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3Dプリンティングシューズデザイナー「Marloes ten Bhömer」

2010年12月16日

i.materialiseグローバルブログから。

本当に革新的なシューズデザイナーとして挙げられる一人はRem D Koolhaas of United Nude 、そしてもう一人はMarloes ten Bhömer。どちらも最新の素材とデザインを駆使して驚くようなデザインの靴を産み出しています。

「同世代で最も活躍が約束されているシューズデザイナー」の一人と称されるMarloes ten Bhömer。彼女は革新的な新材料や今までと全く異なる外観デザインにより、「靴の新しい定義」を投げかけています。以下の写真にある、MarloesさんのRapidprototypeshoeは、実際に履くことができる、3Dプリンティングによる靴の、注目すべき事例です。i.materialiseのJoris Peelsが彼女にインタビューし、美しい靴が産み出される背景を探ってみました。

Joris Peels: どうして3Dプリンティングを使うのですか?

Marloes ten Bhömer: 3Dプリンティングは、いくつかの点で私にとって興味深いものです。

靴の製造メーカーを、彼らの外の世界の工法を使って製造することを納得させるのはとても難しいことです。 私の場合、使う製造法や材料は特別なもので、靴産業では使われていないものです。このことが、(いまのところ)作品をニッチ市場向け、少量生産向けとしていまっています。その点で、3Dプリンティングは私にとって2つの利点をもたらします。ひとつは靴を製造するのにわざわざ誰も説得する必要がないこと、もうひとつは、1足だけ作るにしても、少量作るにしても、作るための初期コストが全くいらないことです。

次に、3Dプリンティングがどのように実際にモノを作るかに大変興味を持ちました。「生」の材料が固められたり焼結されたりして積み上げられるというのは、少なからず「構造的な材料」とその作られ方という両面で、興味深く、挑戦的だと感じました。 また、「3Dプリンティングでしか実現しないパーツの創造」というのも明らかに面白いことで、美学としての新たな可能性と実現性は、本当にエキサイティングです。

JP: この靴はパーツが分解できるものですか? 実際の製品ですか?

Marloes ten Bhömer: この靴は分解できるものではありません。この靴のために、まずは試作品としてではなく、実際の製品として3Dプリンティングで作れるかの可能性を探りました。 この靴のデザインコンセプトは、1つのモノを複数の材料で作ることができるというもので、パーツを別材料のパーツに置き換えることができます。私はヒールのパーツにVeroBlack、アッパー・ソールのパーツに TangoBlack を使いました。ただし、VeroBlackはヒールに使うには硬すぎるかもしれません。 TangoBlackは良いと思います。

(VeroBlackとTangoBlackは、Objet社 3Dプリンタの材料名でPolyjet工法で造られます。i.materialiseではそれぞれ FineLayer Epoxyと Rubber Likeと呼んで、提供しています)

JP: 作るのに難しい点は?

Marloes ten Bhömer: 靴のデザインとしては、とても複雑で、かつ美しい連続曲面をもつ靴を、実際の足のサイズに合せるようにモデリングすることはとても大変でした。また、真直ぐ立った平面パネルは3Dプリンタにとって、プリントするのに難しい形状でした。これから試すのは、パネルの内側と靴の内側を構成する、パネルの足場となる硬い芯を作ることで、もうすぐやってみることになります。

現在、最も興味があるのは3Dプリンティングで実用的(試作ではなく)なモノを開発することです。面白いデザインとしての挑戦というのは、サステイナビリティ(持続性)とパーツが簡単に交換、または更新できるという使い方をデザインの初めに織り込んでいくことと思っています。例えば、3Dプリンティングによるヒンジ(蝶番)の事例はほんの少しありますが、「足に当たる部分」のパーツをデザインするとしたら、プリントの寸法誤差が問題になってくると思います。もし組み立てが不要で、かつ簡単に分解できるパーツをデザインできるシステムがあれば、とても面白いと思います。

もちろん、このアイデアは、細かい知識がない上での空想的な発想で、靴のデザインとしても別のコンセプトが試されていくと思います。靴は、小さいけれども、耐摩耗性、通気性、柔軟性、耐荷重、ねじれなどに優れた特性を持つ多くの素材が必要です。どの材料も、他の産業で使われるものも含め、数多く試され、開発されるものです。

Marloesさん、ありがとうございました。彼女のすばらしい作品をご覧になりたい方はこちらへ。

生物の構造を3Dプリンティングで実現!

