エレキギターの総合情報サイト
「7弦ギター」は通常のギターに低音弦を追加し、低音側に音域を拡張したギターです。かつては一部のプレイヤーが使用するだけでしたが、スティーヴ・ヴァイ氏やKORNの活躍により、特にヘヴィ・ロックのシーンでは当たり前とまで言えるほどに普及しています。ここではその7弦ギターに注目し、歴史や代表的プレイヤー、おすすめの7弦ギターなどを紹介していきます。
名古屋大学法学部政治学科卒業、YAMAHAポピュラーミュージックスクール「PROコース」修了。平成9年からギター講師を始め、現在では7会場に展開、在籍生は百名を超える。エレキギターとアコースティックギターを赤川力(BANANA、冬野ユミ)に、クラシックギターを山口莉奈に師事。児童文学作家、浅川かよ子の孫。
webサイト「エレキギター博士」を2006年より運営。現役のミュージシャンやバンドマンを中心に、自社検証と専門家の声を取り入れながら、プレイヤーのための情報提供を念頭に日々コンテンツを制作中。
人類史における7弦ギターの歴史は以外に古く、南米ではショーロやサンバの伴奏楽器として100年以上も前から使用されていました。このジャンルで使用されるのはクラシックギターですが、1930年代にナイロンが発明される以前には「ガット(羊の腸を加工した弦)」が使用されていました。第7弦のチューニングは半音高い「C」が一般的です。
ジャズで初めて7弦ギターを使用したのは、レジェンドと称されるジョージ・ヴァン・エプス氏(George Van Eps、1913-1998)でした。1938年にエピフォンとの共同開発で製作されていますが、主にソロギターの演奏において、高いポジションでのプレイで低音を得ることを目的としていたようです。エプス氏に感化されて7弦ギターを持つギタリストも何人か現れますが、残念ながらジャズというジャンルでの7弦ギターはスタンダードな楽器にまではなり得ていません。
George Van Eps and Howard Alden – Night and Day
ロックで7弦ギターの先駆者といえば、スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai、1960-)氏にほかなりません。ヴァイ氏は自身のシグネイチャーモデル「JEM」を7弦にした「Universe(ユニヴァース)」をアイバニーズと共同開発していますが、ソリッドギターの7弦モデルには前例がなく、ピックアップはもちろんのことナットやブリッジなどのパーツ(しかもいきなりフロイドローズタイプ)を新規に開発しなければならず、ユニヴァース完成にはかなりの苦労があったようです。
ホワイトスネイクのアルバム「Slip of the Tang(スリップオブ・ザ・タング。1989年)」、ソロ第2作「Passion and Warfare(パッション・アンド・ワーフェア。1990年)」でヴァイ氏の7弦ギターはデビュー。ヴァイ氏があまりにも長身であり手の大きさも尋常でないためか、極端に幅の広いネックを持つ7弦ギターに違和感がほとんどありません。
Steve Vai – “Star Spangled Banner”
「Slip of the Tang」、「Passion and Warfare」ともにロック史における重要な名盤であり、7弦ギターの魅力が世界中に知れ渡ることとなりました。しかしあまりにヴァイ氏のイメージが強かったためか、ホワイトスネイクで共演したウリ・ジョン・ロート氏(Uli John Roth、1954-)の使用例があるのみで、しばらく目立った使われ方をすることがありませんでした。ユニヴァースの販売台数は伸び悩んでいましたが、ヴァイ氏自身は自分の影響でユニヴァースを買った若い人たちが成長し、いずれ音楽シーンを変えていくということを予見していました。
ヴァイ氏は6弦のJEMと7弦のユニヴァースを使い分けるというスタイルでしたが、やがて7弦ギターをメインに使用するアーティストが現れます。1994年にデビューした「KORN(コーン)」は、アイバニーズ7弦ギターの使い手が二人もいる強烈にヘヴィなサウンドと陰鬱な世界観を武器に、「OASIS(オアシス)」や「BUR(ブラー)」を代表とする英国の「ブリットポップ」、カート・コバーン(Kurt kobain、1967-1994)氏率いる「NIRVANA(ニルヴァーナ)」が牽引した米国の「グランジ」が席巻していたロックシーンに深く切り込みます。KORNのマンキー(Munky)氏は熱烈なヴァイ氏のファンで、「Passion and Warfare」のコピーに明け暮れていたといいます。
Korn – Got The Life
7弦ギターはこの時まで「テクニカル系のギタリストが使うもの」というイメージが定着していました。しかしヘヴィなツインギターを特徴とするKORNの台頭により、ラップやヒップホップとヘヴィなグルーヴ、そして7弦ギターという組み合わせがいかに魅力的かが証明されました。KORNの成功により、7弦ギターのヘヴィなサウンドを持ち味とするバンドが続々とデビューしていきます。
