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東京23区の全建物をフルテクスチャ化したフォトリアリスティックな精巧3Dマップ「REAL 3DMAP TOKYO」、キャドセンターが販売開始

 株式会社キャドセンターは、東京23区の3D都市データ「REAL 3DMAP TOKYO」の販売を開始した。インクリメントP株式会社および株式会社パスコと共同開発している「MAPCUBE」にキャドセンター独自のCG処理を加えたもの。4×4km単位の領域から購入可能で、主に法人向けに販売する。

 元となるMAPCUBEは、航空測量で計測した高さ情報、2次元のベクトル地図情報と航空写真画像データをもとに生成した地形や建築構造物の3次元都市モデルデータ。REAL 3DMAP TOKYOではランドマークを毎年更新するため、最新の東京のビジュアルを扱えるのが特徴。

 東京23区すべての建物をフルテクスチャ化しており、窓ガラスの反射も適用。航空機やドローンによる空撮では懸案となる規制や天候の影響を受けずに、東京の都市空間をフォトリアリスティックに再現するコンテンツ制作が可能になるとしている。

 また、マップデータはAutodesk社の「3ds MAX」形式で作成されているため汎用性があり、3D都市データが要求されるような映画やアニメーションなどの映像表現、航空機や船、鉄道などのシミュレータ用途への利用にも活用できる。

丸の内
渋谷