せきぐちあいみ

日本のVRアーティスト、タレント、YouTuber 、女優、歌手
リミックから転送)

せきぐち あいみ1987年3月4日 - )は、日本芸術家VR/AR/MR/NFT/Metaverseアーティスト・ライブペインターである。経済産業省「Web3.0時代におけるクリエイターエコノミー創出に係る研究会」委員、内閣府知財事務局「メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題への対応に関する官民連携会議」構成員。2021 Forbes JAPAN 100に選出され、自身のデジタルアートが1300万円で落札された。株式会社MUSOU代表取締役社長。ドバイ首長国政府認定(ドバイ首長国文化庁公認)アーティスト。神奈川県相模原市出身。タレント婚活アドバイザーの関口美奈子。メディア出演時には「VRアーティスト」として紹介されることが多い。

せきぐち あいみ

せきぐち あいみ
生誕 関口 愛美[1]
(1987-03-04) 1987年3月4日(37歳)
日本の旗 日本神奈川県相模原市
職業 芸術家
VR/AR/MR/NFT/Metaverseアーティスト・ライブペインター
活動期間 2005年 - 現在
団体 株式会社MUSOU(代表)
著名な実績 2021 Forbes JAPAN 100
影響を受けたもの 葛飾北斎
プリンセス天功
水森亜土
身長 167 cm
テレビ番組天才てれびくん
世界まる見え!テレビ特捜部
スクール革命!
マツコ会議
ヒルナンデス!
王様のブランチ
ラヴィット!
所JAPAN
ワールドビジネスサテライト
乃木坂工事中
おはスタ
モーニングCROSS
ワケあり!レッドゾーン
肩書き 経済産業省「Web3.0時代におけるクリエイターエコノミー創出に係る研究会」委員
内閣府知財事務局「メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題への対応に関する官民連携会議」構成員
福島県南相馬市「みなみそうま未来えがき大使」ドバイ文化庁「認定証を授与され ドバイ首長国政府公認アーティスト」
親戚 関口美奈子
公式サイト https://aimimusou.com
テンプレートを表示
せきぐちあいみ
YouTube
チャンネル
活動期間 2009年 -
登録者数 6.11万人
総再生回数 34,914,931回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年3月17日時点。
テンプレートを表示

概要

編集

VR空間に3Dのアートを描く、VRアーティストとして活動中。アート制作やライブペインティングのステージ公演を国内や海外(アメリカドイツフランスロシアUAEシンガポールタイマレーシアなど)でも行っている。鳥取砂丘ARで月面都市を浮かべたり、秋田県横手の雪室(かまくら)に龍神を出現させたりしたプロジェクトの仕掛け人[2]

「VRの可能性」をひとりでも多くの人に伝えるため、日々活動中。2021年3月にはNFTオークションで、自身のNFTアートが約1300万円で落札され、大きな注目を集めた[3]

主な肩書き

編集

経歴

編集

神奈川県相模原市生まれ。4人姉弟の長女であり、YouTuber婚活アドバイザーの関口美奈子[10]

幼少期は絵を描くことが大好きな少女で夢は「絵描きさん」だった[11]。中学に入るとイジメにあい心を閉ざすが、芝居と出会ったことで “人を喜ばせる仕事がしたい”と思うようになる[12]

2003年平成15年)東京都立第二商業高等学校情報処理科に入学。インターネット黎明期からホームページ制作、ブログ更新などはじめアーリーアダプターとして発信[11]

2005年平成17年)高校卒業後、本名の「関口愛美」として芸能界デビュー。女優歌手活動を経て、2016年(平成28年)3月5日「せきぐちあいみ」に活動名を変更[13]バーチャルリアリティ(VR)空間に立体のアートを描く「VRアート」の制作やライブパフォーマンスをする「VRアーティスト」として活動を開始[14][15][16]

2017年(平成29年)クラウドファンディングにて世界初のVRアート個展を企画。1日で目標金額を達成し開催。国内や海外にてVRアートの制作やライブパフォーマンスをするようになる[17]

2021年令和3年)3月、自身のデジタルアート作品がオークションにて1300万円で落札される[18]

