成功しやすい・始めやすい自営業10選!おすすめの業種と成功のコツ

こんにちは、ITプロマガジンです。

「自由な働き方がしたい」「収入を増やしたい」という人であれば、一度は「自営業」という道を考えたことがあるでしょう。しかし、多くの人がリスクを考えて一歩踏み出せないものです。

そこで今回は、成功しやすい自営業・始めやすい自営業について紹介します。また、自営業に向かない人の特徴や、事業を始める時の注意点、よくある質問なども見ていきましょう。

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

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そもそも自営業とは?主な2種類

自営業とは、会社員のように雇用契約を結んで働くのではなく、自ら事業を営むこと、または自ら営む事業で収入を得る人を指します。株式会社や合同会社といった形態で法人化している場合もあれば、法人化せず個人事業主として事業を営むことも可能です。

ちなみに、フリーランスとは、一般的には個人事業主または従業員のいない法人のうち、個人で仕事をする人を指します。自営業における、個人事業主や経営者の働き方の1つと考えると分かりやすいでしょう。自営業とフリーランスの関係について詳しくは以下の記事で解説しています。

フリーランスと自営業の違いは?定義や共通点もわかりやすく解説

自営業には、大きく分けて「ビジネス型」と「フリーランス型」があり、ビジネスのスタイルが大きく異なります。

ビジネス型

「ビジネス型」とは、自身でビジネスを運営して顧客に商品・サービスを提供する対価として「売上」を獲得するタイプを指します。例えば小売店・飲食店など。ネット副業として人気のネットショップ・ブログ・YouTuberなども含まれます。

軌道に乗れば、会社員時代よりも効率的に稼ぐことが可能である一方、安定収入を得るためには工夫が必要で十分に稼げないリスクもあります。

フリーランス型

「フリーランス型」とは、自らビジネスを運営するというより、クライアントに対して労働力や成果物を提供して「報酬」を得るタイプを指します。一般的に、フリーランスとして働く人の多くが、他の企業や個人事業主からの業務委託によりこの形態で働いており、クライアントワークとも呼ばれます。

メリットは、案件を獲得できればすぐに収入を得られ、初期投資やランニングコストが少ないため低リスクで始められるものが多いという点です。一方、収入はあくまでも成果や労働量の範囲に留まるというデメリットもあります。

成功しやすい・始めやすい自営業を選ぶ際のポイント

自営業を始めるには、事前にさまざまな要素を考慮し、自分に合ったビジネスを選ぶことが重要です。以下では、成功しやすく、始めやすい自営業を選ぶ際のポイントを解説します。

初期投資はいくら必要か

自営業を始める際は、初期投資額を確認することが大切です。初期投資が大きければ、始めるためのハードルは高く、リスクも大きくなります。初期投資に見合ったリターンが見込めるビジネスであれば、リスクを負っても成功する可能性はありますが、成功するうえでは最初はリスクを抑えるのが原則です。

例えば、デザインやマーケティングの仕事であれば、必要な初期投資はパソコンとソフトウェアのライセンス程度です。これに比べて、在庫を持つ必要のあるビジネスでは、初期投資が大きくなります。

リスクを避けたい場合は、パソコンだけで始められるような初期投資が少ない仕事を選ぶのがよいでしょう。

実店舗なしで運営できるか

ビジネスを運営する際に、「実店舗が必要かどうか」を考えることも重要です。

実店舗が必要な場合、賃貸料や光熱費といったランニングコストが大きくかかります。固定費が高くなると、収益が出るまでの期間や売上が安定しない時期に資金が枯渇して行き詰まりかねません。

一方、実店舗が必要ない業種、例えばエンジニアやWebデザイナー、コンサルタントなどは、ランニングコストが低く、収益が安定するまでの期間も比較的短いため、リスクを抑えやすい傾向があります。

