音の旅 |
雨はどうして「しとしと」と降るのか考えていたら、急に「ぱらぱら」にかわり、そのあと「ざぁー」と降ってきました。ぼんやりと考え事をするには、とてもいい時間です。たまに書いてきた『ぼちぼち随筆』を読み返すと、この時間に書いていることが多いのですね。
このごろ「音」について考えることがふえました。この春から多言語生活をはじめたり、旧友のコンサートにいったり、音を意識する時間が増えたことに関係するのかもしれません。仕事で話すことが少なく、声帯がほそくなったので「歌をうたいなさい」と耳鼻科の先生からアドバイスされました(笑)
車がかわって「音の環境」も激変しました。ドライブレコーダがついたので「ひとりごと研究会」が恥ずかしくなり、代わりにカラオケバーになりつつあります。『デザイン&リーズン』のあとは『宇宙図書館』。多言語会話の音源も流れています。
さて、この車で「函館まるまるたまたま玉手箱」を目指すことになり、面白い使い方がないものかと検討中です。足の悪くなった母も「北海道なら行く」と乗り気なので、我が家のルーツをインタビュー記録しながら走ろうと思います。
おばあちゃんとおちびちゃんが一緒に旅するのは、これが最後になるかもしれません。いろんな昔話を母からひきだそうともくろんでおります。バスガイドをしていた母がいたからこそ、ぼくも旅好きになったと最近気が付いたんです。少し遅いですが「ありがとう」を伝える旅にしたいと思います。
雨のあとは、風の音になりました。みずみずしい葉っぱが大きく揺れる音。小さな音にもいろんな物語があるのでしょうね。そんな楽し気な物語を想像しながら、二度寝のしあわせを満喫したいと思います。
みなさま、よい週末をお過ごしください♬