Jリーグ、マスコットも来場禁止へ…コロナ対策でスタジアム内の人数減らす
スポーツ報知
Jリーグが試合再開時の新型コロナウイルス対策として、クラブマスコットの来場禁止を要望するなど、細部にわたるガイドラインを設定したことが28日、分かった。この日、各クラブに向けて説明会を実施。感染防止策として、外部からスタジアムに持ち込む物品や人の数を可能な限り減らすという方針の下、横断幕の持ち込みなどと同じく、マスコットの来場もNGとする方針が示された。
愛らしい見た目やコミカルな動きで試合を盛り上げるマスコットは、各クラブの“顔”とも言える。毎年、人気投票も行われるなど老若男女から愛されるが、リーグは感染を防ぐため徹底した対策で臨むことになった。
ガイドラインでは練習、試合、移動、宿泊など、さまざまな場面を想定して推奨される方策が示された。これまでは1台で移動していた試合会場へのバスは複数台に。さらに試合前後の宿舎での食事もビュッフェ形式ではなく、一人ずつ取り分けて提供されることになり、距離をとり、向かい合わせに座ることなども禁止とされた。また試合前日に行うミーティングもビデオ会議が望ましいとされ、実際に集まって行う場合は、選手たちは1・5メートル以上の距離を取って座ることが求められた。
感染の検査体制も全選手、関係者を対象に、2週間に1度程度の頻度で継続して行う方針が示された。Jリーグは6月27日の再開を提案しているが、複数クラブが7月4日を希望しており、29日の臨時実行委員会で決議される予定。完璧な防止策はないが、可能な限り万全の体制で再開を目指す。