従業員なしで始められるか

自営業を始める際には、「従業員を雇う必要があるか」も検討しましょう。

人を雇うと、採用費用や給与・社会保険料などのコストがかかるため、固定費が増大します。損益分岐点が厳しくなり、売上が立たない場合には資金繰りにも苦労するでしょう。

そのため、リスクを抑えるのであれば最初はできるだけ自分一人で完結できる業種を選ぶことをおすすめします。

利益率は高いか

自営業を始める際には、「利益率が高いかどうか」を確認しておくことも大切です。

利益率が高ければ、ランニングコストがかかっても、最終的に手元に残る収入が多くなり、成功しやすくなります。業種によって利益率は異なるため、業種ごとの目安を調べて、安定的に利益が確保できるビジネスを見極めることが必要です。

エンジニアやコンサルタントといった自身のスキルやノウハウで勝負するタイプのビジネスは、仕入れの必要がなく、利益率が高い傾向にあります。一方、仕入れがある物販ビジネスは、粗利が低くなりやすく、「売上は立っていても利益が手元に残らない」という事態になることもあります。

需要・将来性があるか

始めるビジネスについて「現在需要があり、それが今後も続くか?」を考えることも大切です。

その仕事には需要があるものの、一過性のブームであれば、流行が終わると同時に需要も減少する可能性があります。一方、その仕事が長く必要とされてきたものであり、また代替するのが難しいものであれば、長期的な安定が見込めるでしょう。

IT分野においては、Web開発やデジタルマーケティングの需要は安定しており、今後も持続的な需要が見込まれます。生成AIの登場によって部分的に人間の業務を機械が代替していますが、要件を提示したり戦略を考えたりといった高度な判断は人間が行う必要があり、専門人材への需要は今後も続く可能性があるでしょう。

ノウハウ・人脈を持っているか

自営業を始めるには、「その業種や職種で必要なノウハウを持っているか」も重要な判断材料です。自営業者は会社の後ろ盾がなく、自分のスキル1本で戦うことになるため、独自のノウハウを持っていることは差別化を図るうえでも欠かせません。

また、人脈も重要な要素で、特に顧客開拓や業界での情報共有などに役立ちます。実際、フリーランスとして活動する場合は、取引のあるクライアントやビジネスパートナーといったつながりから案件を紹介してもらえるというケースは少なくありません。

その仕事が好き・苦にならないか

「自分がその仕事を好きであるか」「少なくとも苦にならないか」を考えることも、長期的な成功のためには欠かせない要素です。「儲かりそう」という理由だけでは、ビジネスを続けていくことは難しいでしょう。

自営業にはさまざまな困難がつきもので、成功するにはそれを乗り越えるモチベーションが必須です。自分が本当に好きで打ち込める仕事を選ぶことが、成功につながるカギといえます。

例えば、プログラミングやもの作りが好きな人がエンジニアとして自営業を始めた場合、技術の進歩に追いつくための勉強も苦にならず、自然にスキルを向上させられるでしょう。

成功しやすい・始めやすい自営業おすすめ10選

それでは、具体的に成功しやすい・始めやすい自営業を5つずつ紹介します。

ビジネス型・オンライン講師
・サロン経営
・ブログ・メディア運営
・ネットショップ経営
・フランチャイズ
フリーランス型・Webライター
・エンジニア
・デザイナー・イラストレーター
・動画制作・編集者
・コンサルタント

ただし、成功しやすい・始めやすい自営業が、大きな金額を稼ぎやすいというわけではありません。高収入を狙える自営業ランキングは以下の記事で紹介しているので、こちらも参考にしてください。

自営業・個人事業主の職種ランキング10選!年収と共に儲かる仕事を紹介

ビジネス型の自営業5選

まずは、ビジネス型でおすすめの自営業について、仕事の概要・成功しやすい理由・始め方についてお伝えします。

1.オンライン講師

オンライン講師とは、オンラインのレッスンやセミナーで人にものを教える仕事です。パソコンやWebカメラ、インターネット環境を整備すれば、自宅で1人でもこなせます。その他に特別な機材は不要で、初期投資も最小限に抑えられます。

教える内容は、語学やプログラミング、投資、子育て、ビジネスマナー、大学受験などさまざまで、自分の得意なことを活かせます。スキルシェアサイトを使えば集客しやすく、顧客獲得費用もそれほどかかりません。

