日本犬全国展覧会の小型犬（柴犬）雌の部で３席を喜ぶ「蘭華号」と飼い主の小森さん

　伊達市南稀府町の小森悟さん（７６）の愛犬・蘭華号（７カ月）柴犬、雌＝が２０２４年度（第１０９回）天然記念物「日本犬全国展覧会」（日本犬保存会主催）の小型（柴犬）雌の部で３位となる「３席」に入り「若犬賞」に輝いた。美しい毛並み、立ち姿が評価された。

　展覧会は１１月１７日に茨城県ひたちなか市で開催し、全国から柴犬や四国犬、紀州犬など５３６頭が集まった。同部には立った時の肩の高さが３６・５センチまでの２２頭がエントリー。耳や目、頭部などの姿形から毛並み、歩くさまなどを総合的に評価した。

　蘭華号は、和歌山県生まれ、６月中旬に小森さんが引き取った。９月の北海道予選、１０月に青森県であった東北連合展で連続入賞。全国展へ向け、１日１２キロの散歩、静止の訓練、毛並みのケアを行って準備してきたという。

　日本犬保存会に入会して３５年ほどになるという小森さん。これまでに４０頭以上のイヌを展覧会に出してきたが、全国での入賞は初めて。「うれしかったですね」とにっこり。来年も蘭華号で挑戦する予定。「とても良いイヌなのでまた賞を狙いたい」と蘭華号を優しくなでながら笑顔を見せた。