macOS Sequoia では Magic Trackpad のポーリングレートがモニターのリフレッシュレートと同期するようになった

Magic Trackpad の操作感は好きだけど、ポーリングレートは有線接続時でも 90Hz と低く不満があった。普段 Windows でゲームをやる際は 4000Hz や 8000Hz のゲーミングマウスを使ったりしているので、どうしてもその入力遅延が気になる。

最近 M4 チップを搭載した Mac と一緒に、USB-C ポートを搭載した Magic Trackpad もリリースされた。ポーリングレートも上がってたりしないだろうかとあまり期待せずに調べていると、macOS Sequoia から Magic Trackpad 2 (Lightning の古いモデル) のポーリングレートが上昇したと主張するReddit のコメントを見つけた。

しまってあった Magic Trackpad 2 を引っ張り出し、 Sequoia を搭載した Mac に接続して Polling Rate Tester で測ってみると、結果は 360Hz だった。Reddit には 200Hz とあったので変だなと思いつつ、その数字にはすぐにピンときた。私の使っているモニターはいわゆるゲーミングモニターというもので、そのリフレッシュレートは 360Hz である。

さらにリフレッシュレートを 240Hz に落としてからポーリングレートを再測定してみたところ、やはり結果は 240Hz になった。他社製のマウスでも試してみたところ、リフレッシュレートに応じて結果が変わることはなかったので、テスターがおかしいということも無さそう。どうやら Apple は Magic Trackpad のポーリングレートをモニターのリフレッシュレートと同期させることにしたようだ。

ここで少し嫌な予感を感じつつ恐る恐るリフレッシュレートを 60Hz まで落としてみると、やはりポーリングレートも 60Hz まで落ちていた。Sonoma 以前は 90Hz で固定だったので、OS アップグレード前より下がったことになる。高リフレッシュレートのモニターを使用していないユーザーは Sequoia にアップグレードすることで Magic Trackpad の使い勝手が悪化したと感じるかもしれない...

Sonoma でのポーリングレート