フリーランスの講師業は稼げる?仕事内容や単価目安、案件の取り方

2.サロン経営

ネイルサロンやエステサロンなど、美容系のサービスを提供する事業です。サロンでは基本的にお客さんに1対1でサービスを提供するため、1人で経営しやすいのが特徴。提供するサービスによっては、最初に設備投資が必要ですが、ワンルームでも始められ、ランニングコストを抑えられます。

自宅でも開業できますが、マンションの場合は住居用物件と事業用物件と種類があるため、人を呼ぶサービスを提供する場合、必ずしも自宅で開業できるとは限りません。そのほか、サロン用に部屋を借りたり、レンタルサロン・シェアサロンを利用したりする手段もあります。

3.ブログ・メディア運営

ブログやメディア運営は、自身のブログやWebサイトを作って、広告で収入を得る方法です。ユーザーに商品・サービスを購入してもらうことで報酬が発生する「アフィリエイト広告」や、自身のページにバナー広告を掲載することで報酬が発生する「純広告」などが代表例です。

最低限必要なものは、パソコンとインターネット環境、ドメイン、サーバーだけです。ランニングコストも、サーバーのレンタル代や通信費、電気代程度なので、こちらも低く抑えられます。軌道に乗るまでに時間がかかる傾向がありますが、一度サイトを作れば管理の手間もそうかからないため、副業から始めることもできます。

4.ネットショップ経営

何か商品を販売したいという場合は、ネットショップ経営がおすすめです。自身のECサイトを持ち、独自に運営することもできますが、「Amazon」や「楽天市場」などのモールに出店したり、「BASE」や「Shopify」などのプラットフォームを使ってオリジナルショップを作ったりすることも可能。契約時に手数料はかかりますがサービスの利用料は無料なので、リスクは低いといえます。

始めるには売る商品を決める必要がありますが、オリジナルグッズ作成サービスやオンラインの卸サイトなど、気軽に利用できるサービスを活用するのもよいでしょう。

5.フランチャイズ

フランチャイズとは、本部(フランチャイザー)と加盟店(フランチャイジー)が契約を結び、加盟店はロイヤリティを払うことで本部の商品やサービスの販売権を得られるシステムです。加盟店は本部のノウハウやマニュアルを活用できるので、未経験者でも自分の店を持てます。

また、大きい開業資金が必要なものの、本部は業界の大手が多く、信頼性が高いことから融資が受けやすいメリットも。ブランド力でスタートから集客が見込めるため、ゼロから起業するよりも低リスクで始められます。

フリーランス型の自営業5選

次に、フリーランス型でおすすめの自営業について、仕事の概要・成功しやすい理由・始め方を見ていきましょう。なお、フリーランスとして活躍できる仕事は以下の記事で一覧で紹介しています。

フリーランスの仕事一覧!職種別の必要スキル・年収・案件の探し方

1.Webライター

Webライターは、インターネットで公開するWeb記事を書く仕事です。未経験歓迎の募集も多く、副業からでも始められます。記事の内容は幅広いので、自身の経験やスキルを活かしたジャンルを選べるのが魅力です。

案件は、自分で営業活動を行うほか、クラウドソーシングや記事執筆代行サービスなどに登録すると見つけやすくなります。ただし、文字単価で計算されることが多く、未経験だとまとまった金額を稼ぐのは難しい場合も。一方で、医療や金融、各種資格者など、専門分野の知識がある場合は稼ぎやすい傾向があります。

フリーランスライターになるには?具体的な手順と稼ぎ方・案件獲得法

2.ITエンジニア

エンジニアは、フリーでプログラミングやシステム開発などの仕事を請け負います。完全未経験では難しいものの、現在はもちろん将来的な需要も高く、スキル・経験があれば高収入を狙うことが可能。これから目指すのであれば、副業やスクール、システムの自作などで実践的なスキルを身につける必要があります。