2010年12月15日

ロボットに関する国内外の最新情報を幅広く発信されている専門雑誌「ロボコンマガジン」(オーム社刊)の最新2011年1月号が発売されました。

2011_01.jpg

ROBOCON Magazine 2011年1月号

■定価:980円(税込)
■判型:A4変形判 144頁
■発売日:2010年12月15日
■雑誌09761

ご購入は、こちらからもできます。

表紙のロボット:第18回ROBO-ONE 優勝ロボット「Aerobattler MON ☆」。関連記事は、36ページ。

その中で、とても興味深い記事がありましたので、解説も入れてご紹介します。

「ドイツ・Festo社訪問記─生物模倣ロボットの可能性」

こちらでは、生物の構造を分析し、それをまねた構造や動きをロボットに取り入れることで、新しい動きや機能を持たせている会社とロボットの紹介で、実際に訪問してのインタビューですので、具体的で大変参考になる記事です。

このFesto社のホームページ http://www.festo.com/cms/en_corp/index.htm には、ユニークなロボットの写真や動画がたくさん掲載されていて、見るだけでも楽しいです。空中をふわふわ漂う「AirJelly」などは日本のテレビでも見たことがありますが、今回注目すべきはこれです。

Bionic Tripod 2.0

リンゴなどのやわらかくて丸いものをやさしく持つことができる、「生物」のようなロボットですが、なんと、この物をつかむ3本の「爪」は、3Dプリンティング(Polyamide)(i.materialiseでも提供している)で作られているそうです!動画を良く見ると分かりますが、リンゴをつかむ力が加わると、その反力で自然に爪が丸く内側に曲がり、やさしく抱え込むことができています。

その構造はFin Ray Effect®Evologics GmbH社の登録商標)というもので、尾びれを振って効率よく推進力を発生する魚の胴体の構造をまねているそうです。

(以下引用:http://www.festo.com/cms/en_corp/10947.htm

Structure with the Fin Ray Effect®

Struktur Fin Ray Effekt®
Fin Ray Effekt® am Beispiell des Airacuda

Natural model –
fundamental technical principle

Fish fins behave unexpectedly when a lateral force is applied: they do not bend away, but bulge out in the direction of the applied force. What may sound complicated is in fact a simple principle, by means of which a fish can deploy the full strength of its fin movements in water. The basic technical principle of the structure with Fin Ray Effect® was derived from this natural phenomenon. This functional reversal under lateral force provides the basis of many innovative high-tech solutions that utilise the Fin Ray Effect®. Each fin ray comprises two fixed struts that are joined at their tips; the struts form an acute triangle. The two pliable flanks are connected by ribs, which hold the flanks apart and allow elastic movement.

構造は至って単純で、三角形の2斜辺の薄くてしなやかにたわむ板と、回転軸と軸受けで接続されている数枚のリブがつないでいるというものです。これを自社の3Dプリンタで製造しているそうですが、3Dプリンティングの特性を最大限活かしている、すばらしい例です。

  • Poliamideの柔軟性、強度、耐久性を活かしている!
  • 複数部品による機構構造も1ピースパーツとして1回でプリントし、組み立てを不要としている!
  • 金型や切削加工を使わず、少量を必要な時だけ生産している!