2021年(令和3年)9月10日、デジタルアート企画制作販売、アーティストマネージメントを行う「株式会社musou」を設立、代表取締役社長に就任。社名の由来は「"無双" 唯一無二の存在として縦横無尽に“夢想" 夢に見るようなこれまでに無い世界を創っていく」という意味。9月10日にしたのは大安であるのと大好きな祖母の誕生日だったから[9]

2021年(令和3年)12月、Forbes Japanが選ぶ今年の日本人の顔「2021 Forbes JAPAN 100」にも選出[19][7]

2022年(令和4年)8月、経済産業省「Web3.0時代におけるクリエイターエコノミー創出に係る研究会」委員に選出[4]。同年11月、内閣府知財事務局「メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題への対応に関する官民連携会議」構成員に選出[5]

2023年(令和5年)5月、アラブ首長国連邦 ドバイモール、モールオブジエミレーツにてVRアートの個展とライブペイントのパフォーマンスを行う[20]。同年12月、ドバイ(文化芸術庁)から高名アーティストとしてゴールデンビザを認定される[21]

人物・逸話

編集
  • 祖母好き[9]
  • 先祖は三枝守国[22]
  • 学生時代はいじめられっ子だった。中学3年で芝居と出会い、エンターテインメントの世界で何かを作り、人に届けて、人を喜ばせる仕事がしたいと思うようになった。今でも「人を喜ばせて生きていきたい」という、ただそれだけの気持ちでモノづくりに励んでいる[2]
  • 高校が情報処理科だったこともあってネット黎明期からホームページを作ったり、ブログを更新したりしていた。その後、YouTubeクラウドファンディングVR(バーチャル・リアリティ)AR(拡張現実)MR(複合現実)NFT(非代替性トークン)メタバースなど常に時代のアーリーアダプター(早期導入者)として発信している[2][11]
  • 初めてVRの空間で絵を描いたときは、本能が「これだ!」と求めている感じがした。「楽しい。魔法みたい」と童心に戻って夢中になって。最初はうまくできなかったが、練習をして疲れても、もっとやりたいという気持ちが勝った。心と脳が喜んでる感覚があった[11]
  • VRアーティストとしての活動することで「テクノロジーに強い人」と思われがちだが、もともとデジタル領域に詳しいわけではない。直感で可能性があると感じたものはとりあえず試すようにしてきたなかで、なんでも触って、試してみての繰り返しで、現在の活動があるとインタビューで答えている[11]
  • 2021年の始め、海外では数億円のNFTアート市場ができているという話をニュースを見て、すぐにやらなきゃと調べ始めた。2日で一気にNFTについて学習して、NFTアートを作ってNFTオークションに出したところ1,300万円で落札された。その後も同様なアート作品が次々と落札されていくこととなる[2]
  • 日本庭園神社仏閣など思いやりと感謝の気持ちを大切にしている日本の文化、日本の考え方が好き。庭石の置き方、木の生え方、橋のかけ方など、どこから見ても美しい景色を創っている。日本の伝統的な美的感覚は空間を大切にしていると考える。テクノロジーの力では勝てない自然の力をリスペクトしている。作品のモチーフともなっていたり、VR空間をつくるうえですごく参考にしている[11]
  • 平安時代に書かれた日本最古の庭園書『作庭記』を読んで感銘を受けた。VRアートを制作する際、参考にしている[3]
  • 葛飾北斎プリンセス天功水森亜土が好きで影響を受けた[3]
  • 身長167cm、スリーサイズB85・W61・H88、足のサイズ24.5cm。血液型はA型[23]
  • まだアイドル活動を始める前の2005年頃、首都圏で平日ラッシュ時への女性専用車両が導入された当日、京王八王子駅構内にてテレビ局の行った街頭インタビューを偶然受け「今日から女性専用車両がはじまりましたがどこに乗りますか?」 と聞かれた際「私は特にどこでもいいです」と答えた。その後ネットミームとして話題となった[24]

