パミール高原

タジキスタン、アフガニスタン、中国などにまたがる高原

パミール高原(パミールこうげん、英語: Pamir Mountainsタジク語: Помирキルギス語: Памирパシュトー語: پامیر‎、ウイグル語: پامىر ئېگىزلىكى / Памир Егизлики‎、中国語: 帕米爾高原/葱嶺ドンガン語: Цунлин)あるいはパミル高原は、タジキスタンアフガニスタン中国などにまたがる平均標高5000メートルに達する高原で、中国では葱嶺(そうれい)と呼ばれていた[1]。「パミール(タジク語: Помир)」は、タジク語で「世界の屋根」を意味するといわれる[2]

パミール高原
パミール高原の空撮像(2008年6月
所在地 タジキスタンの旗 タジキスタン
キルギスの旗 キルギス
アフガニスタン・イスラム共和国の旗 アフガニスタン
パキスタンの旗 パキスタン
中華人民共和国の旗 中華人民共和国
位置 北緯38度35分 東経75度18分 / 北緯38.583度 東経75.300度 / 38.583; 75.300座標: 北緯38度35分 東経75度18分 / 北緯38.583度 東経75.300度 / 38.583; 75.300
最高峰 コングール山(7,719 m
プロジェクト 山
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概要

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東パミール、中部パミール、西パミールに分かれ、東パミールの中国領に最高峰コングール山(7719メートル)やムスタグアタ山(7546メートル)があり、西パミールの最高峰はタジキスタン領のイスモイル・ソモニ峰(7495メートル)である[1]

この高原から東北に向かって天山山脈、南方に向かって崑崙山脈カラコルム山脈ヒマラヤ山脈、西南に向かってヒンドゥークシュ山脈が伸びており、「世界の屋根」と呼ぶにふさわしい地形である[3]タクラマカン砂漠を通るシルクロードは、この高原を越えて東西を結んでいた。

タジキスタン東部のゴルノ・バダフシャン自治州にはイラン系パミール人テュルク系キルギス人が暮らしている。

中国カシュガル地区に属する一部は2019年に中国の5A級観光地に認定された[4]

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ a b パミール高原』 - コトバンク
  2. ^ パミール”. weblio辞書. 2019年3月24日閲覧。
  3. ^ 横川文雄(訳) 深田久弥、榎 一雄(監修) 『ヘディン中央アジア探検紀行全集 1 アジアの砂漠を越えて(上)』 白水社、1964年
  4. ^ 新疆维吾尔自治区喀什地区帕米尔旅游区”. www.mct.gov.cn. 中華人民共和国文化観光部 (2021年7月22日). 2023年2月3日閲覧。

関連項目

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