このように、発想があれば、複雑な構造でも有機的な形状でも、実際に使えるモノができるのが3Dプリンティングの大きな利点のひとつです。これをそのままマネしてはいけませんが、同じような発想はまだまだ広がるはずです。

日本でもこのような発想や使い方が出てきて、ロボットだけでなくあらゆる分野で世界で活躍することを願って止みません。i.materialiseはこのような活動を3Dプリンティングサービスを通じて応援していきます。

因みにロボコンマガジンウエブサイトには「立ち読みコーナー」もあり、例えば

  • 「ROBOTWORLD 2010」から垣間見る韓国のロボット産業の特徴」

のように、記事の一部はPDFでダウンロードして読むことができます。

アルゴリズミックデザイン × 3Dプリンティング

2010年12月12日

工業、宝飾、建築など、世界的に幅広い分野で使われている3次元CAD「Rhinoceros」の日本総代理店「株式会社アプリクラフト」様が、Rhinocerosプラグイン「Grasshopper」によるアルゴリズミックデザインからi.materialiseでの3Dプリンティングによるスケールモデル製作について、ブログにてご紹介いただきました。

http://applicraft.blogspot.com/2010/12/3d-by.html

Rhino/Grasshopperの組み合わせでモデリングしたものを試作する方法の一つに3次元プリンターがありますが、Rhinoモデルのデータ出力サービスを行っているアイマテリアライズ(i.materialise)でモデル出力をしてもらいました。

左側がRhinoのモデル、右側が出力したもの。実寸、120m、24階建てでモデリングされていますが、1/500のスケールで試作、高さは24cmです。
i.materialiseでの3Dプリンティングは、Polyamideで行いました。タワーの上部は、支柱構造となっており、このように複雑で細い形状をプリントするのに適した材料です。
こちらのデザインの動画はこちらでご覧いただけます。
http://www.griffinds.jp/gallery/parambldg/parambldg.html
アルゴリズミックデザインならではのデザインですね。このように、Rhinocerosでデザインされたものは、3Dプリンティングでそのままスケールモデルを作っていただくことができ、パースやアニメーションだけではなく、立体物により多面的にデザインを表現していただくことができます。
i.materialiseでご注文いただく場合は、3dmファイルをアップロードしていただくか、または専用プラグインにより、Rhinocerosから直接データアップロードしていただくこともできますので、是非ご活用下さい。

 

 

ロボプロステーションチャレンジカップでオリジナル外装作成講座開催しました。

2010年12月11日

2010年12月11日、最新型二足歩行ロボットをはじめ、さまざまなロボットを一堂に集めて楽しいイベントやステージショーを行っておられる、ロボットプロダクション「ROBO-PRO」様のロボット競技会、「第8回ロボプロステーションチャレンジカップ ロボット運動会」(大阪)が開催され、その中で主催のヴイストン株式会社様のご厚意により、ロボットのオリジナル外装を、かんたんに3Dプリンティングサービスで作る方法をお伝えする講座を開催させていただきました。

今回、講座の題材としてi.materialiseで作ってみたサンプルは上の写真。

ヴイストン社RobovieXの頭と胸のパーツを、DOGA-L3でデザインし、i.materialiseでPolyamide材料でプリントしたものです。

3Dプリンティングを既にご存じの方は数名だけでしたが、みなさん熱心に聞いていただき、実際にサンプルを触ってみたり、DOGA-L3を操作してみたり、「自分でも出来そう」という方も多くいらっしゃいました。

「オリジナル外装は難しいから」とあきらめていた方も多くいらっしゃると思いますが、ちょっとソフトウエアの使い方を覚えればできることを、これからもこのような講習会を通じ、お伝えしていこうと思いますので、機会があれば是非ご参加ください。

ご来場のみなさん、ヴイストンのみなさん、大変お世話になりました!

Ustreamでの動画はこちら。http://ustre.am/5SaZ

第2回ロボットCGコンテスト i.materialise賞発表!

2010年12月5日

先日ProjectTeamDoGA様主催、i.materialise協賛で開催された第2回ロボットCGコンテストですが、i.materialise賞の受賞者が決まり、商品である、応募CGロボットの3Dプリントフィギュアが受賞者に贈呈されました!

作者: Key-chang様 作品: 「C-C」

受賞おめでとうございます!