エンジニアの場合、クラウドソーシングの他に、フリーランス向けのエージェントでも仕事を獲得しやすいのでおすすめです。

フリーランスエンジニアとは?稼げるのか?実態を紹介

フリーランスエンジニアって実際どう?今から目指す人が知るべき実態とは

3.デザイナー・イラストレーター

デザイナーやイラストレーターは、クライアントから依頼されたデザインやイラストを制作します。Webサイトで使用するデザインやイラストはもちろん企業広告のデザインやゲームのイラストなど需要が高く、スキルや実績を積めば安定収入が期待できます。

クラウドソーシングやスキルシェアサイトなどでも案件が多いため、副業から始めやすい点も魅力。作品のクオリティさえ高ければ、初期投資や実務経験がなくても仕事を獲得できる可能性があるでしょう。

フリーランスのデザイナーになるには?仕事の取り方や年収・案件単価

4.動画制作・編集者

近年大幅に需要が高まっているのが、動画制作や動画編集ができる人材です。現在、個人の結婚式やイベントから、一般企業の自社紹介・商品宣伝、YouTubeチャンネル運用など動画コンテンツが必要な場面は多いもの。動画制作・編集者はクラウドソーシングなどで個人や企業から依頼されて、動画を作ります。

動画制作・編集には、専用の編集ソフトや機材が必要なので、多少の初期投資は必要ですが、リモートで働けることが多く、自宅でも作業できます。大掛かりな設備費用や家賃、人件費といった初期投資は必要ありません。

フリーランスの動画編集者は厳しい?年収や単価相場、始め方を解説

5.コンサルタント

コンサルタントとは、自分のスキルや経験を活かして、企業の課題を解決する仕事を指します。例えば、戦略、人事、IT、財務などの分野があります。

自分のスキルと経験を活かす仕事で、設備などの大きな初期投資は必要なく身一つでも独立できるため、フリーランスとして活躍する人が多い職種です。大きな責務と責任を負うことから、高収入を狙いやすい一方で、特定分野で秀でたスキル・実績を持っている必要があります。スポットコンサルができるサイトを利用すれば、副業でも始められます。

フリーランスコンサルタントになるには?独立後の年収・単価相場

女性が成功しやすい自営業は?

家事・育児・介護など、家庭での仕事が多いことから、女性のなかには自営業を諦めている人もいるでしょう。しかし、女性が成功しやすい自営業や家庭での時間を大切にしながら仕事ができる自営業も存在します。

女性が成功しやすい自営業の条件

女性が成功しやすい自営業の条件は、主に以下の3つです。

  • ワークライフバランスを確保しやすい
  • 年齢・性別に関係なく活躍しやすい
  • 強み・スキルを活かせる

自分で仕事をする時間を選べる自営業であれば、家庭が忙しい女性でもワークライフバランスを確保できます。

肉体労働など年齢や性別による差が出やすい仕事は、将来的なことも考慮して、成功しやすいとはいえません。年齢・性別に関係なく活躍しやすい仕事であることが重要です。

さらに、自身の持つ強みやスキルを活かせると、未経験の仕事をするよりも獲得できる案件のレベルが高くなるため稼ぎやすくなります。

女性におすすめの自営業

具体的には、ネイリストや、事務・カスタマーサポート、Webマーケターなどの仕事が女性が成功しやすい自営業として挙げられます。今回紹介した自営業のなかでは、動画編集者・Webデザイナー・Webライター・エンジニアなどもおすすめです。

女性におすすめの起業・自営業については、以下の記事で詳しく解説しています。

女性におすすめの起業・自営業の職種ランキングTOP10!選び方も解説

自営業で成功する人・向いている人の特徴

自営業には「自由な働き方で好きな仕事ができる」「収入は青天井」という魅力がある一方で、収入が不安定になったり事業が失敗して借金だけが残ってしまったりといったリスクも。

そこで、ここでは自営業で成功する人・自営業が向いている人の特徴をお伝えします。

自己管理・スケジュール管理ができる

自営業の場合、仕事をする曜日や1日のスケジュールを自分で決められます。自己管理やスケジュール管理ができるスキルは自営業者には必須でしょう。

自主的に勤務時間・休憩時間を考えて、その通りに行動できなければ、安定した事業の継続は困難です。特に、リスクを抑えるために1人で起業する場合、周りの目がなくても仕事をしなければなりません。