4年後となる1998年は、KORN自身のレーベルが立ち上げられ多くのヘヴィ・ロックバンドが輩出し、またKORNの3作目「Follow the Leader」が全米一位を記録しました。またこの分野の代表格でありKORNを上回るヒットを記録したリンプ・ビスキット(Limp Biskit)がデビューし、ラップとヘヴィ・ロックが融合した「ニューメタル」というジャンルが完成した記念すべき年でした。グランジを牽引していたカート・コバーン氏が亡くなったのもこの年で、ロックシーンがグランジからニューメタルへの転換を遂げる象徴的な年でもありました。
Limp Bizkit – Re-Arranged
現代ではヘヴィ指向のエレキギターのラインナップには必ずと言っていいほど7弦があり、8弦/9弦と音域を拡大させたモデルも発表されていきます。7弦以上の多弦ギターを専門とするブランドまで台頭しており、7弦を代表とする多弦ギターはロックシーンに欠かせないアイテムとなっています。
全フレットが同じ角度にナナメになっている「スラントフレット」は、Ibanezだけの独自設計。人間の骨格を考慮した設計で、実はとっても弾きやすい。
Ibanez「QX527PB」は、高級機がしのぎを削るヘッドレス7弦市場に10万円台という捨て身のコスパで深々と斬り込んだ意欲作です。Ibanezらしいプレイアビリティとサウンドバリエーションはもちろん、Qシリーズのために新たに開発した部品が多くあり、Ibanezの本気度が伺えます。ギター博士の弾いた「QX527PB」をじろじろとチェックしながら、7弦ギターの特徴やメリット/デメリットを見ていきましょう。
7弦ギターは弦を追加したぶんだけネックの幅が拡張されます。QX527PBのナット幅「47mm」は7弦ギター界隈でこそ細身ですが、それでもコード弾きやチョーキングなどで親指を出してネックを握るのは軽く困難です。一方、親指をネックの真裏に添える、いわゆるクラシカルスタイルで演奏することの多いパワーコードを主体としたヘヴィ・リフ、あるいはさまざまなテクニックを駆使したリードプレイに対しては「音域が拡張した」というメリットしかないため、ヘヴィ・ロックでこそ使いやすいと言えます。そのため7弦ギターは総じて平たい指板と大きめのフレットを採用し、またハイポジションへのアクセスに深くこだわった設計を採用する傾向にあります
Ibanez UV70P
7弦の先駆者Universeの末裔、Ibanez「UV70P」。弦だけでなくペグも追加されるため、ヘッドが大型化する。そのため全長が伸び、汎用ギグバッグでは収まらない場合がある。
7弦ギターは基本的に、音も本体も重いものだと思って良いでしょう。第7弦のサウンドはヘヴィで、弦の追加のためにネックは太くなり、ペグが1個増え、これを設置するためにヘッドも大型化します。アップした体積と重量はギター本体の音響性能に影響し、鳴りがタイトでサスティンが伸びる、現代的な感触が得られます。
一方でヘッド側が重くなりやすいため、メーカーは重量バランスに腐心します。この重量バランスの問題を一挙に解決するソリューションが、ヘッドレス化です。特にヘッドレスの多弦ギターは、優秀な重量バランスを達成する傾向にあります。
7弦ギターのプレイヤーは総じて「慣れれば平気!」とおっしゃいます。とはいえ、弾き手は「7弦使い」のスキルをある程度磨く必要があります。たとえば親指を出して6弦ギターのネックを握るプレイヤーは多くの場合、3弦や4弦の位置を親指の感触から感覚的に割り出します。しかし、7弦ギターでは同じようにはいきません。このため、特に6弦と7弦を使い分けるようなギタリストは、人差指の根元でネック1弦側に触れる感じから、弾きたい弦を感覚的に割り出せるようになる必要があります。
7弦ギターのレギュラーチューニングは、6弦のレギュラーチューニングにローBを追加した「1E、2B、3G、4D、5A、6E、7B」です。QX527PBもこのレギュラーチューニングでセットアップされます。
ジャンルによってはここから全弦半音下げ、あるいは全弦1音下げチューニングが使われます。また、6弦の「ドロップD」チューニングと同じ発想で7弦だけ1音下げてAに合わせた「ドロップA」、全弦半音下げチューニングで同じことをする「ドロップG#(Ab)」、全弦1音下げチューニングで同じことをする「ドロップG」チューニングも使われます。
特にヘヴィ志向のロックミュージックにおいては、ギターとベースがオクターブユニゾンするのがアンサンブルの基本とされています。低音弦を1本追加した7弦ギターで気持ちのよいヘヴィ・サウンドを得るためには、ベーシストにも低音弦を1本追加した5弦ベースに持ち替えてもらうのが良いでしょう。
では、7弦ギターを検討する上で必要となるであろう4つのチェックポイント、「ブリッジ仕様」、「弦とチューニング」、「スケール」、「想定されるジャンル」それぞれについて見ていきましょう。
