iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

「鬼人幻燈抄 葛野編 水泡の日々」時代を駆ける壮大な和風ファンタジー

中西モトオの「鬼人幻燈抄 葛野編 水泡の日々」を読んだ。 江戸時代末期から平成(令和かも)の世につながる壮大なファンタジーだった。甘ったるいところのない骨太な印象。 幼馴染の死という終わり方は悲し過ぎるが、一巻は終わってもまだ壮大な物語の始ま…

「耳袋秘帖 南町奉行と幽霊心中」ぞくぞくするほど美しい表紙

風野真知雄の「耳袋秘帖 南町奉行と幽霊心中」を読んだ。 お名前は常々お見かけするが読むのは初めての作者さんだ。 もう少しかる~い感じの作風かと思っていたけど、想像よりややハードボイルドな感じ。(ただ私の勘は今のところ百発35中くらいなので、想像…

「ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち」

「ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち」を読んだ。 ファーストフードのように、素早く食べやすい形になった教養、ファスト教養に対する問題提起。 お説ごもっともだけど、なんだか当たり前のことしか言ってないなーという感想。 ホリエモンやひろゆき…

「傲慢と善良」あなたも若さを傲慢と思える日が来る

辻村深月の「傲慢と善良」を読んだ。 うーん、なんか見たことあるってもやもやした方、正解です。 ジェイン・オースティンの不朽の名作、『高慢と偏見』へのオマージなんだとおもう。 (不朽の名作とかいいながらも読んでいないのでわからない。ただ、あらす…

「猫を処方いたします。」薬より効くと思う~

石田祥の「猫を処方いたします。」を読んだ。 妙にノリの良い医者・ニケ先生が、患者それぞれの症状や悩みに合わせて、個性豊かな猫たちを処方するクリニック。 腕のよいメンタルクリニックと噂が立っているが、必要なものにしかドアを開くことが出来ない不…

「ホロー荘の殺人」

アガサ・クリスティーの「ホロー荘の殺人」を読んだ。 ポアロって、こんなにロマンティストだったっけ?だったか。 今回もまさかの犯人だった~何回読んでも犯人が当たらないわ。 物語は医師であるジョン・クリストゥが殺害されるところから始まる。 ポアロ…

あけましておめでとうございます

初日の出を拝みに近所の山へ登る。 ことしの今年の太陽始めである。 無事下山して、今更換気扇の油汚れを落とそうとして断念、その後年賀状を書き、あんこ食べたいのであんこ炊いて実家へ。 正月の方がよっぽど勤勉なのである。 さて、正月の一冊め、降田天…