トレバー・メイ

アメリカの野球選手 (1989 - )

トレバー・J・メイTrevor J. May, 1989年9月23日 - )は、アメリカ合衆国ワシントン州ケルソー出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。YouTuberTwitchストリーマー。

トレバー・メイ
Trevor May
ニューヨーク・メッツ時代
(2022年8月13日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ワシントン州ケルソー
生年月日 (1989-09-23) 1989年9月23日(35歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
240 lb =約108.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 MLBドラフト4巡目
初出場 2014年8月9日
最終出場 2023年9月30日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
トレバー・メイ
人物
生誕 Trevor J. May
(1989-09-23) 1989年9月23日(35歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ワシントン州ケルソー
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
居住地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 プロ野球選手
YouTuber
YouTube
チャンネル
活動期間 メイン(ゲーム) 2016年8月30日 -
サブ(野球) 2019年11月14日 -
ジャンル ゲーム実況
野球
登録者数 メイン(ゲーム) 5.39万人
サブ(野球) 4.43万人
総再生回数 メイン(ゲーム) 2,267,930回
サブ(野球) 2,064,240回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年11月10日時点。
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Twitch
チャンネル
ジャンル ゲーム
フォロワー数 18.9万人
(2023年11月10日)
フォロワー数、総視聴回数は2023年11月10日時点。
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経歴

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プロ入りとフィリーズ傘下時代

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2008年MLBドラフト4巡目(全体136位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名され、プロ入り[1]。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・フィリーズでプロデビューした。

2011年2012年にはベースボール・アメリカ紙が評価するフィリーズの組織内のベストプロスペクト(最有望株選手)に2年連続で選ばれている[2][3]。また、2011年にはA+級クリアウォーター・スレッシャーズで27試合に登板して10勝8敗、防御率3.63、208奪三振の成績を残し、フィリーズ傘下のマイナー最優秀選手に与えられるポール・オーウェンス賞を受賞した[4]

ツインズ時代

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2012年12月6日にベン・リビアとのトレードで、バンス・ウォーリーと共にミネソタ・ツインズへ移籍した[5]

2014年8月9日のオークランド・アスレチックス戦でメジャーデビューした。9月3日のシカゴ・ホワイトソックス戦でMLB初勝利を挙げた[6]。この年は10試合(先発9試合)に登板して3勝6敗・防御率7.88・44奪三振を記録した。

2015年は開幕を傘下のAAA級ロチェスター・レッドウイングスで迎えた。4月12日に昇格して以降は先発・リリーフとしてMLBに定着した。最終的には、先発登板16試合を含む48試合に投げ、8勝9敗、防御率4.00、奪三振率8.6という成績を記録した。

2016年はリリーフ専業となり、全44試合にリリーフで登板し、2勝2敗、防御率5.27という成績だった。

2017年3月21日にトミー・ジョン手術を受けることが発表され、一年間全休となった[7]

2020年オフの10月28日にフリーエージェント(FA)となった[8]

メッツ時代

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2020年12月2日にニューヨーク・メッツと2年総額1500万ドルで契約した[9]

2022年オフの11月6日にFAとなった[10]

アスレチックス時代

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2022年12月16日にオークランド・アスレチックスと700万ドルの単年契約を結んだ[11][12]

2023年は自身初めて年間を通して抑えとして起用され、自己最多となる21セーブを記録したが[13]、オフの10月16日に自身のTwitchのライブ配信で現役引退を表明した[13]。野球が好きで野球界から離れることはなく、これからも野球界には携わりたいと引退後の抱負を語る一方[13]、所属したアスレチックスのオーナーを痛烈に批判するコメントを残した[14]

投球スタイル

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最速99.8mph[15](約160.6km/h)の速球を武器とする。

人物

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幼少期はシアトル・マリナーズのファンとして育ち、2023年のアスレチックス時代にはマリナーズ戦でT-モバイル・パークに凱旋登板して、これがキャリアの中で最高の出来事だったと引退時に回想している[13]

エレクトロニック音楽への造詣が深く、YouTubeには「DJ Hey Beef」の名前でプレーするメイ本人の動画がアップされている[16][17]

