コイト電工
コイト電工株式会社(コイトでんこう)は、静岡県駿東郡長泉町に本社を置く株式会社。小糸製作所の子会社で、鉄道車両機器、情報システム等の製造を行う。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒411-0932 静岡県駿東郡長泉町南一色720番地 |
設立 | 2011年(平成23年)5月10日 |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 6080101015719 |
事業内容 | 輸送機器、電気機器、住設、環境 |
代表者 | 代表取締役社長 廣瀬仁士 |
資本金 | 90百万円 |
売上高 | 340億円(2018年9月期) |
純資産 | 89億円(2018年9月) |
総資産 | 191億円(2018年9月) |
決算期 | 9月30日 |
主要株主 | 小糸製作所 100% |
外部リンク | http://www.koito-ind.co.jp/ |
特記事項:小糸工業分割準備株式会社として設立。事業分割時に社名変更 |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒370-0523 群馬県邑楽郡大泉町吉田1221 |
設立 | 1947年(昭和22年)1月18日 |
業種 | 輸送用機器 |
法人番号 | 5070001018922 |
事業内容 | 鉄道車両用シートの製造 |
代表者 | 代表取締役社長 原田良一 |
資本金 | 50百万円 |
主要株主 | 小糸製作所 51% |
外部リンク | http://www.okayama-ind.co.jp/ |
本稿では前身となる小糸工業株式会社(こいとこうぎょう)、および子会社である丘山産業株式会社(おかやまさんぎょう)についても参照する。
沿革
編集- 1947年(昭和22年)9月22日 - 日本内外商事設立。
- 1948年(昭和23年)7月 - 小糸商事株式会社に改称。
- 1957年(昭和32年)5月 - 小糸工業株式会社に改称。
- 1967年(昭和42年) - 小糸製作所より自動車用照明機器以外の鉄道車両機器・各種照明・電気機器の横浜事業部(横浜市戸塚区)を小糸工業に営業譲渡。
- 2006年(平成18年)12月 - 丘山産業株式会社を子会社化。
- 2011年(平成23年)8月1日 - 航空機座席事業を除く全事業をコイト電工株式会社として分社。小糸工業は事業持株会社となりKIホールディングス株式会社に改称。
- 2020年(令和2年)4月1日 - KIホールディングスが小糸製作所に吸収合併され消滅。コイト電工株式会社は株式会社小糸製作所の100%子会社となる。
事業所
編集鉄道車両シート
編集コイト電工および関連会社の丘山産業により、鉄道車両向けシートの製造を行っている。デュアルシートでは京王5000系、しなの鉄道SR1系、東急6000系・6020系、京急1000形で納入実績がある[1]。
鉄道車両用制御機器・表示機器
編集鉄道向けの方向幕印刷、国鉄電車用主幹制御機や行先表示機の製作は、森尾電機と並び非常に高いシェアを誇る。
鉄道車内用のLED照明[2] や、LCDを使用した車内情報表示機器「パッとビジョン」[3]なども製造している。なお、「パッとビジョン」=横長LCDタイプというわけではなく、4:3タイプ(15型)や16:9タイプ(17型)も存在する[注釈 1]。
道路・交通情報システム
編集
コイト電工の製作した歩行者用信号機
交通機関向けの製品(信号機・標識等)を多く製作している。
住設機器
編集関連項目
編集脚注
編集注釈
編集- ^ コイト電工では従来のLED式車内表示器の制御用設定機や配線を流用できることを特徴としている[3]。
- ^ 京王7000系は元々設置されていなかったが後年設置されたLED式からの換装での採用。
- ^ 京成3000形は元々LED式を設置する設計であったが増備中途での仕様変更(7次車以降)は本装置に変更された。また後に6次車以前の在来編成も本装置に換装された。さらに11次車からは4:3タイプ(15型)から16:9タイプ(17型)に変更となった。姉妹形式でも本装置は採用されており、新京成N800形(N838編成以前は換装、N848編成以降は当初より)、北総7500形・9200形(7500形は換装、9200形は当初より)でも採用されたほか、京成グループ各社の在来形式におけるLED式からの換装でも多用された。