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【TIPS】デロンギ全自動コーヒーマシン「マグニフィカS」の抽出ボタンと豆量調整ノブの関係を詳しく調べてみた

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デロンギの全自動コーヒーマシン「マグニフィカS (ECAM23120)」。購入後、元々、コーヒーをよく飲む方でしたが、さらに美味しいコーヒーが飲めるようになって消費量がすごいことになっています。

そうなると、いろんな飲み方を試したくなります。しかし、イキナリつまずいてしまいました。基本中の基本、抽出ボタンと、コーヒー豆を調整するダイヤルの関係について、説明書を読むだけでは理解できなかったので、何度か作ってみて試してみました。おかげで色んな味のコーヒーが10杯近くできあがりました。(笑)

今回は、抽出ボタンと、豆量調整ノブの関係についてご紹介します。

目次

マグニフィカSのボタンを確認しよう

はじめに、コーヒーを抽出するために使う基本のボタンを確認してみましょう。前面にあるボタンとノブを利用します。

コーヒーの抽出は、4つの抽出ボタンとカフェ・ジャポーネボタンの計5つのボタンのいずれかを押します。コーヒーの濃さは、中央の豆量調整ノブです。

このボタンと豆量調整ノブは密接に関係していています。説明書にその辺が書かれているので確認してみましょう。

「抽出量の選びかた」の項目にあります。5種類の抽出ボタンは、「1杯抽出[少]ボタン」、「2杯抽出[少]ボタン」、「1杯抽出[多]ボタン」、「2杯抽出[多]ボタン」、「カフェ・ジャポーネボタン」で、ボタンの絵柄の通りイメージしやすいと思います。

1杯抽出であっても2杯抽出であっても、2つあるコーヒー抽出口の両方から出ます。抽出方法は圧力をかけたエスプレッソです。残りのカフェ・ジャポーネだけが抽出方法が違い、レギュラーコーヒーに近いコーヒーを抽出します。2回挽きと間欠抽出です。ドリップを再現するために間隔を開けて抽出し、2回豆を挽きます。

ここまでは説明書に書かれている内容を説明しましたが、何となく分かったような分からなかったような気分になりませんか?

具体的には私は次の点が疑問でした。

  1. 1杯抽出と2杯抽出では使う豆の量は違うのか?
  2. [少]と[多]では豆の量が違うのか?
  3. 水の量を変化させると豆の量が変化するのか?
  4. カフェ・ジャポーネは2回挽きするが2回分の豆の量を使うのか?

抽出ボタンごとに抽出量が設定されていて、自由に調整・設定できますが、1杯抽出と2杯抽出、さらには[少]、[多]で豆の量が変わるのか、変わるならどの程度変わるかが、分かりません。説明書では「※2:豆量が一定の場合です。」とあり常に一定のように見えます。もし一定なら毎回、豆量調整ノブを調整する必要があるので不便です。

また、2回挽きするカフェ・ジャポーネは1杯抽出[少]の2回分を本当に使うのか?実は少し少ないのでは?と思ったりしました。この辺を実際にコーヒーを淹れて試してみました。

【結論】 説明書の通りだった

先に結論を書くと、説明書通りの動きでした。説明書の表現が分りにくいのですが、よく読めばその通りでした。具体的には以下で説明しますね。

まずはじめにマグニフィカSの基本の動きを理解しておきましょう。

豆量調整ノブは、グラインダーの稼働時間 つまり 豆の量に比例する

「豆量調整ノブ」は豆を挽く「グラインダー」の動作時間を設定するノブです。つまり、豆の挽く時間が長ければ、使う豆の量が多くなり、コーヒーは濃くなり、逆に短ければ、使う豆の量が少なくなり、コーヒーは薄くなります。

稼働時間は、1杯、2杯で違いますが、[少]、[多]では時間は同じです。(ココ重要!)

1杯2杯
[少]約4.5秒(約6g)約7秒(約10g)
[多]約4.5秒(約6g)約7秒(約10g)
カフェ・ジャポーネ約4.5秒(約6g)
マグニフィカSのグラインダー稼働時間(※)

※ダイヤルを「MIN」にセットした場合のグラインダー動作時間です。

豆量調整ノブは湯の量によって調整が必要

[少]と[多]でグラインダーの動作時間が同じなのは、よく考えれば当然だという事が分かります。説明書にある通り、各ボタンごとに水の量ができますが、どのような設定になるかは機械自身は分かりません。

1杯2杯
[少]20~180ml(約40ml)40~360ml(約80ml)
[多]20~180ml(約120ml)40~360ml(約240ml)
カフェ・ジャポーネ120m~250ml(約180ml)
マグニフィカSの抽出量(※)

※括弧内の数値は初期設定の水の量です。

つまり、私たちが覚えて起きたいことは、豆量調整ノブは、[少]、[多]で関係なく同じで、2杯は、1杯の約2倍弱長くグラインダーが動作するという点でしょう。

この点を前提にそれぞれの抽出ボタンごとにカップの大きさごとに湯量を調整・記憶させた上で好みの濃さを、豆量調整ノブを、何時に調整する。と覚えておくようにしましょう。

カフェ・ジャポーネは意外と調整が難しい

ここまで抽出ボタンと豆量調整ノブの関係を調べてきましたが、ちょっと困ったなと思う事があります。それは、「カフェ・ジャポーネが濃すぎて、しかも豆の消費が激しい」という点です。

間欠抽出でドリップコーヒーのような風味を味わえるのはいいのですが、いかんせん2回挽きは2回分の豆を使うのはもったいないです。さらに薄めのコーヒーが好きな人にはMINでも濃いと感じるようです。後からお湯を足して薄めることはできますが、毎回それをするのは面倒です。

いろいろと試しましたが結局、我が家では、カフェ・ジャポーネの抽出は諦めて主に1杯[多]を利用することにしました。

我が家の設定を公開

参考までに我が家の設定をご紹介します。いろいろと試した結果、現在は以下表のように落ち着きました。

1杯2杯
[少]約40ml(2時)約80ml(3時)
[多]約170ml(2時、10時)約360ml(MAX)
カフェ・ジャポーネ約170ml(MIN)

1杯[少]は、カプチーノを飲むときに使います。時計の針で言うと2時の位置にダイヤルを合わせます。2杯はほぼ使いませんが使う時は3時。

1杯[多]が通常最も使うボタンです。私や嫁は2時、薄めが好きな母は10時にセットします。

2杯[多]は、会社やお出かけ時に持っていくタンブラー専用ボタンにしています。360mlにセットしています。コーヒー豆はMAXで入れますが、薄めのコーヒーになってしまいます。濃いのを持っていきたい場合は1杯[多]、2時を2回入れるようにしています。

カフェ・ジャポーネは残念ながら濃すぎるのとコスパが悪いのでほとんど使っていません。

さいごに

最後にはじめに疑問と感じた点についてまとめておきましょう。

  1. 1杯抽出と2杯抽出では使う豆の量は違うのか? → 2杯ではなく約1.7倍の違い
  2. [少]と[多]では豆の量が違うのか? → 同じ
  3. 水の量を変化させると豆の量が変化するのか? → 水の量の設定は影響なし
  4. カフェ・ジャポーネは2回挽きするが2回分の豆の使うのか? → 使う

最近はカプチーノのラテアートに挑戦中ですが、クリーミーなフォームミルクを作るのがなかなかうまくいきません。まだまだ練習中です。うまく淹れられるように挑戦しようと思います。

マグニフィカSを購入してコーヒーの楽しみが増えました。いい買い物だったと思います!!

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