カッタッパがなぜ、アマレンドラ・バーフバリを殺さなくてはならなかったのか?が回想としてまだまだ続きます。
※若干前編の重要なポイントをネタバレさせてしまうので、前編を見てない方がご覧にならないように。
バーフバリの後編です。
前半は主人公が、突然、人々から「バーフバリ!」と熱狂的に呼ばれる事の意味がわからず、カッタッパに「なぜ、私が『バーフバリ』と呼ばれるのか?私は一体なんなのか?」問いかけてからの、^大回想シーンが始まり、その回想の途中でズバン!と終わるというなかなか豪快な終わり方でしたが、その、回想はそこから80分くらい続きます(笑)!
その内容が本作の核心部分なので、一切説明を省かざるを得ないのですが、バーフバリとは、主人公ジヴドゥの実の父親「アマレンドラ・バーフバリ」であり、ジヴドゥの本名は、「マヘンドラ・バーフバリ」なのでした。
アマレンドラの結婚問題が王位継承問題に発展してしまいます。。
クンタラ王国の王女、デーヴァセーナ。
前編で鎖に繋がれていたのは、この人です!
国母シヴァガミが実子バラーラデーヴァに騙されてしまいます。

『ONE PIECE』もビックリな空を飛ぶ船(笑)。なんでもアリです。
つまり、マヒシュマテイ王国の王族の血をひいていたわけですね。
そして、前編の最後にカッタッパが言ったように、なぜ、バーフバリを殺さなくてはならなかったのか。もわかるわけです。
この「エピソード1」ともいえる内容を説明するのに、とてつもない時間を要さなくてはならない構成は、正直、無茶な作りだと思いますが(笑)、ここまで溜めて溜めて、暴君であり、事実上父親アマレンドラ・バーフバリの仇である、バラーラデーヴァの打倒への動機への怒りと大義というものを作り上げたかったわけですね。
『週刊ジャンプ』のマンガをマジで実写にしたら、こんなです!という、『キングダム』や『北斗の拳』が大好きな人たちは、の前後編を見終わった後、拳を上げて、「バーフバリ!」と連呼する事間違いなし。
いい構図だ!
ただ、不満がないではなく、この作品、広く世界で受け入れられるためなのでしょう、かなりのカットがされています。
まだ、インドは編集があんまり上手ではないみたいで、明らかに不自然なところがあるんですね。
とはいえ、筋立ては真ん中のアマレンドラ・バーフバリのお話がめちゃ長いというだけで、基本はものすごくシンプルで豪快なお話しですので(そこを強調するためのカットと思われます)、監督が言わんとしている事は、損なわれているわけではありません。
映画史に名を残す黒澤明『七人の侍』も、海外で上映するために、1時間もカットしたそうです(3時間半もある、超大作なのです)。
この前後編は、映画館で見直したいですね。