井野屋(いのや)は、大阪府大阪市旭区に本社を置き、月賦百貨店を運営する企業。店舗は大阪府・山口県福岡県に所在する。

株式会社井野屋[1][2]
INOYA co., ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
538-0052
大阪府大阪市旭区千林二丁目18番26号
設立 1952年昭和27年)1月22日[1][2]
業種 小売業
法人番号 7122001025164 ウィキデータを編集
事業内容 衣料品・家電・貴金属・呉服などのクレジット販売、リフォーム事業・ギフト事業・損害保険代理業・eコマース・エステティックサロン・ネイルサロン・サーキットエクササイズスタジオ
代表者 代表取締役社長 河上 和実
資本金 1000万円
売上高 24億4800万円
従業員数 147名
外部リンク http://www.inoya.co.jp/
テンプレートを表示
井野屋小倉店旧店舗

1960年代に隆盛を誇った月賦百貨店の多くが業態転換(金融業や一般的な商業施設など)や廃業で廃れていく中、今もなお月賦百貨店の業態を維持している数少ない企業である。もっとも、月賦の必要性が薄い低価格品や高額現金所持者などの現金一括即時払いでの購入も扱っている他、全盛期に比べると規模は縮小しており、また倒産後の経営再建過程で、店舗をショッピングセンター内へのテナント出店による「フレップ」にリニューアルして生き残りを図っている。

沿革

編集
  • 1950年昭和25年)1月 井野屋百貨店設立[1][2]
  • 1952年(昭和27年)
  • 1953年(昭和28年) 守口店開設。
  • 1954年(昭和29年)10月 若松店開設[1]
  • 1960年(昭和35年)
    • 3月、小倉店開設[1](鉄筋5階建て)。
    • 5月、北九州事務所開設。
  • 1963年(昭和38年)
  • 1964年(昭和39年)3月 下関店開設[1]
  • 1965年(昭和40年) 枚方営業所開設。
  • 1966年(昭和41年)4月 駒川店開設[1](鉄筋4階建て)。
  • 1969年(昭和44年) 本社事務所と寮を新築、移転。
  • 1971年(昭和46年) 若松店移転。
  • 1974年(昭和49年)10月 布施店開設[1](鉄筋7階建て)。
  • 1985年(昭和60年) 守口市にデリスを新築(鉄筋4階建て)。
  • 1996年平成8年) シルバーマーケット参入開始。
  • 1998年(平成10年) 布施店増床。
  • 1999年(平成11年) 住宅リフォーム参入開始。
  • 2001年(平成13年) ギフト事業参入開始。
  • 2005年(平成17年) 民事再生法の適用を申請。負債は関連会社を含めて約55億円[3]
  • 2006年(平成18年) 北九州事務所移転。下関店移転。
  • 2007年(平成19年) 本社を大阪市鶴見区に移転。
  • 2011年(平成23年) 本社を東大阪市(布施店の7階)に移転。
  • 2012年(平成24年) 北九州事務所を北九州市小倉北区(小倉店の7階)に移転。布施店の1階にエステサロン&ネイルサロン「Petit ange-プチアンジュ-」がオープン。
  • 2013年(平成25年) 1月29日、駒川店閉店。4月12日に「フレップ」としてリニューアル。J-サーキット駒川店を開設。
  • 2014年(平成26年)
    • 3月31日、布施店、小倉店閉店。布施店は4月3日より布施事務所とする。小倉店は4月11日に1階のみの営業で再オープン。
    • 4月以降、本社を大阪市旭区(千林店の5階)に移転。
    • 4月14日、下関店をシーモール下関専門店街の4階に移転、店舗名を「フレップ下関」に改称。
    • 8月27日、布施事務所を移転。
    • 9月5日、小倉店・北九州事務所を旧店舗近隣の魚町銀天街内に移転、店舗名を「フレップ小倉」に改称。
  • 2015年(平成27年)
    • 4月1日、布施駅近接のヴェル・ノール布施2階に「フレップ布施」を開店(事実上布施店の移転再オープン)。
  • 2017年(平成29年)
    • 9月15日、近鉄八尾駅近接の「LINOAS」3階に「フレップ八尾」を開店。
  • 2019年(平成31年)
    • 4月13日、老朽化のため、旧千林店を閉店の上、千林店を移転オープン 旧店舗での営業は3月31日まで 本社機能は、近隣へ移転(公式サイト上では、老朽化建替と記載されている)
    • 5月1日、老朽化のため、旧駒川店を閉店の上、駒川商店街内に「フレップ駒川」を開店。旧駒川店の営業は4月18日まで

店舗

編集
 
千林店(2020年12月撮影)

かつて存在した店舗

編集

大阪府

編集
 
千林店旧店舗
店舗面積1,683m2[2]
  • デリス店(1985年(昭和60年)10月開店[2]守口市滝井西町1-6-7 現・スーパー玉出 千林店[2]
店舗面積1,155m2[2]
  • フレップ八尾(大阪府八尾市LINOAS3階) - 2019年5月閉店
  • フレップ交野(2018年開店、大阪府交野市) - 2023年12月17日閉店

福岡県

編集
店舗面積1,386m2[2]
店舗面積1,386m2[2]
  • Flep Uomachi(北九州市小倉北区) - 2020年5月、フレップ小倉と統合のため閉店

山口県

編集
店舗面積979m2[1]

関連項目

編集

外部リンク

編集

脚注

編集
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 流通会社年鑑 1990年版, 日本経済新聞社, (1990-11-24), pp. 6-7 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 流通会社年鑑 2003年版, 日本経済新聞社, (2002-12-20), pp. 7-8 
  3. ^ 倒産速報”. 東京商工リサーチ (2005年12月29日). 2016年2月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月29日閲覧。