永遠の18歳 スイーツブロガーのハゲ子。昨年の健康診断でバリウム検査でポリープがいくつも見つかる。検査員のお兄ちゃんは「小さいから様子をみましょう! 癌じゃないですよ!」と優しく声をかけられる。あれから1年、今年も健康診断の季節がやってきた。しかも、オプションで胃カメラを付けられるのではないか。
スイーツ★ほっこりブロガーなのにも関わらず、インターネットで繰り返されるバトルや騒動に巻き込まれ、幾度も死線をくぐってきたので、毎日がストレス過多カタ。サボテンも枯らしてしまう干物女ハゲ子ではあるが、去年発見された小さなポリープちゃんが、大きくなっている心配もあるので、カメラを飲むことを決意したのであった。
検査当日。ギロッポンのオシャレタウンにクリニックはあった。扉をドーンとあける。受付嬢に「検尿・検便は持ってきましたか?」という質問に顔を赤らめることなく、ババーンと提出。しかも「すいません、検便、2つ提出しなくてはいけないんですが、1つ分出なくて(テヘ」と余裕に追加情報を加えることもできた。幼稚園頃、お昼寝の時間に「トイレに行きたい」と先生に言えなくてモジモジしていた子が……大人になったわね、ハゲ子!
身体測定、採血、血圧、心電図、問診、視聴覚検査などなど、一通りの検査をおえて、ついにきました胃カメラ検査。ハゲ子、胃カメラが検査は初めてです! と事前に言っていたせいか、まずはオバチャン看護師とマンツーマンで、胃カメラ・インフォームド・コンセント。どんな手順でやるか、この麻酔はこの目的でやる、カメラはどういったルートで入るか、胃の絵をみながら、丁寧に教えてくれました。オバチャン看護師は「私はバリウム検査より、胃カメラの方が楽だわ」と言うので、ハゲ子は「なんだ、胃カメラ楽勝じゃん!」と余裕のよっちゃんイカ状態になりました。初めてだけど、怖くないわ★
で、それから10分ほど待ち、ハゲ子さん〜と呼ばれる。
そこには、他の看護師違ってギャル系美人、しかもナース服がピンク(他の看護師は白)という、「あ、これXVIDEOSで出てくる人だ!」という女性と、和製キャシー・ベイツといった感じの緑色のエプロンの上からさらにビニールの薄いエプロンをかけ、頭には防塵ゴーグルをつけた女性がいた。何この二人組? この組あわせはXVIDEOSになかったな〜 どちらかというホステル? と思っていたら、まずはギャルさん腕に麻酔の注射をぷすり。胃を膨らます薬を飲み、キャシーさんが「はい、では麻酔のチェックをしますよ!」と喉に軽く麻酔スプレーを噴射。問題はなかったので、それからたっぷりかけられ、横になる。麻酔スプレーはストロベリーの味などせず、苦くて不味い。しかもシビれてきたたたた。
「はい、では始めますよ」とキャシーさんが防塵ゴーグルを装着。室内は暗くなり、肘まであるゴム手袋をした手には胃カメラが。カメラ先端はまばゆい強烈な七色に輝いており、眩しい。子供の頃テレビでやっていた矢追純一のUFO番組で、宇宙人を見たユタの農夫が「オラが赤べこの世話をしていると、頭上に七色に輝く光が見えてきて〜」とコメントしていたのを思い出す、光の強さだった。
横向きになり、口を閉じない用マウスピースをくわえさせられる。で、七色に輝くカメラが入ってくるが、ぐええええ、く、く、苦しい! 特に胃の中に入る瞬間は、喉の奥に指を突っ込んだ時と同じで、ぐげげげげと吐きそうになりますが、胃の中は空なのでガスだけがドバーーと出ます
まほうのカメラで♪
たのしい胃液がゲポポポポーン♪♪
キャシーさんは「はい、大丈夫ですよ! うまいですよ、上手ですね」と繰り返し、ギャルさんは「よしよし〜」と子供を寝かす母親のように手で体をポンポンしてくれます。
ありがとウサギが胃の中で暴れ出すも、美人看護師ポンポンされながら「さすが、ハゲ子さん、お上手!」と女性二人に褒められるシチュエーションはご褒美なんだけど、胃カメラが辛すぎて、堪能できません。胃カメラの苦しさは、文字通り長い棒が胃に入ってウロウロしている苦しさであります。胃カメラ拷問された、すぐに喋っちゃうね、喋れないけど。
体感的には30分ぐらいに感じられましたが、実際は10分もかかってないはず。
やっとこさ、終わり「ハゲ子さん、頑張った、偉い、上手だった」と褒められますが、口の中は麻酔が効いており、フガフガとしか言えず。
頑張った褒美として、胃の中の写真をくれました。そして幸いなことに胃の調子は問題ナッシング。よかったよかった。
私の勝手な想像ですが、患者を安心させるため、どんなことがあっても「上手ですよ、凄いですね」と褒めるんだろうな〜と推測。そして、ポンポンしてくれた美人看護師も患者を落ち着かせつつも、パニックになって暴れたときに押さえつける役目なんだろうな〜 と思いました。
帰りに「また、来年もカメラ飲みましょうね」と言われましたが、できるなら避けたい!
以上、ハゲ子胃カメラ初体験記でした。
さようなら(さよなライオン)