注意書き
これは単なるネタなので、真面目に信じないように。
ギリシャ
- 1(右)ピタゴラス
- 2(遊)アリストテレス
- 3(一)プラトン
- 4(二)ソクラテス
- 5(左)ヘラクレイトス
- 6(三)キティオンのゼノン
- 7(中)アナクシマンドロス
- 8(捕)パルメニデス
- 9(投)エレアのゼノン
2番アリストテレスから4番ソクラテスまでの三大哲学者は最強の打線。控え選手も豊富だ。ピッチャーのエレアのゼノンは、止まる矢に着想を得た止まるボールという魔球を投げる。6番キティオンのゼノンはストイックな姿勢が特徴。
ドイツ
強豪チームの一つ。若干オーストリアの人も入っている。3番カントと4番ヘーゲルは相当の強打者。8番フロイトは、控えの選手がベンチで休んでいると、精神分析と称して語りかける。外野を守るのはレフトのカール・マルクス。左派の守護神といっても過言ではない。ピッチャーのニーチェは「超人」を目指してトレーニング中。イギリスに行ったウィトゲンシュタインやアメリカに行ったアーレントのように他チームに移籍した選手もいる。以下の動画に示すように、過去にサッカーの試合でギリシャチームと対戦したこともある。
フランス
これまた強豪チームの一つ。現代思想に強いという特徴がある。かといって現代以外に弱いというわけではなく、中世からの重厚な陣容が整っている。控えにドゥルーズやラカンなど他国なら主力となれるメンバーも。6番サルトルは時たまボールに対して嫌悪を催し、嘔吐したくなることがある。
イギリス
- 1(遊)ロック
- 2(三)ロジャー・ベーコン
- 3(右)フランシス・ベーコン
- 4(一)ベンサム
- 5(中)ヒューム
- 6(捕)ホッブズ
- 7(左)ラッセル
- 8(二)オッカムのウィリアム
- 9(投)ミル
経験論を重視するチーム。欧州大陸のチームに比べるとやや見劣りするが、なかなかあなどれない。4番ベンサムはなかなかの強打者だが、「最大多数の最大幸福」と称して自分自身の打撃成績を伸ばすことよりも、チーム全体の成績が良くなるように対応する。
アメリカ
他国に比べて若手の選手が多いのが特徴。科学哲学や言語哲学に強いが、全体としては貧打。
インド
1番ガンディーは非暴力・無抵抗主義をとり、バットを振らずにフォアボールになることも。2番から4番は、シーク教・ジャイナ教・仏教の開祖が並ぶ強打線。
中国
中国仏教からは、5番の善導と6番の慧能。善導は浄土宗の高僧で、日本の浄土真宗では第五祖とされる。慧能は禅宗の第六祖。7番キャッチャー荘子と9番ピッチャー老子は、道家思想同士のバッテリー。老子の投げた無為自然ボールが光る。
日本
1番の空海は、応天門の扁額に向かって筆を投げて点を書き加えられるほどの強肩の持ち主。4番から6番は日本独自の思想を発展。7番から9番は外来の思想をうまく取り込み球界に挑む。