久野光朗
久野 光朗(くの みつろう、1931年(昭和6年)9月3日[1] ‐ 2018年(平成30年)2月)は、日本の会計学者。専門は会計学で、特に、アメリカ会計史や歴史哲学を研究。小樽商科大学名誉教授、元北海道情報大学学長。元日本会計史学会会長。片野一郎ゼミ出身[2]。日本会計研究学会賞等受賞。
略歴
編集- 北海道函館市で生まれ、東京都に移住
- 1955年(昭和30年)一橋大学商学部卒業。
- 1957年(昭和32年)同大学院商学研究科修了。同年小樽商科大学商学部講師
- その後、同商学部助教授
- 1970年(昭和45年)同商学部教授
- 1973年(昭和48年)アメリカ合衆国・イリノイ大学客員教授
- 1980年(昭和55年)小樽商科大学附属図書館長[3]
- 1993年(平成5年)日本会計史学会会長[4]
- 1995年(平成7年)小樽商科大学停年退官。同名誉教授。北海道情報大学経営情報学部教授
- 1997年(平成9年)同大学院大学院経営情報学研究科長
- 1998年(平成10年)同経営情報学部長
- 2002年(平成14年)北海道情報大学4代学長[5]
- 2005年(平成17年)北海道情報大学退職。公益財団法人はまなす財団監事
- 2018年(平成30年)2月逝去[6]
受賞歴
編集著書
編集- 『アメリカ簿記史 ― アメリカ会計史序説』同文館出版 1985年
- 『会計歳時記』 同文館出版 1993年
- 『アメリカ会計史序説 ― 簿記から会計への進化』同文館出版 2009年
編著
編集- 『簿記論講義』同文舘出版 1986年
- 『簿記論演習』同文舘出版 1987年
- 『簿記論テキスト』同文舘出版 2000年
- 『簿記論問題集』同文舘出版 2000年
- 『簿記論テキスト 改訂版』同文舘出版 2006年
- 『簿記論問題集 改訂版』同文舘出版 2006年
- 『簿記論テキスト 新版』同文舘出版 2007年
- 『簿記論問題集 新版』同文舘出版 2008年
- 『会計と財務の英和辞典』同文舘出版 2022年
訳書
編集- ギルマン著『ギルマン会計学 上巻』(片野一郎監閲)同文館出版 1965年
- ギルマン著『ギルマン会計学 中巻』(片野一郎監閲)同文館出版 1967年
- ギルマン著『ギルマン会計学 下巻』(片野一郎監閲)同文館出版 1972年
- A.ファン, R.マア 共著『転換期の中国会計 : 1940-2000』(邵藍蘭と共訳)同文館出版 2004年
監訳
編集- S.C.ユー著『会計理論の構造 : 認識論と方法論』同文館出版 1982年
- P.ワルトン編著『欧州比較国際会計史論』同文館出版 1997年
脚注
編集- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.313
- ^ [1]
- ^ 歴代附属図書館長・図書館運営委員会委員名簿・事務組織小樽商科大学
- ^ 「旧役員一覧」日本会計史学会
- ^ 以上につき『北海道人物・人材情報リスト2004 か-と』(日外アソシエーツ編集・発行、2003年)p1748
- ^ 【書籍】会計と財務の英和辞典をご紹介認定NPO法人 チャレンジド・コミュニティ
- ^ “平成23年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 7 (2011年4月29日). 2016年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月4日閲覧。
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