つい怠けてしまうという人は、自営業に向いていない可能性があります。

仕事に対するモチベーションが高い

自営業では、稼ぐも失敗するも全てが自分次第。モチベーションが落ち、業務の量・質が下がれば売上の減少に直結します。そのため、仕事に対する高いモチベーションも欠かせない要素です。

事業を起こす目標・目的が定まっていると、達成するための努力ができるでしょう。しかし、自営業では、いつでも仕事のペースを落としたり辞めたりできてしまいます。実際に、一度独立してもすぐに会社勤めに戻ってしまう人も珍しくありません。

特に、「今の職業が好きでない」「とりあえず会社を辞めたい」など、ネガティブな理由で自営業を目指す場合、モチベーションを保ちにくいものです。自分の仕事へのモチベーションが低い場合は、その仕事での自営業には向いていないかもしれません。

お金の管理が得意

お金の管理を誰かに任せない限り、自営業では自身で資金計画を立て、お金のやり繰りをする必要があります。そのため、お金の出入りを管理し、長期的な資金繰りを考えるスキルが欠かせません。

お金の計算がおおざっぱだと、運転資金不足になり、立ち行かなくなるリスクが高くなります。特に、初期投資としてある程度まとまったお金を投入している場合、資金を回収する前に倒産となれば、借金が残るだけという場合もあるので注意しましょう。

自営業に向いている人・向いてない人の特徴!どんな人が独立すべき?

自営業で失敗しないために意識すべき注意点

自営業で失敗しないためには、他にも注意事項がいくつかあります。まとめて確認しておきましょう。

流行に乗りすぎない

「今流行っているから」という理由だけで、起業する業種を選ばないことが重要です。流行っている時点でレッドオーシャンになっており、競合に競り勝つ必要があるため成功の難易度は上がっています。また、自分にとって興味がない分野を選んでしまい、モチベーションにつながらないことも考えられます。

そのため、流行には終わりが来ることを前提に、「将来的なニーズがあるか」「競合に勝てる強みを自分が持っているか」「その仕事が好きなのか」も考慮して、挑戦する分野を選びましょう。

運転資金を十分に確保しておく

自営業のなかには、少額の初期投資で始められるものもありますが、運転資金についてはあらかじめ確保しておきたいところです。

会社勤めであれば何かトラブルがあったり仕事が減ったりしても、毎月の給料は大きく変わりません。しかし、自営業はそのまま収入に響きます。

また、利益は出ているにもかかわらず手元に現金が足りなくて、事業が立ち行かなくなることがあります。これは、働いた分の売上が現金として手元にくるよりも先に、出ていくお金が大きくなる時に起こります。

万が一に備えて、ある程度の運転資金を用意することが重要といえます。

起業の際の資金集め(資金調達)の方法6選!手順と注意点も解説

副業からスタートしてリスクを抑える

経験があるジャンルの仕事であっても、独立して成功するとは限りません。そのため、今の仕事を辞めてから自営業を始めるのではなく、まずは副業で始めるのがおすすめです。

自営業は始めてすぐに仕事を得られるとは限らないうえ、軌道に乗るまで時間がかかるものもあります。仕事が十分にないと、生活が立ち行かなくなったり、他で働いて事業運営が疎かになったりする恐れがあります。最初は会社を辞めずに副業から始めて、個人での受注経路や実績を作るのがよいでしょう。

副業フリーランスとは?始め方やおすすめ職種、メリットと注意点

フリーランス型の自営業なら、副業エージェントの利用がおすすめです。弊社「ITプロパートナーズ」では、IT/Web系の副業・フリーランス案件を数多く扱っております。「起業や自社サービスの立ち上げにあたって、一定の収入を確保したい」と考えている方はぜひお気軽にご相談ください。