(本コンテストに作品応募していただいた皆様、主催のDoGA様、関係の皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。また当方の事情で発表が大幅に遅れましたことを深くお詫び申し上げます。)

今回も第1回に引き続き、大変素晴らしい静止画CG作品が応募され、審査も難しかったのですが、「ロボット」という機械的なカタチと、人と触れ合うことを前提とした親近感の湧くカタチがうまく融合された素晴らしいデザインであったこと、また曲面的で立体的な全体と、飾りなどの細かい部分のバランスが良く、3Dプリンティングの特性が活かせるデザインであった点から、選ばせていただきました。

応募された静止画CG作品はこちらです。

これはとても簡単な操作で静止画やアニメーションCGがつくれるすぐれたソフトウエア「DOGA-L」で3Dデザインされ、そのロボットのデータをVRMLファイルで出力し、それにi.materialiseで台座などを加えて、Multicolor composite材料(フルカラープリンティング)で立体出力したものです。

受賞者のkey-changさんには賞品を直接お渡ししました。

今回は、こちらでテストも兼ねて、人工大理石のベースプレート(黒色、白色)を用意しました。key-changさんは、3Dプリント賞品を実際に乗せて見て、「白色の方が、作品の色感が良く見える」とのことで、白色の方を賞品とともに差し上げました。

key-chang様には、CGとして製作されたご自分のロボットが実際に立体になったことで、とてもよろこんで受け取っていただけました。3DプリンティングされたものはTVや動画ではご覧になったことがあるそうですが、実際に目にされるのは初めてとのこと。「帽子の飾りの部分が非常に細かいので、3Dプリントするのに難しいのでは?」と思われていたそうですが、その部分も予想以上に再現されていたことに感心される一方、表面がざらざらしている点、CG上では「白」の部分が「白灰色」であったり、黒の部分が少し白っぽく見える点が、CGでの表現と違う点を指摘されました。この素材感と色については、ここ数年で大分改良されてきたのですが、現在のプリント装置と材料、また表面固化剤の特性から、なかなか「完璧な再現」とまでいかないのが実情です。しかし、実際に3Dプリント品を見ることで、次の作品制作の際に3Dプリントの特性を理解して、適したもの作っていただいて、創作活動に有効に使っていただけるのでないかと思います。「今後卒業制作に3Dプリンティングを使ってみたい」とも仰っていただき、3Dプリンティングの良さを少しでもご理解いただけたのではと、こちらもうれしく思いました。

key-changさんは、現在学校で静止画CGデザインを主に勉強されていて、高性能なCGソフトウエアも使われるそうですが、DOGAソフトウエアは3年ほど前から使い始め、キャラクタのポース作成には非常に便利なため、すっと愛用されているそうです。また、ロボットのデザインもお好きで、いろいろなCG作品を作られ、発表されています。「次回のコンテストがあれば、また応募したいです。」という、うれしいコメントも頂きました。

今後フリーのCGアーチストになることを目指されているというkey-changさん。静止画CGだけではなく、3Dプリンティングによる立体物へも創造の場を広げていただき、ご活躍されることを期待しております!

key-changさん

ホームページ: http://thanatos.holy.jp/

ブログ:http://key07.blog70.fc2.com/

次回コンテストの開催はまだ未定ですが、開催の際はまた多くの作品が寄せられればと思います。ありがとうございました!

 

 

 

3Dプリントパーツはロボットに使えるんです。

2010年12月3日

これまでいろいろな方法で3Dプリントパーツをロボットのカスタマイズに使っていただく方法を、いろいろな方のご協力をいただきながら試して、紹介をしてきましたが、もう1つ新しい情報をお届けします。

韓国Robotis社 教育用ロボットキット「Bioloid Premium」の技術アドバイザーでもあり、日本での販売代理店でもある(有)杉浦機械設計事務所 杉浦様のご協力で、3Dデジタルモデリングと3Dプリンティングを組み合わせることで、ロボットの外装とブラケットを一体化して、カスタマイズパーツを作れる可能性を探ってみました。

その結果はこちらの動画をご覧ください。

おそらく世界で初の試みではないかと思いますが、i.materialiseでプリントできるPolyamide(ポリアミド)によるカスタマイズパーツは、「試作」ではなく、実際に精度、強度とも問題なく、使えることが分かりました!

