東京・中野のスタジオ35分にて酒航太の写真展「この世のような夢」が12月18日より開催される。
本展は、2023年末に「山林的」というタイトルで同所にて開催した展示作品の続編。2024年に撮影された新作14点を展示する。
【ステイトメント】
三年前より人のいない場所を歩いては撮影を行っている。放置された自然の中をあてもなく彷徨っていると普段いる東京では作動しない動物感覚が蘇ってくる。そこで何かしら気配を感じたら素早くシャッター切るようにしている。
撮ってからまた目の前を見返してみると何の変哲もない景色がそこにあり、何に反応したのか自分でもよくわからないまま、また道を進む。ただそれだけのことなんだけど、帰ってフィルムを現像して、プリントをすると確かにいたはずの所とはまた違う景色が広がっている。
「写真」ってそもそもそういうことなんだろうけど、気ままに適当に行った所ばかりなのでもうそこには戻れない。場所や記憶も朧げになってくるとこんな疑問が湧いてくる。
「本当に僕は写真に写っている世界にいたのだろうか?」
タイトル | 酒 航太 写真展 「この世のような夢」 |
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日程 | 2024年12月18日(水)~12月28日(土) |
会場 | スタジオ35分(東京都中野区上高田5-47-8) |
時間 | 16:00〜22:00 |
休廊日 | 日・月・火曜日 |
料金 | 1ドリンクオーダー制 |
URL | https://35fn.com/ |