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“ラスボス”小林幸子、初音ミク展示に降臨!! 「いつかミクちゃんと共演したい」

スポーツ報知
初音ミクの等身大パネルの前でポーズを決める小林幸子

 歌手の小林幸子が4日、埼玉・所沢市のところざわサクラタウン内のEJアニメミュージアムで5日から開かれる展示会「ニコニコ動画と初音ミクのキセキ」の内覧会を訪問した。

 入口のパネルにサインをして場内を見学した小林は、印象に残った展示として、初音ミクの楽曲MVを「弾幕」と呼ばれるリスナーのコメントとともに3方向の大スクリーンに流し、楽曲の世界観に没入できる空間体験「イマーシブ映像エリア」を挙げた。「(映像エリアを)独り占めしちゃったけど、自分のカバーした歌を、本家であるミクちゃんが歌っているのがすごくうれしかったですね」と笑顔で話す姿は、演歌歌手というより、初音ミク楽曲の歌い手そのもの。「(初音ミクは)アーティスト仲間ですね」と、表現者としての初音ミクへの“愛”をにじませた。

 音声合成歌声ソフトとして2007年8月31日に世に送り出された初音ミク。あれからもうすぐ16周年、「16歳の女の子」という設定に追いつくことになる。初音ミクは、バーチャル・シンガーとして楽曲やイラストなど様々な形でインターネットを通じ世界中に広がったが、小林は2013年頃からニコニコ動画の「歌ってみた」で初音ミクを中心としたバーチャルシンガー楽曲の投稿を行い、15年の第66回NHK紅白歌合戦では「千本桜」を熱唱した。同年には自らの声をサンプリングした歌声ライブラリ「VOCALOID4 Library Sachiko」が発売されるなど、演歌だけでなく、バーチャルシンガー楽曲の世界では「ラスボス」の愛称で親しまれる“歌い手”でもある。

 ニコニコ動画のライブイベント「ニコニコ超パーティー」でもすっかり常連となっているが、この展示でも超パーティーのライブで“ラスボス”として登場した時の映像が流されており、「なんだか懐かしいなと思いましたね」と笑顔で話した。ライブでも「いつかミクちゃんと共演してみたいですね」という小林。ニコニコ動画のイベント「ニコニコ超会議」では、初音ミクはジャンルの垣根を超えて歌舞伎俳優の中村獅童と「ニコニコ超歌舞伎」で共演しているが、小林も日本舞踊を特技のひとつにしているだけに、「獅童さんと3人で共演もしてみたいな」と大きな夢を語っていた。

 「ニコニコ動画と初音ミクのキセキ」は5日から9月10日まで開催される。

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