.714622度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 東京 |
特別区 | 大田区 |
地域 | 蒲田地域 |
人口情報(2023年(令和5年)1月1日現在[1]) | |
人口 | 16,807 人 |
世帯数 | 9,751 世帯 |
面積([2]) | |
0.728038813 km² | |
人口密度 | 23085.31 人/km² |
郵便番号 | 144-0055[3] |
市外局番 | 03(東京MA)[4] |
ナンバープレート | 品川 |
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地理
編集東部で接する第一京浜を境に大田区東六郷になる。西部で接するJR東海道本線境に大田区西六郷になる。南部で接する多摩川(六郷川)を境に神奈川県川崎市幸区となる。北部は大田区蒲田本町に接する。町域内は住宅、中小企業(町工場)、商業地が混在した街でアパートやマンションも多く、一人暮らしの若年層の住民も目立つ。
防災
編集東京都都市整備局が2022年に公表した「地震に関する地域危険度測定調査(第9回)」では、仲六郷二丁目は、地震に対する火災危険度と総合危険度が、五段階評価のうち相対的に最も危険とされる「レベル5」となった[5]。
地価
編集住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、仲六郷3-13-2の地点で44万円/m2となっている[6]。
歴史
編集平安時代
編集平安末期天喜5年(1057年)、河内源氏の源頼義・源義家(八幡太郎義家)親子が奥州追討の兵士を募る源氏の旗を掲げ、戦勝祈願をして奥州に向かった。
江戸時代
編集- 江戸幕府開府の時には「六郷の渡し」が造られ、江戸入府最後の官許の渡し(関所)であった。参勤交代の大名も東海道を行き来する旅人も、六郷の渡しを見ると江戸に着いたと実感した。
- 歌川広重の浮世絵 江戸名所百景「八景坂鎧掛松」は「六郷の渡し」が描かれて江戸当時の六郷の様子をうかがえる。同じく歌川広重の浮世絵 東海道五十三次「川崎 六郷渡舟」も当時の様子が描かれている。
明治時代
編集世帯数と人口
編集2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
仲六郷一丁目 | 3,178世帯 | 5,660人 |
仲六郷二丁目 | 2,363世帯 | 3,853人 |
仲六郷三丁目 | 1,886世帯 | 3,541人 |
仲六郷四丁目 | 2,324世帯 | 3,753人 |
計 | 9,751世帯 | 16,807人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 16,923
|
2000年(平成12年)[8] | 17,091
|
2005年(平成17年)[9] | 17,092
|
2010年(平成22年)[10] | 17,401
|
2015年(平成27年)[11] | 17,567
|
2020年(令和2年)[12] | 17,504
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 7,498
|
2000年(平成12年)[8] | 7,884
|
2005年(平成17年)[9] | 7,890
|
2010年(平成22年)[10] | 8,462
|
2015年(平成27年)[11] | 9,030
|
2020年(令和2年)[12] | 9,634
|
学区
編集区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年3月時点)[13][14]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
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仲六郷一丁目 | 全域 | 大田区立仲六郷小学校 | 大田区立志茂田中学校 |
仲六郷二丁目 | 全域 | 大田区立六郷中学校 | |
仲六郷三丁目 | 1〜27番 | 大田区立西六郷小学校 | |
28〜32番 | 大田区立六郷小学校 | 大田区立南六郷中学校 | |
仲六郷四丁目 | 28〜36番 | 大田区立六郷中学校 | |
1〜27番 | 大田区立高畑小学校 |
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
仲六郷一丁目 | 126事業所 | 794人 |
仲六郷二丁目 | 312事業所 | 1,779人 |
仲六郷三丁目 | 77事業所 | 677人 |
仲六郷四丁目 | 101事業所 | 784人 |
計 | 616事業所 | 4,034人 |
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[16] | 672
|
2021年(令和3年)[15] | 616
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[16] | 4,217
|
2021年(令和3年)[15] | 4,034
|
交通
編集南北に京急本線が通過して町域内に雑色駅、六郷土手駅がある。環八通りの蒲田郵便局前交差点から南下する三軒通りは、JR蒲田駅から京急バスが路線バスを運行している。
施設
編集公共
編集- 六郷土手郵便局
- 大田仲六郷郵便局
教育
編集- 大田区立六郷中学校
- 大田区立仲六郷小学校
- 大田区立高畑保育園
- 東京幼稚園
福祉
編集- ろくごう病児保育室
- 放課後等デイサービス ポジティブ
- 地域包括支援センター六郷
- 仲六郷老人いこいの家
文化・スポーツ
編集- 宮本台緑地
- 六郷ゴルフクラブ
寺社
編集その他
編集日本郵便
編集脚注
編集- ^ a b “住民基本台帳による東京都の世帯と人口(町丁別・年齢別) 令和5年1月” (CSV). 東京都 (2023年4月6日). 2023年12月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2023年12月16日閲覧。(CC-BY-4.0)
- ^ a b “仲六郷の郵便番号”. 日本郵便. 2023年11月17日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “地域危険度一覧表:大田区”. 東京都都市整備局 (2022年9月). 2023年1月29日閲覧。
- ^ “国土交通省 不動産情報ライブラリ”. 国土交通省. 2024年9月7日閲覧。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “区立小学校通学区域一覧” (XLSX). 大田区 (2023年3月30日). 2023年12月16日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “区立中学校通学区域一覧” (XLSX). 大田区 (2023年3月30日). 2023年12月16日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年10月28日閲覧。