VRに関する言及

編集
  • 祖母好きなせきぐちは自身の体験からVR介護VR福祉を推進するアイデアを思いつく[25][26]
  • 友人の結婚式をVR結婚式で出席したことがある。ブーケトスの瞬間が異様に盛り上がったという[27]
  • VR出会い系サイトは声質が大切であり、モテるにはボイスチェンジャーの利用も大事であるという[27]
  • VRの可能性を描いた映画『竜とそばかすの姫』の世界は、現在のVRの技術ではほとんど現実に出来得ると言及[27]
  • VR初心者にはMetaが発売している「Meta Quest2」が4~5万円で手に入りオススメと話す。せきぐち自身はハイスペックなゲーミングPCや「Meta Quest Pro」を用いている[27]
  • 男性用VR風俗を利用したことがある。その際、ペニスの大きさを選べたり、両性具有のシチュエーションもありトライしたとYouTubeで話している[27]

主な作品

編集

出演

編集

テレビ

編集

インターネット放送

編集

ラジオ

編集
  • クリーク・アンド・リバー社 C&R Creative Studios「キューブ編」(2022年2月1日 - )[48]
  • ASCII.jp「せきぐちあいみのVR特捜最前線」 - ※ 連載[49]

雑誌

編集
  • Iolite(アイオライト) - ※ 表紙[50]

イベント

編集
  • 「Apple Vision Proアプリ開発入門」発売記念イベント(2024年9月6日)Spatial Paintライブパフォーマンス

女優・歌手活動時代

編集

舞台

編集
  • 羽原大介主宰「新宿芸能社(現昭和芸能舎)」公演多数
  • 「いれずみベービー」公演 多数
  • 関口愛美一人芝居 他

音楽活動

編集
※ダンスボーカルユニット「PLIME」としての活動はPLIMEの項を参照。
シングル
  • 「Shining days」(2008年6月25日; PLIME 名義)(Happy Music Records)
  • 「Re:サヨナラ」(2010年6月16日; Re:mic 名義)(ジェイプレジデント)
  • 「SAKASAMA/FLOWER」(2013年11月27日; 関口愛美 名義)(AIMI)
アルバム
  • 「オマスガイダンス」(2010年4月21日)(rhythm zone

WEB・その他

編集

雑誌

編集
  • SPA!(「どるばこ」グラビア)

