青木理氏、「旧統一教会」と政治家の関係で「安倍元総理の銃撃事件がパンドラの箱を開けたと捉えるのは絶対にマズイ」
スポーツ報知

TBS系「サンデーモーニング」(日曜・午前8時)は7日、旧統一教会の世界平和統一家庭連合と政治家との関係について特集した。
その中で岸田文雄首相が10日に内閣改造を行う考えを示したが人事について「新閣僚だけではなく、現閣僚や副大臣を含めて当該団体との関係をしっかり点検してその結果を明らかにして適正な形で見直すことを指示したい」と述べたことを伝えた。
コメンテーターでジャーナリストの青木理氏は一連の問題に「重要な点なので強調しないといけないのは、安倍元総理の銃撃事件がパンドラの箱を開けたと捉えるのは絶対にマズイんです。ある意味で暴力の連鎖を呼びかねないわけですから、そういう捉え方を絶対にマズイと強調しなくてないけない」と指摘した。
その上で「僕はその逆なんじゃないかという気がしている。70年代、80年代から霊感商法とか合同結婚式とか数々の社会的な問題を起こしてきた反社会性の高い教団に対して、もっと早い段階で警察とか行政が実態解明に乗り出していれば被害はその時点である程度、抑えられていた。ところがそれをしなかった」と指摘した。
さらに「政治の意図とか不作為によって教団が温存されてしまった結果として今回、蓄積したものが爆発して事件が起きてしまったと捉えるべきだと思うんです。そうすると、これを機にきちんと政界と統一教会の関係を整理して統一教会とある程度、日本社会が決別していかないとまた同じ事件が起きるんじゃないですかと考えると、今回、岸田さんも含めて自民党がもっと真剣に統一教会との関係、歴史的なものを含めて調べて明らかにしてここで決別すべきだと表明すべきだと思います」とコメントしていた。