特にこだわりが無ければ、7弦ギターではハードテイルやTOMなど固定式ブリッジを選び、アーミングをしたい曲では6弦ギターに持ち替えるのがおすすめです。7弦ギターの、特に第7弦をぶっ放してのアームダウンなどは大迫力の表現なんですが、引き換えに弦交換やチューニング、調整には6弦以上の手間がかかるからです。
多くのブランドが、出荷時にどんなゲージの弦を張って、どんなチューニングにセットアップしているかを表示しています。自分が使いたい弦やチューニングに近いセットアップのギターは、買ってからそのまま実戦で使えますね。逆に違った弦やチューニングで弾こうと思ったら、買ったばかりのギターに対してナットの溝やネックの反りなどを調整する覚悟が必要です。なお、大は小を兼ねるので、10からのゲージでセットアップしたギターに09からの弦を張るぶんには、ナット調整は必須ではありません。
7弦ギターの弦長(スケール)は、フェンダーが標準的に採用している「25.5インチ」が多数派です。これに対し、近年では特にダウンチューニング時の弦張力を確保するため、26.5インチや27インチに拡張したモデルが市民権を得ています。これを敢えてレギュラーチューニングで弾き、張りの強いブライトなサウンドを得るプレイヤーもいます。
ファンフレット(マルチスケール)を採用したギターでは、張りのある低音弦、指の届きやすい高音弦という絶妙なバランスが得られます。これら独特なスケールには特有の弾き心地がありますから、心配な人は実際に触れてみることを強烈におすすめします。
7弦ギターはヘヴィミュージックで使われがちという現代の情勢から、ハイゲインサウンドの得られる出力の高いピックアップを搭載する傾向にあります。そんな中、PAFをイメージしたハムバッカーなど比較的オーソドックスなサウンドを目指したピックアップを備えるモデルもあります。ポップスやジャズなどいろいろなジャンルで7弦を使いたい人には、こうしたピックアップを備えるモデルがおすすめです。
入門機を探している人や7弦ギターを試しに買ってみたい人、ちょっと良い7弦やすっごく良い7弦を探している人、それぞれの人におすすめの7弦ギターをチェックしていきますが、その前にどんなポイントを見ると良いかを考えてみましょう。予算の範囲内でルックスのインスピレーションから決めてしまっても良いのですが、その7弦ギターで何をしたいのか。そういった目的に沿った選択ができると良いですね。
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入門機としておすすめするモデルは、高すぎず安すぎず、構造や操作系がシンプルであることを重視して厳選しています。3モデルとも、いかついルックス通りのパワフルなピックアップを備えており、ヘヴィなサウンドが得られます。
Ibanez「RG7421PB」は同じものが二つとない、ポプラバール製ボディトップの美しき7弦ギター。大胆なカッタウェイと厚みを抑えたネックはRGシリーズ伝統のスタイルで、テクニカルな演奏に特に有利です。
3層のメイプルに超硬度のジャトバ製指板を合わせた頑丈なネック、ボディに直接マウントされた高出力ハムバッカー、頑強なハードテイル式ブリッジ、こうした特徴はタイトに引き締まったヘヴィ系の音作りに大変良好です。5WAYセレクタースイッチにより、サウンドバリエーションも豊かです。
弦長、ナット幅 | 648mm/25.5″”(.010-.059 Gauges) 48mm |
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ボディ材 | ポプラ・バールトップ、メランチボディ |
ネック材&接続法 | Wizard II-7 / 3pc Maple neck、4点留めブッシュジョイント |
指板&フレット数 | Jatoba(400R)、 Jumbo 24 |
ピックアップ | Quantum 7(パッシブHH配列) |
コントロール | 1V1T、5WAYセレクタースイッチ |
ハードウェア | ロトマチック型ペグ、F107 bridge |
GrassRoots「G-HORIZON-FX7」は、ESP定番機種ホライゾンを出発点にした固定式ブリッジの7弦ギターです。滑らかな曲面を描くボディトップは、高級感のある美観を演出しながら抱え心地や弾き心地まで考慮されています。
ハイポジション部にも滑らかな曲面を描く大胆なカットが施され、左手を邪魔するものの無い高い演奏性が確保されています。ボリュームポットのスイッチによりコイルタップが可能で、サウンドバリエーションも充分です。
弦長、ナット幅 | 648mm / – |
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ボディ材 | アルダー |
ネック材&接続法 | Hard Maple 3P、セットネック |
指板&フレット数 | Rosewood、 24Frets |
ピックアップ | GH-1G-7(パッシブHH配列) |
コントロール | Master Volume (w/Coil Split), Master Tone, Toggle PU Selector |
ハードウェア | ロトマチック型ペグ、BN071ブリッジ |