現役時代からYouTubeとTwitchでゲーム配信も行っている。

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2014 MIN 10 9 0 0 0 3 6 0 0 .333 213 45.2 59 7 22 1 2 44 3 0 41 40 7.88 1.77
2015 48 16 0 0 0 8 9 0 7 .471 492 114.2 127 11 26 2 4 110 4 0 53 51 4.00 1.33
2016 44 0 0 0 0 2 2 0 6 .500 187 42.2 39 7 17 1 2 60 10 0 26 25 5.27 1.31
2018 24 1 0 0 0 4 1 3 5 .800 103 25.1 21 4 5 0 1 36 1 0 9 9 3.20 1.03
2019 65 0 0 0 0 5 3 2 17 .625 266 64.1 43 8 26 1 3 79 3 0 24 21 2.94 1.07
2020 24 0 0 0 0 1 0 2 9 1.000 96 23.1 20 5 7 0 0 38 2 0 11 10 3.86 1.16
2021 NYM 68 0 0 0 0 7 3 4 16 .700 266 62.2 55 10 24 4 0 83 7 0 29 25 3.59 1.26
2022 26 0 0 0 0 2 0 1 6 1.000 111 25.0 27 4 9 0 0 30 0 0 14 14 5.04 1.44
2023 OAK 49 0 0 0 0 4 4 21 1 .500 205 46.2 35 4 29 5 3 40 2 0 21 17 3.28 1.37
MLB:9年 358 26 0 0 0 36 28 33 67 .563 1939 450.1 426 60 165 14 15 520 32 0 228 212 4.24 1.31
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手(P)












2014 MIN 10 1 1 0 0 1.000
2015 48 5 11 2 0 .889
2016 44 1 0 1 0 .500
2018 24 1 2 2 0 .600
2019 65 2 2 1 0 .800
2020 24 0 2 0 0 1.000
2021 NYM 68 0 3 0 0 1.000
2022 26 2 1 0 0 1.000
2023 OAK 49 2 3 0 0 1.000
MLB 358 14 25 6 0 .867
  • 2023年度シーズン終了時

背番号

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  • 65(2014年 - 2016年、2018年 - 2023年)

脚注

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  1. ^ Ben Zimmerman (June 6, 2008). “Phillies draft Kelso's Trevor May in the fourth round”. The Daily News. August 29, 2015閲覧。
  2. ^ Matt Forman (December 13, 2010). “Baseball America Philadelphia Phillies top 2011 prospects”. Baseball America. August 29, 2015閲覧。
  3. ^ Matt Forman (November 4, 2011). “Baseball America Philadelphia Phillies top 2012 prospects”. Baseball America. August 29, 2015閲覧。
  4. ^ Galvis, May named winners of 2011 Paul Owens Awards”. Philadelphia Phillies (September 7, 2011). August 29, 2015閲覧。
  5. ^ Phillies Acquire Ben Revere MLBTradeRumors.com
  6. ^ White Sox fall to Twins 11-4”. Chicago Daily Herald (September 3, 2014). September 11, 2014閲覧。
  7. ^ Trevor May To Undergo Tommy John Surgery”. MLB Trade Rumors (March 21, 2017). April 17, 2017閲覧。
  8. ^ Manny Randhawa and Paul Casella (2020年11月11日). “2020-21 free agents, position by position” (英語). MLB.com. 2020年11月16日閲覧。
  9. ^ Mets Sign Trevor May” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年12月3日閲覧。
  10. ^ 131 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (November 6, 2022). November 14, 2022閲覧。
  11. ^ A’s agree to terms with RHP Trevor May on one-year contract” (英語). MLB.com. 2022年12月17日閲覧。
  12. ^ Athletics Sign Trevor May, DFA Cody Thomas” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年12月17日閲覧。
  13. ^ a b c d Martín Gallegos (October 17, 2023). “Trevor May retires after career-best 21 saves in 2023” (英語). MLB.com. November 10, 2023閲覧。
  14. ^ 今季21セーブの右腕メイが現役引退を表明、所属したアスレチックスのオーナーを批判”. 日刊スポーツ (2023年10月17日). 2023年11月12日閲覧。
  15. ^ 2019年8月5日 ブレーブス戦で計測
  16. ^ Five Minutes of Beef- DJ Hey Beef in ConcertYouTube
  17. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2017』廣済堂出版、2017年、173頁頁。ISBN 978-4-331-52084-0 

関連項目

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外部リンク

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