ベンガル湾
インド洋東部の地域
ベンガル湾(ベンガルわん、英語: Bay of Bengal、ヒンディー語: बंगाल की खाड़ी、ベンガル語: বঙ্গোপসাগর、ビルマ語: ဘင်္ဂလားပင်လယ်အော်、シンハラ語: බෙංගාල බොක්ක)は、インド洋の北東部分の湾。湾はほぼ三角形で、南方に開けた形となっている。東にマレー半島、西にインド亜大陸、北に名前の元となったインドの西ベンガル州およびバングラデシュに面している。南端はスリランカとアンダマン・ニコバル諸島連邦直轄地に面している。同諸島の東側の海域はアンダマン海と呼ばれる。
ベンガル湾 | |
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ベンガル湾の地図 | |
位置 | インド洋 |
種類 | 湾 |
国 | インド、バングラデシュ、タイ、ミャンマー、インドネシア、マレーシア、スリランカ[1][2] |
延長 | 2,090 km |
最大幅 | 1,610 km |
面積 | 2,172,000 km2 |
平均水深 | 2,600 m |
最大水深 | 4,694 m |
インドやバングラデシュの多くの川がベンガル湾に流れ込んでいる。北からはガンジス川、メグナ川とブラマプトラ川が流れ込み、南西の沿岸であるオリッサ州からはマハナディ川、ゴータヴァリー川、クリシュナ川、カヴェリ川が流れ込んでいる。湾の北端のインド領には、スンダルバンス国立公園があり、豊かなマングローブの林がある。ミャンマーのエーヤワディー川もベンガル湾に流れ込んでいる。
チェンナイ(旧名マドラス)やコルカタ(旧名カルカッタ)といった大都市がベンガル湾に接しており、古くから交易拠点として栄えてきた。