ヘヴィ系の老舗ジャクソンのJS Series「DINKY ARCH TOP JS32-7 DKA HT」は、ダウンチューニングを想定して弦長を26.5インチ(673mm)に延長した、ヘヴィ志向のディンキーです。チューニングを下げても弦の張りが残り、粒立ちの良いアタックが得られます。
価格の抑えられたモデルではありますが、内部にグラファイト製の補強が仕込まれたメイプル製ネック、ヘッド角を確保するスカーフジョイント、ポジションごとに良好な弾き心地が得られるコンパウンド・ラジアス指板、こうした特徴的な仕様がしっかりと採用されており、ジャクソンらしさをしっかりと体感できます。
弦長、ナット幅 | 26.5″”/673.1mm(.009-.052 Gauges) 1.875″” (47.6 mm) |
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ボディ材 | ポプラ |
ネック材&接続法 | メイプル1P(サテンフィニッシュ)、4点留めブッシュジョイント |
指板&フレット数 | Amaranth(12″”-16″” Compound Radius)、 Jumbo 24 |
ピックアップ | Jackson® High-Output 7-String Humbucking(HH配列) |
コントロール | 1V1T、3WAYセレクタースイッチ |
ハードウェア | Jackson® Sealed Die-Castペグ、Jackson® HT7 String-Through-Body Hardtailブリッジ |
7弦ギターは各社が手掛けており、群雄割拠の状況を呈しています。その中から30万円台までの価格帯で、特にキャラクターが立っているものを見ていきましょう。
XPTB720
ヘッドロゴまで黒にこだわったIbanezの7弦ギター、「ICTB721」は伝統のアイスマン型ハードテイル仕様機、「XPTB720」はX型FRTトレモロ仕様機です。両機とも弦長25.5インチですが、ヘヴィ・ミュージックでの使用を想定して10-64ゲージ弦の1音下げチューニングにてセットアップされています。
共通して搭載されるディマジオ社製「D Activator 7」ピックアップはパッシブのままアクティブピックアップのサウンドを実現させた異色のモデルで、優れた倍音と非常にタイトな低音が持ち味です。
弦長、ナット幅 | 648mm/25.5″”(.010ー.064 Gauge/Whole Step Down Tuning) 48mm |
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ボディ材 | Okoume |
ネック材&接続法 | Wizard II-75pc Maple/Walnut Neck-through |
指板&フレット数 | Ebony(400mmR)、 Jumbo frets 24 |
ピックアップ | DiMarzio® D Activator 7™ (H) neck/bridge |
コントロール | 1Volume, 1Tone, 3Way Toggle SW |
ハードウェア | Gotoh® MG-T locking machine heads & Ibanez Mono-rail bridge/Gotoh® machine heads & Ibanez Edge-Zero II-7 bridge |
Jackson「Pro Series Signature Jeff Loomis Soloist SL7」は、NevermoreやArch Enemyで活躍するジェフ・ルーミス氏の名を冠する、ヘヴィ志向のソロイストです。「FRT仕様&弦長26.5インチ」という基本設計が持ち味で、スルーネックの豊かなサスティンと高い演奏性が得られ、そしてFRTの表現力まである、強力な7弦ギターに仕上がっています。
ピックアップはセイモア・ダンカン社製シグネイチャー・モデルの「Blackout」で、強力な出力に滑らかさやきらびやかさを内包させたアクティブ仕様機です。
見た目もシックながらリッチです。木目の美しいアッシュ製トップはマッチングヘッド仕様で、サンドブラスト処理により木目を浮き上がらせた独特の雰囲気を演出しています。12″”~16″”コンパウンドラジアス指板には、ジャクソン伝統のシャークフィン・インレイが美しく輝きます。Luminlay®サイドドット採用で、暗いステージでも安心です。
弦長、ナット幅 | 26.5″” /673 mm(.009-.054 Gauges) 1.875″” (47.6 mm) |
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ボディ材 | Basswood body with sandblasted ash top、Satin Finish |
ネック材&接続法 | Through-body three-piece maple neck with graphite reinforcement and satin color matched back finish |
