'); document.write('
'); document.write('

紅白2度出場の尾形大作氏、自民党から衆院選出馬「政治のことはほとんど分かりませんが、命懸けで頑張ります」

スポーツ報知
尾形大作氏

 自民党の茂木敏充幹事長は2日、大阪市内で記者会見し、次期衆院選で公認候補予定者となる大阪府内の支部長8人を発表した。18区(岸和田市、泉大津市など)は、「無錫(むしゃく)旅情」のヒット曲で知られる演歌歌手で、新人の尾形大作氏(60)に決定した。

 尾形氏は会見で、福岡県生まれだが1994年に大阪天神祭記念曲として「恋してOSAKA」を歌った時のことを振り返り、「非常に苦しい時代に、大阪天満宮の宮司様に『大作さん、1000年続く大阪の天神祭の記念曲作るから、うちの氏子さんだから大作さんが歌いなさい』とありがたい言葉をいただいた。それから毎年ありがたい言葉をいただき、年々大阪の皆様に恩返しがしたい、強い思いが募ってきた」と“大阪愛”を強調。「歌手業をやり、今年で42年。全国の尾形大作のファンに恩返しをしたい」と意気込み、「政治のことはほとんど分かりませんが、命懸けで頑張ります」と述べた。

 尾形氏は81年に歌手デビュー。86年の「無錫旅情」が130万枚を超えるヒットとなり、87年のNHK紅白歌合戦に初出場した。映画出演やモトクロスレーサーとしても活動した。

 大阪府連は、前回21年衆院選で候補者を擁立した15選挙区で日本維新の会の候補者に全敗。比例復活当選は2人だけだった。党本部は巻き返しを図るため、茂木氏主導で支部長のいる6選挙区を含む10選挙区で候補者を公募し、刷新を図った。

 尾形氏が出馬予定の18区は、元泉大津市長の神谷昇氏(74)が地盤としていたが、前回衆院選で維新候補に大差で敗れており、党本部は候補者の変更が必要と判断した。

 ほかに、大阪8区と12区は支部長だった高麗啓一郎、北川晋平両氏を再任。10区には、15区支部長だった加納陽之助氏が選ばれた。今回保留となった4区の中山泰秀元外務副大臣、17区の岡下昌平元内閣府政務官については、今後の活動状況を踏まえ最終判断する。

 自民は7月、衆院小選挙区定数「10増10減」の対象となる15都県134選挙区のうち、公明が擁立する4選挙区を除く、全ての選挙区で支部長選びを完了。「10増10減」の対象外を含め、支部長が未定なのは北海道1区、大阪4、17区、徳島1区、福岡6、9、10区のみとなった。

 ◆尾形 大作(おがた・だいさく)本名・松尾浩之。1963年1月12日、福岡県生まれ。60歳。86年にリリースした「無錫旅情」が大ヒットし、87年にNHK紅白歌合戦初出場。翌88年も出場した。

社会

~