Apple、EUでiPhone14とSEの販売を2024年末に終了!
Appleは、2024年末までに欧州連合(EU)各国でiPhone14、iPhone14 Plus、iPhone SE(第3世代)の各モデルの販売を終了する、と仏メディアiGenerationが報じています。EUの規制により、2025年からUSB-Cポートの搭載が義務化され、Lightning搭載モデルの販売が禁止されることを受けた対応です。
2024年末までにiPhone14、iPhone SEの販売終了
Appleは現在、最新モデルのiPhone16シリーズとあわせて、お手頃モデルとして2022年9月発売のiPhone14、iPhone14 Plusと、2022年3月発売のiPhone SE(第3世代)の販売を継続しています。これらのモデルは、USB-CではなくLightningポートを搭載しています。
AppleはEU圏内のApple Storeで、これらのモデルの販売を2024年内で終了する計画だとiGenerationが報じています。
これらのモデルの販売終了後、EU諸国のApple Storeで購入できるiPhoneは、iPhone16シリーズ、iPhone15、iPhone15 Plusの各モデルとなります。
Appleの損失は限定的?
AppleはEUでのiPhone14、iPhone14 Plus、iPhone SE(第3世代)の販売は終了しますが、収益面で大きな損失にはならないだろう、と米メディア9to5Macはコメントしています。
2025年春(3月か)には、iPhone14のような外観でホームボタンを廃止し、Apple独自開発5Gモデルチップを初搭載したiPhone SE(第4世代)が発売されるほか、iPhone14はEU以外の国々では2025年のうちに販売が終了すると見込まれています。
つまり2025年には、世界全体でLightningポートを搭載したApple製品の販売は完全に終了することとなります。
利便性向上と廃棄物削減を掲げたUSB-Cへの一本化
EUは、2025年からすべてのモバイル機器へのUSB-C搭載を法律で義務付けており、LightningなどUSB-C以外の規格を採用した機器は販売が禁止されます。
この法規制は、多くの電子機器で同じケーブルが使えて利便性が向上するほか、廃棄される電子廃棄物の削減にもつながることを期待したものです。
12月14日時点ではiPhone14の販売を確認
日本時間12月14日午前1時時点で、Apple フランスのオンラインストアを確認した段階では、iPhone14やiPhone SE(第3世代)が販売されていました。
アクセサリーとして、Lightningケーブルの販売も継続されています。
Source: iGeneration via 9to5Mac