指板&フレット数 | Ebony(12″”-16″” Compound Radius)、 Jumbo 24 Frets |
ピックアップ | Seymour Duncan® Jeff Loomis Signature Blackouts®(Bridge & neck) |
コントロール | 1 Volume、3-Position Toggle |
ハードウェア | Jackson sealed die-cast tuners、Floyd Rose® 1500 Series double-locking tremolo bridge system |
PRS「SE MARK HOLCOMB SVN」は、ロックバンド「Periphery」所属、マーク・ホルコム氏のシグネイチャーモデルです。同社の定番機種「SE Custom 24」を出発点にしながら、26.5インチ・スケールを採用したネックの裏にはサテンフィニッシュを施し、裏通し固定式ブリッジを搭載した、異色のPRSに仕上がっています。
セイモア・ダンカン社製シグネチャー・ハムバッカー「Scarlet & Scourge」はモデリング・アンプとの相性を考慮した現代的な設計で、レンジの広さとピッキングへの追従が強化されています。ゴリゴリのハイゲインを得意としつつコイルタップが可能で、クリーンやクランチでも艶のある素晴らしいサウンドが得られます。
弦長、ナット幅 | 26.5″”(10-64 Gauge)、ー |
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ボディ材 | Maple Top & Mahogany Back(Quilted Maple Veneer) |
ネック材&接続法 | Multi-Ply Maple (Wide Thin SVN Neck Shape w/ Satin Finish)、Set In Neck |
指板&フレット数 | Bound Ebony(20″”R)、 24Frets |
ピックアップ | Seymour Duncan Mark Holcomb “”Scourge””&””Scarlet”” |
コントロール | Volume and Push/Pull Tone Control with 3-Way Blade Pickup Switch |
ハードウェア | PRS Designed Tuners & PRS Plate Style Bridge(String Through) |
Ibanez「AZ24047」は、アイバニーズのAからZまでを注いだと言われる「AZ」シリーズの、日本製上位モデルです。ほど良く肉厚感のあるローステッドメイプル製ネックの握り心地ちと、ステンレス製フレットや大胆なカッタウェイによる高い演奏性が強み。シンクロ型トレモロはフロ―ティング設定なので、クリケット奏法やアームアップが可能です。またほど良く落ち着いたルックスと幅広いサウンドバリエーションで、ヘヴィ系以外の音楽にも自然に浸透できる柔軟性を持っています。
SSH配列のピックアップは、リア&センターミックス時に自動的にコイルタップされる特殊配線です。Alterスイッチを入れると「2ハムバッカー・モード」が起動し、フロントとセンターを直列につないだ擬似ハムバッカーを利用したサウンドバリエーションが得られます。
弦長、ナット幅 | 648mm/25.5″”(.010ー.059 Gauge) 47mm |
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ボディ材 | Alder |
ネック材&接続法 | S-TECH WOOD Roasted Maple(AZ7 Oval C)、4点留めプレートレスジョイント(ヒールカット) |
指板&フレット数 | S-TECH WOOD Roasted Maple(305mmR)、 24 Jumbo Stainless Steel frets(Prestige fret edge treatment) |
ピックアップ | Seymour Duncan® Hyperion™ 7 |
コントロール | 1Volume、1Tone、5Way Selector、Alter SW |
ハードウェア | Gotoh MG Peg、Gotoh® T1872S bridge |
Sterling by MUSIC MAN「RICHARDSON7」は、名手ジェイソン・リチャードソン氏の名を冠するシグネイチャーモデルです。スタンダードモデル「CUTLASS」を出発点にしながら、1弦側のカッタウェイを深く掘り込むことで、24フレットへのアクセスを向上させています。ローステッドメイプル製ネックは弦長25.5インチで、通常の6弦ギターとの持ち替えもスムーズです。
高速の演奏を妨げないよう、特殊配線にプッシュ/プッシュ式のスイッチを採用しているのが個性的なところです。ボリュームポットには出力を12dB持ちあげるブースターが、トーンポットにはコイルタップが仕込まれ、ギターだけでかなりのサウンドバリエーションが得られます。