今回は敢えて3Dプリントした材料色のままで作ってみましたが、まず「サーフェイサー(MR-Hobby Mr ホワイトサーフェイサー1000がおすすめ)を吹き付ければ、有機、水溶性プラモデル用塗料で塗装することもできます。

Bioloidは、コンセプトとして、ひとつのキットから簡単にいろんなロボットが作れるように、また、動かしている時にぶつかったり指を挟んだりしても痛くないように、全てのブラケットを標準の樹脂パーツで作っていて、さらに全てのパーツの3D-CADデータをホームページ上で誰でもダウンロードできるようにしているのです。

そこで、これらのCADデータを元に、外装と機構部品を一体デザインして、i.materialiseで3Dプリンティングすれば、自宅に作業場や機械が無くても、自分だけのロボットが作れるわけです。

杉浦さんによれば、「一体化することで、部品としての剛性が上がり、ロボットの動作の安定性も向上するという副効果も得られた。」とのこと。

3D-CADがなかったり、難しそうで…という方には、GoogleSketchUpを使うことをお勧めします。Bioloid用テンプレートファイルを差し上げますので、メールでお問い合わせください。

この方法で、みんなが驚く「マイロボット」、ぜひ作ってみてください!

【再】i.materialise Xmasプレゼント お早めに!

2010年11月25日

先日ご案内いたしましたが、i.materialiseからささやかではありますが、12月8日までの3Dプリンティングご注文1件につき1個、特製3Dプリンティングデコレーションを差し上げております(在庫が無くなり次第自動的に終了)。クリスマスに間に合うよう、みなさまお早めに。

i.materialiseは今月(10月)も急増した多数のご注文を頂きましたことに感謝し、またクリスマスを皆様とお祝いするため、これから頂いた全てのご注文1件に1個、i.materialise特製Nicolas de Jaegereデザイン、3Dプリンティングクリスマスデコレーションを差し上げます。 3つの種類:スノーフレーク、トナカイ、サンタクロースがあります。これであなたのクリスマスツリーを特別なものにしていただければと思います。まだ3Dプリンティングを注文されていない皆さまは、こちらへ3Dファイルをアップロードし、価格見積もりをしてみてください。

プレゼントの締め切りは12月8日まで。ただしそれ以前でも在庫が無くなり次第自動的に終了とさせていただきます。直径8cmのボール状で、Polyamide樹脂の粉末焼結によるプリントです。これは他で販売しておりません。

皆さまからのご注文、プレゼントを受け取っていただけるよう、心からお待ち申し上げております。

MakeTokyoMeeting06は「大きな一歩」でした!

2010年11月22日

今日まで開催されていたMake Tokyo Meeting06は、多くのご来場者の皆様、主催者、出展者の皆様、また特にi.materialiseブース展示にご協力いただきました株式会社アルファコックス様有限会社杉浦設計事務所様、全くプライベートで来ていただいたのに、わざわざ作品「RED 01」を持ってきて、展示していただいたozakiさん、皆様のおかげで、無事、かつ大変有意義なものとなりました。この場を借りでお礼を申し上げます。ありがとうございました。

また今日は「サプライズゲスト」も来て下さいました。今週GoogleSketchUp新バージョン8リリースイベントのため来日していて、「もし時間があったら」とお誘いしていた、Googleアメリカ本社 SketcUp開発責任者 John Bacas(Product Manager)さん他、Aiden Chopra(Product Evangelist)さん、Bryce Stout(Product Manager, 3D-Warehouse)さんの3名が、帰国直前の貴重な時間を割いて、突然ブースに来られました。

(左Chopraさん、右Stoutさん、その右で、展示のホビーロボットに夢中になっている半分の背中がBacasさん)

みんなその場でSketchUpのデモをしてくれたり、またi.materialiseのサンプルを見て「すごい!」と驚いたり、また会場を急ぎ足で回って、「アメリカのMakeFairより面白かったよ!」と言って、帰国の途につかれました。Thank you for coming!