関連項目

編集

脚注

編集
  1. ^ 本名|関口愛美オフィシャルブログ 続・愛美の舞露愚 Powered by Ameba
  2. ^ a b c d 1300万円で落札されたNFTアートの作者は、ネットに「黒歴史」を残してきた元アイドル|せきぐちあいみの履歴書
  3. ^ a b c 【せきぐちあいみ】VRアートの先駆者が語る「一過性のブームで終わらない」VRの可能性
  4. ^ a b 【経済産業省】「Web3.0時代におけるクリエイターエコノミーの創出に係る調査事業」の研究会委員及び全体ロードマップを公開します
  5. ^ a b 首相官邸・政策会議「メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題への対応に関する官民連携会議」
  6. ^ マイナポータルハッカソン
  7. ^ a b Forbes Japan 100 来たる未来を、可視化せよ
  8. ^ 業界インタビューVol.09
  9. ^ a b c 【ご報告】この度【株式会社MUSOU(ムソウ)】として法人化いたしました!
  10. ^ せきぐちあいみ (2012年11月3日). “関口姉妹”. 関口姉妹. アメーバブログ. 2022年2月22日閲覧。
  11. ^ a b c d e f VRアーティスト・せきぐちあいみがテクノロジーの力で表現したいこと 「得意なものがなかった私に、VRは力を与えてくれた」
  12. ^ 演劇で自己表現に目覚めたせきぐちあいみさん「一人で考えるより、一歩踏み出して」 STOP自殺 #しんどい君へ
  13. ^ 誕生日ありがとう!!そして改名?します!|関口愛美オフィシャルブログ
  14. ^ 美人VRアーティストせきぐちあいみさんが世界初VRアート個展を開催 ASCII.jp 2017年02月11日
  15. ^ VRクリエイター・せきぐちあいみが語るバーチャル × ファッションの可能性 AR、NFTなどもわかりやすく解説(WWDJAPAN.com) - Yahoo!ニュース 2022年5月31日
  16. ^ VRクリエイター・せきぐちあいみが語るバーチャル × ファッションの可能性 AR、NFTなどもわかりやすく解説(WWDJAPAN.com) - Yahoo!ニュース 2022年5月31日
  17. ^ 人気の美人VRアーティスト、東京で個展開催クラウドファンディングで目標の3倍超を達成!
  18. ^ デジタルアート作品が「1300万円」で落札! VRアーティスト・せきぐちあいみが力説する「VR」の可能性(TOKYO FM+) - Yahoo!ニュース 2022年5月31日
  19. ^ VRアーティスト・せきぐちあいみから見た、東京の街とは(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース 2022年6月27日
  20. ^ せきぐちあいみ公式Twitter2023年6月6日
  21. ^ せきぐちあいみ公式Twitter2023年12月5日
  22. ^ せきぐちあいみのVirtual Radio南海放送2023年7月15日放送分
  23. ^ せきぐちあいみTwitter(2012年8月11日)より)
  24. ^ (日本語) 【女性専用車両】当時のインタビューの真実&VRアーティストとしての現在を直撃!【せきぐちあいみ】, https://www.youtube.com/watch?v=GB8FoQIA7TY 2023年4月9日閲覧。 
  25. ^ せきぐちあいみ公式Twitter(2023年4月3日)
  26. ^ せきぐちあいみがスペシャルアドバイザーの「福祉×VR」プログラムが前進!クラファン達成で「障がい者がつくるVRアート展覧会」初開催へ‼
  27. ^ a b c d e 【女性専用車両】当時のインタビューの真実&VRアーティストとしての現在を直撃!【せきぐちあいみ
  28. ^ TiltBrush「せきぐちあいみ」
  29. ^ タイでもVRアートしタイ! ファンタの現地イベントに「せきぐちあいみ」さんがゲスト参加
  30. ^ せきぐちあいみTwitter(2017年8月2日)より
  31. ^ フィリップスが製品ブランドの体感イベント開催、先行体験会に潜入!
  32. ^ 【日本テレビ】クリエイティブテクノロジーラボ
  33. ^ Hannover Messe2018 | IoT NEWS
  34. ^ “だいすけお兄さん”の冠番組第2弾!『にじいろ だいすけっち♪』、Huluで独占配信スタート!! ~ VRアーティスト・せきぐちあいみがオープニング映像を制作 ~
  35. ^ せきぐちあいみTwitter(2019年8月30日)にて
  36. ^ 近未来自動車からVRアートまで! ドバイのIT展示会で最新技術を見た
  37. ^ VR アーティストのせきぐちあいみによるライブパフォーマンスも開催。
  38. ^ せきぐちあいみTwitter(2018年12月31日)より
  39. ^ 一歩先を行くワクワク感との出会い。新型「500X」発表会レポート
  40. ^ せきぐちあいみTwitter(2020年2月3日)
  41. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p せきぐちあいみのTV出演情報
  42. ^ せきぐちあいみTwitter(2019年1月19日)より
  43. ^ TOKYO MX「モーニングCROSS」に工学院の鈴森康一教授が出演
  44. ^ ORICON NEWS「せきぐちあいみの作品」
  45. ^ 「見えなくても、心に残るなら」世界的VRアーティスト・せきぐちあいみが確信する“デジタル作品”の可能性
  46. ^ テレビ番組表の記録 2019年4月6日のラジオ番組表(愛媛・ラジオ)
  47. ^ テレビ番組表の記録 2023年10月29日のラジオ番組表(愛媛・ラジオ)
  48. ^ VR/NFTアーティスト・せきぐちあいみなど、トップクリエイター3人が出演 日本最大級のクリエイティブチーム「C&R Creative Studios」のテレビCMがスタート!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年1月31日閲覧。
  49. ^ 「ASCII倶楽部」新連載スタート! せきぐちあいみ、きゅんくん、落合陽一、鈴木淳也、坂巻匡彦、江渡浩一郎ほか
  50. ^ Iolite2023年9月号
  51. ^ (日本語) 【ブロックス大会2回戦】関口愛美&白幡いちほ vs TAKUMA&パルム[YouTuber Blokus Special Tournament], https://www.youtube.com/watch?v=yUE9PF6Zg0Q 2021年3月14日閲覧。 
  52. ^ Ayakashi Zamurai TV Mini-Series (2015–2016)””. imdb.com. 2019年9月29日閲覧。
  53. ^ 2200年TV (2016)””. imdb.com. 2016年1月1日閲覧。

外部リンク

編集