HB(ホームベーカリー)でつくる,まるごとイタリア食パン

イタリア旅行に行った友人から、乾燥トマトをもらいました。イタリアのドライトマトは日本で売られているドライトマトより甘味が少なく、酸味は強く、おやつ感覚では食べにくい味でした。それでパンに使いました。
前回作ったイタリアントマトのチーズ風味食パンは、ドライトマトをさっと水にくぐらせた程度で使いましたが、今回は半日ほどヒタヒタの水につけて、柔らかくしました。

そして、これも頂き物ですが(なんて頂き物が多いんでしょう。嬉しいです)オリーブの砂糖漬けを少々、チーズとオリーブオイルを隠し味程度に加えて、まさにイタリアなパンにしました。 イタリアと言ったらこれっていう材料を全部まるごと入れた食パンです。食パンコースの焼き色薄めで焼きましたが、ふわふわに焼き上がりおいしかったです。そのまま食べてもいいですし、もちろんサンドイッチにしても、クリームチーズを塗ってもおいしいです。

イタリアのドライトマト戻してみじん切りにしたドライトマト

材料

日清強力粉280g, スキムミルク大スプーン1杯 ,砂糖(粗製糖)大スプーン2杯,
ドライホールトマト(水で戻したもの40g) スライスプロセスチーズ1枚 (約18g)
オリーブオイル5g, 砂糖煮されたオリーブ5粒(写真)
塩 無し(ドライトマトは水でもどしても塩分が多かったので使いませんでした。)
水200cc、ドライイースト 小スプーン1杯

注:ドライトマトを湯で戻して使う場合は、水の量を幾分少な目にしてください。

作り方

1,ドライトマトをヒタヒタノ水煮つけて柔らかくして、粗いみじん切りにします。ドライイーストはイースト容器に、ほかの材料はすべてパンケースに入れます。
2,ドライイーストコース、食パンコース、焼き色薄目で焼きます。

パン中身パン上部砂糖漬けのオリーブ

イタリアのドライトマト

イタリアのドライトマトは、見たところ皮ばかりに感じます。日本のドライトマトとは品種が異なり、おいしさの詰まっている場所が違うらしいのです。日本の品種は種周辺に多いので丸ごと乾燥されていて、形が丸くなっています。けれどイタリアのトマトは調理向きの品種で、種部分のうまみは少ないそうです。ですからその部分を除いて乾燥させるので、写真のように、薄っぺらなのだと、納得しました。

使い方
そのまま食べることは少なく、熱湯に20分ほど浸して戻すとふっくらとし、柔らかくなるので、適当な大きさに切ってサラダなどのトッピングに使ったりします。浸した汁もスープなどに活用してください。煮込み料理に使うときは乾燥したまま使ってもいいですが、塩分が非常に強いものがありますので注意が必要です。使い切れないときなどはオリーブオイルに漬け込んで保存をします。

チーズを使ったパン

ライ麦とクリームチーズの天然酵母食パン

コーンとチーズのちぎりパン

トマトチーズ食パン

ホームベーカリーPanasonic, SD-BM103、スプーンは付属のもの、さじは市販の計量スプーンのことです。