21日もほとんど休みなく、多くの方が次々とブースに来て下さり、SketchUpを実際に操作したり、3Dプリンティングの動画を見たり、サンプルを実際に触ってみたりして、「デジタルファブリケーション」をほんの少しだけでしたが「体験」していただき、その楽しさや可能性を分かっていただくことができました。すぐには証明できないですが、この2日間は、i.materialiseだけでなく、3Dプリンティング全体としても、「大きな一歩」であったのではないかと思います。

ご来場いただいた方にSketchUpでのモデリング体験していただいた、「ダイス」や「ICカードケース」のSketchUp用テンプレート3次元ファイルは、3Dギャラリーのこちらのページから、いつでもダウンロードしていただき、使っていただくことができます。

また、ご覧頂いた3Dプリンタの動画はYoutubeのこちらのページからいつでもご覧いただけます。

3Dプリンティングサービスはあくまで「道具」です。これからみなさんで、上手に使っていただき、「モノづくり」をどうぞ楽しんでください!

MakeTokyoMeeting06 はじまりました!

2010年11月20日

i.materialiseもスポンサーとして協賛する「Make Tokyo Meeting06」が今日11月20日はじまり、初日が終わりました。

i.materialiseのブースはメイン会場「体育館」の入り口からすぐの左の島にあります。

天気が良かったこともあり、ほとんど途切れなく、たくさんの方に来ていただき、GoogleSketchUpを体験していただいたり、3Dプリントサンプルを実際に手にとってみていただいたりしました。「へぇ!こんなことができるんだ。やってみたい!」という声をたくさんいただき、本当によかったです。やっぱり「モノをつくりたい!」という思いは、こちらの想像以上にみなさんが持っていることにあらためて気付かされました。あとはこちらがどれだけお手伝いできるかにかかっていますので、身の引き締まる思いも。でもこちらも楽しい1日でした。明日も開催していますので、まだ来られてない方もぜひお越しください!

5つの3Dプリンティング「家具」

2010年11月17日

i.materialiseグローバルブログから。

一部はすでにこのブログでもご紹介しましたが、最近公開された「実際に使える大きさ」の3Dプリンティングによる「家具、イス」5つが紹介されています。詳細は原文をご覧ください。

1. The Starlings Table (Joris Laarman Studio)

The Starlings Table by Joris Laarman Studio

Images courtesy of Michal Piaseck.

Reynold’s boids algorithmというものをベースにアルゴリズミックにデザインされ、Materialiseでエポキシ樹脂3Dプリンティング(光造形)、ニッケルメッキにより作られました。

2. Gaudi Stool and Chair (Bram Geenen)


Images courtesy of Freedom of Creation.

こちらはFreedom of Creationによる作品で、著名な建築家アントニオ・ガウディの設計手法に従って、強度計算からデザインされ、3Dプリントされました。

3. Solid C1 (Patrick Jouin)

Images courtesy of .MGX by Materialise.

こちらは弊社ブランド「.MGX」の製品としてPatrick Jouinによってデザインされ、エポキシ樹脂3Dプリンティング(光造形)で作られ、この材料での家具製作の可能性を証明したものとなりました。

4. The Throne of Paris (John Briscella)

Images courtesy of John Briscalla.

Image courtesy of Culture Public.

John Briscellaによる革新的なデザインで、既存のイスのモデルに、パリの「道路ネットワーク」を貼りつけてモデリングしたというものです。このような発想には全く脱帽です。Materialiseで樹脂3Dプリンティングされ、アルミメッキされました。

5. Root Chair (Kol/Mac)

The Root Chair by Sulan Kolatan and William MacDonald

こちらも「.MGX」プロジェクトの一例で、植物の「根」をモチーフにしたデザインです。
Materialiseが開発、所有、使用する世界最大の3Dプリンタ「Mammoth(マンモス)」によりプリントアウトされ、メッキ処理がされています。

特に欧米ではアルゴリズミックデザイン、デジタルモデリング、3Dプリンティングによる、アート、試作としてだけでなく、実際に使える家具、インテリア製品が爆発的に出てきています。日本でも、このようなことにチャレンジされる方を応援していきたいと思います。

 




 

 

 

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