税金の知識をつけておく

自営業を行うには、税金について事前に勉強しておくことが欠かせません。「どのような税金を支払う必要があるのか」「どのような条件でどれくらいの税率(%)で課税されるのか」などを調べておきましょう。

自営業に特に関係のある税金には、以下のものがあります。

  • 所得税
  • 住民税
  • 個人事業税
  • 消費税

例えば青色申告を行うと優遇措置として「青色申告特別控除」を適用できますが、それには事前の申請が必要です。開業前から税金に関する情報を知っておき、事前に計画を立てましょう。

フリーランスが支払う税金の種類とは?対策や払わないリスクも紹介

許認可について調べておく

自営業を始める際には、業種によって特定の許認可が必要な場合があるため、業種を選ぶ段階でその確認を行うことが重要です。許認可を受けずにビジネスを開始すると、営業停止や罰金といった処分を受けることがあります。

許認可が必要な業種の例は以下の通りです。

  • 風営法の許可:カラオケ店、バー、クラブなど
  • 飲食店営業許可:飲食店
  • 古物商許可:リサイクルショップなど
  • 宅地建物取引業免許:不動産の売買・賃貸や重要事項説明

これらの許認可は、業種ごとに取得方法や難易度、必要な条件が異なります。例えば、飲食店の場合は保健所の指導を受ける必要があり、古物商許可の場合は警察署に申請を行います。それぞれの許認可に関しては、申請書の準備や審査などに時間がかかる場合も多いため、余裕を持った準備が必要です。

自営業を始める際のよくある質問と回答

最後は、自営業を始めるうえで、多くの人が疑問に感じることをQ&A方式で回答します。

開業届は提出すべき?

開業届は出しておいたほうが有益でしょう。

開業届は、所得税法によって事業を始めるにあたり開始から1ヶ月以内に提出が義務付けられているものです。

出さなかった場合も罰則はないため、出すか出さないかは本人次第という側面もあります。しかし、「青色申告が可能になり、税控除を受けられる」「屋号を使った銀行口座を開設できる」などのメリットがあります。

フリーランスに開業届は必要?提出のメリット・デメリットやタイミング

確定申告は白色と青色どちらを選ぶべき?

多くは青色申告がおすすめです。白色申告と青色申告のどちらを選ぶのかはその人の状況次第ですが、青色申告のほうが税の優遇を受けやすいため、事業を始めるのであれば青色申告がおすすめです。

白色申告の場合は、帳簿付けが簡易である一方、所得控除額が少ないのがデメリット。青色申告は帳簿付けが複雑になるため手間はかかりますが、所得控除額が大きいので手元に残るお金を増やせます。

フリーランスが青色申告する6つのメリットと必要な手続き・やり方

社会保険の手続きはどうする?

自営業を始めるにあたって会社を退職する場合は、原則として国民年金と国民健康保険に加入する必要があり、手続きは自分自身で行わなければなりません。日本は、国民皆保険制度を採用しているため、社会保険への加入は必須です。

ただし、勤め先で社会保険に加入しながら、副業・兼業の形で自営業を始める場合は、改めて加入する手続きを行う必要はありません。

フリーランスが加入できる社会保険とは?種類や保険料を抑える方法も解説

自営業を始める前の準備は?

基本的な準備以外のものとして、クレジットカードがない場合は、審査の関係で企業勤めをしているほうが有利に働くため、独立前に作っておくのが無難です。事業計画書があったほうが資金調達しやすくなりますが、1人で始める規模であれば必須ではありません。独立してもすぐにまとまったお金を稼げるとは限らないため、当面の生活費と3〜6ヶ月分の運転資金を用意しておくとよいでしょう。

まとめ

自営業にはさまざま仕事がありますが、その特徴を理解して自分に合った形態を選ぶことが大切です。自営業には、独自にビジネスを展開する「ビジネス型」と、スキルを提供する「フリーランス型」の2つの主な形態があります。

成功しやすい・始めやすい自営業を選ぶ際には、初期投資が少なく、ランニングコストを抑え、安定した収入を得やすいものを選ぶことがポイントです。また、事前に初期投資の額や必要な設備、利益率、将来性も検討しましょう。

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