弦長、ナット幅 | 25.5″” /64.8 cm(10-56 Gauge) 1.95″” (49.5mm) at Nut |
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ボディ材 | Alder (PWH), Alder w/ Poplar Burl Veneer Top (DSBS) |
ネック材&接続法 | Roasted Maple、5点留めプレートジョイント w/ヒールカット |
指板&フレット数 | Rosewood 16″” (40cm)、 24 Frets, Medium Jumbo Profile |
ピックアップ | Sterling by Music Man-Designed JR Pickups (HH) |
コントロール | 1 Push/Push Volume Boost、1 Push/Push Coil-split Tone、3-way Toggle Pickup Selector |
ハードウェア | ロッキングチューナー、2点支持シンクロナイズド・トレモロユニット |
「Strictly 7 Guitars」は、木工職人/理学療法士/メタルベーシストという3つの顔を持つ男、Jim Lewis氏が2007年に立ち上げたメタルギア専門のブランド。7弦が標準で、6弦はオプション的な扱いです。オリジナルの「Flat-Dシェイプネック」は先端から末端まで厚みが均一で、どのポジションでも変わらない弾き心地を実現。スケールの拡張はいち早く取り入れており、弦長27.5インチが標準仕様です。
「Cobra JS7 OL」は同社の定番機Cobraのメイドイン・ジャパン機で、極厚のエボニー指板を含む木材構成、Flat-Dシェイプネック、弦長27.5インチ、USAハードウェア、アメリカ同様のステイン・フィニッシュなど、本国USA機に準拠する仕様と高いクオリティが持ち味です。
弦長、ナット幅 | 27.5inch(010-.059 Gauge、B Standard Tuning)/- |
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ボディ材 | Ash(Oil Finish) |
ネック材&接続法 | 5pc / Maple(3) & Walnut(2)、4点留めプレートレスジョイント |
指板&フレット数 | Macassar Ebony、 24 Jumbo Stainless Frets |
ピックアップ | Seymour Duncan Sentient & Nazgul |
コントロール | Volume & Toggle |
ハードウェア | HIPSHOT GRIP LOCK Tuners、Hardtail Bridge |
Jackson「Pro Plus Series DK Modern HT7 MS」は、現代のモダンプレイヤーに最先端の演奏体験を提供できる7弦ギターです。第7弦の27インチから第1弦の25.5インチへと変化するマルチスケールが最大の特徴で、テンションとイントネーションが改善されることでコードは美しく響き、低音リフはゴリゴリと唸り、高音のリードは軽いタッチで演奏できます。
Fishman® Fluence® Modernピックアップはトーンノブの操作で、キレッキレのアクティブサウンド(Voice1)と理想的なパッシブのサウンド(Voice2)の切替が可能です。
弦長、ナット幅 | 25.5″”〜27″” Multi Scale 1.875″” (47.6 mm) |
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ボディ材 | Basswood(Dinky Shape、Satin Finish) |
ネック材&接続法 | 3-Piece Maple/Wenge/Maple(Satin Finish)、4点留めプレートレスジョイント(ヒールカット) |
指板&フレット数 | Ebony(12″”-16″” Compound Radius)、 Jumbo Stainless 24F |
ピックアップ | Fishman® Fluence® Modern PRF-MH8(Neck & Bridge) |
コントロール | Volume, Tone (with Push/Pull Activation to Switch Between Voice 1 and 2)、3-Position Blade |
ハードウェア | Gotoh® Locking Tuner、Hipshot® 7 – *21 degrees, Fixed Bridge |
SOLAR Guitarsは、スウェーデン出身ギタリストOla Englund(オラ・イングランド)氏が2017年に立ち上げた、ステージでも自宅でも一軍起用できる、ヘヴィ系に特化したギターをプロデュースするブランドです。
