今日の雪の積もり方は最高でした。屋根と車ぐらいにしか積もってい
なくて、通勤は快適でした。
写真まで載せてしまいましたが、雪が普通に降るところに住んでいる
人には、何だこんなのという感じかもしれませんが、こちらでは非日
常的な光景でちょっとテンションが上がります。
ところでこの降雪という「非日常」なのですが、
1.雪国では当然の光景
2.首都圏では珍しい出来事
かなと思います。こんなふうに考えると、食べ物では
1.おいしいものがいっぱい食べられる国
2.好きなものを食べられない国
など、いつもは普通だと思っていることが、違うところでは貴重な
ことだったりします。だからつまらない毎日でも感謝して生きろ─
とは言いません(笑)
僕が小さい頃(それ以前からだと思いますが)からずっと続いている
問題で、南北問題というものがあります。大雑把に、北半球の国(旧
宗主国)が富んで、南半球の国(旧植民地)は貧困から抜け出せない
という問題です。雪が積もったことから先ほどのように考えていたら、
何だかこの問題が頭をかすめました。
そして、この南北問題は、先進国が本気で取り組んではいけないと
思っているかもという考えが出てきました。
ただでさえ人間の人口は増えすぎています。中国やインドが経済発展
を遂げ、アメリカにとって中国が無視できない国になってきたので、
日本がアメリカから輸入している食物が、ひょっとしたら中国に流れ
てしまっていくのではという懸念があるそうです。
また、アフリカ(アメリカのどこかの州だったかも)では、水をめぐる
争いもあるそうです。
そんな中、南北問題に真剣に取り組んだら、どれだけ人口が増えるん
だよという感じになってしまいます。右肩上がりの経済成長とかを考
えれば、新しい市場ができたとなるのかもしれませんが、深刻な食糧
問題や環境問題が出てくることは明らかです。
僕は、各国のCO2排出量を決めるより、人口を決めてしまったほうが
いいのではないかと思ったりもします。そういう点では、中国は一人っ
子政策(まだやってるの?)をどういう意図かわかりませんが、行って
いるのは素晴らしいです。日本も経済格差を作ったり自殺者を毎年多く
出したりで、弱い者は子供を作るなという政策が浸透しつつありました
(もちろん半分ふざけて言っています)。
「人の命は地球より重い」みたいなことをとある人が言ったそうです
が、僕は当然のことながら、「地球は人の命より重い」と思っていて、
人間なんて絶滅してしまっても別にいいじゃんと思っています。他に
迷惑かけまくっていますから。
だからと言って、目の前の命をないがしろにはできないです。南半球の
人の命も、北半球の人の命と全く変わりません。水が汚いから子供が下
痢を起こして死んでしまうとか、日本にいてはわからないつらい状況が
いろいろあります。これらはもちろん解決していってほしいと思いま
す。でも、これらが全て解決したら先ほど書いたようないろいろな問題
が新たに出てきたりします。一時期はやった「複雑系」ですが、僕はこ
の類いの本を全く読んでいないので詳しくはわかりません。でも、一つ
のことがいろいろな問題に密接に絡んでいるということから、この言葉
を借りてタイトルにしてみました。
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by nemo2000jp
| 2010-02-02 20:10
| 真面目もの