破壊屋

なんで懲りないんだ

どうでもいい話だが、この映画がアヌシー国際アニメーション映画祭に出品されたときはニュースになったのに、
原恵一監督の『カラフル』がその映画祭で受賞したことについてはほとんど取り上げなかった日本の映画メディアっていったい…。

同じブッダつながりだったら仏陀再誕の方がまだ「誰が観に行くか」というのがはっきりしているんじゃないかと思います。

というのがレンタル屋でポスター見かけた第一印象

クレしん（『BALLAD』）の臼井儀人先生
ヤマトの西崎プロデューサー
そして今回の『あしたのジョー』の出崎統監督。

藤子ファンとしては、現在公開中の『怪物くん』から死者が出ないことを強く祈ります…。

と思ってたけど、観てみたら、案外配役についてはこれでもアリじゃねえかと思えた作品。
ジョーに山下って時点で客を引かせて損をしてたと思う。
でも、それを乗り越えて見に行った自分がじゃあ得をしたかと言えば、まあしてないんだけど……。

内容は「サンシャイン・クリーニング」に近い感じ。なんか遺品を整理する人とかそういう話なんですが、「ああ、やっぱり最後に事故死入れてきやがったか…」という、まあ、なんというか「いつもの」感じの映画です。

「サンシャイン・クリーニング」見ましょう。

どうして虐めの被害者が苦労せにゃならんのかと、憤りの虜になりました。

フジテレビで腐るほどやってるんだから見に行く人なんていないんじゃないの？

THE MOVIEとつけなかったのはともかく、さらにダサいタイトルをつけちゃってるし。

泣かせに来ないで単に馬鹿やってるだけの映画のほうが良かったのに

けいおん自体は確かに大人気作品だけど…

予告編の、主人公たちの「平凡な生き方を変える要素がほしい」という動機や
「普通じゃないことしてる俺たちスゲー」というノリでいること、
そしてそれらを、しれっと感動的な美談として扱ってことに辟易させられる。

あと「しかしカンボジアに学校建てたい」なんてわざわざ英訳して副題にする必要ないだろ。

というツッコミはしておいて、この映画には投票させてもらいます

それにしても、深作健太監督は順調にこういう仕事ばっかりまかされておりますなあ。うむうむ。