「A2.7C」は代表機種「タイプA」の普及モデルで、弦長26.5インチ、ヒール部をバッサリとカットしたフルアクセス・ネックジョイント、ハードテイル・ブリッジ、18:1 の高精度チューナーという構成です。ヘヴィーミュージックを主戦場とするギターですが、Duncan Solarピックアップはオーガニックなクリーンからヘビー オーバードライブまで、あらゆるトーンをカバーできます。
弦長、ナット幅 | 26.5(STRINGS:Black Smith 0962 Nano Carbon Coated)、ー |
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ボディ材 | Mahogany(Carbon Matte Finish) |
ネック材&接続法 | Maple、スル―ネック |
指板&フレット数 | Ebony(400R)、 Super Jumbo 24 F |
ピックアップ | Duncan Solar、Duncan Solar/Bridge |
コントロール | 1 volume 1 Tone、5-way Blade |
ハードウェア | Solar 18:1 MACHINE HEAD、Fixed Bridge |
E-II「HORIZON NT-7 ET」は全身真っ黒の本体と、これを覆う真っ白いバインディングによるキリっとした顔つきを持つギターです。最大の特徴はチューニングの狂わない「EVERTUNEブリッジ」で、弦張力の不足しがちなダウンチューニング環境においても、ピッチにシビアなサウンドを奏でることができます。チョーキングやビブラートを含むあらゆるピッチ変動をキャンセルさせることも、チョーキングやビブラートだけはできるように設定することも、弦ごとの設定が可能です。
このほかギター本体はエクストラジャンボフレット&エボニー指板、ハードメイプル3Pスルーネック、EMGピックアップという堅い仕様で、何の心配もなくモダン&ヘヴィ路線を驀進(ばくしん)できます。
弦長、ナット幅 | 648mm/25.5″” 48mm |
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ボディ材 | Alder w/White Binding |
ネック材&接続法 | Hard Maple 3P(Thin U)、Neck-thru-body |
指板&フレット数 | Ebony, w/White Binding(305R)、 XJ 24frets |
ピックアップ | (Neck) EMG 85-7H Brushed Black (Bridge) EMG 81-7H Brashed Black |
コントロール | Master Volume, Master Tone, Toggle PU Selector |
ハードウェア | GOTOH SG360-07 MG-T、EVERTUNE ET001F |
「ARROW 7」は、ESP/E-IIを象徴するVシェイプモデル「ARROW」の7弦仕様です。エクストラジャンボフレット&エボニー指板、ハードメイプル3Pスルーネック、アルダー製ボディ、EMGピックアップといった基本スペックはHORIZONシリーズと共通ながら、名前通りのいかついルックスが強烈にメタルの世界観を主張します。なお、様々にバリエーションを展開するARROWシリーズにあって、7弦はFRT仕様一択です。
弦長、ナット幅 | 648mm/25.5″” 48mm |
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ボディ材 | Alder |
ネック材&接続法 | Hard Maple 3P(Thin U)、Neck-thru-body |
指板&フレット数 | Ebony, w/White Binding(305R)、 XJ 24frets |
ピックアップ | EMG 66-7H(Neck) EMG 57-7H (Bridge) |
コントロール | Master Volume, Master Tone, Toggle PU Selector |
ハードウェア | GOTOH SG360-07 MG-T、Floyd Rose |
「.strandberg*(ストランドバーグ)」は、ヘッドレス+ファンフレット+多弦というエレキギターの新ジャンルでシーンを激震させたブランドです。Boden Original NXシリーズはその最新アップデート版で、本体はより弾きやすく、ハードウェアはより高性能になっています。誰もが驚いた台形のネック形状は人間工学に準拠した革新的な発明で、指や手首の力点を安定させることで疲労が軽減されます。
フィッシュマン社製Fluenceピックアップを搭載する最新式のモダンギターでありながら、木材構成はチェンバー加工したササフラス製ボディ&メイプルトップ、柾目メイプルネック&バーズアイメイプル指板と深くこだわり、アコースティックライクなレゾナンスとパンチの効いたサウンドを実現しています。操作系はシンプルながらコイルタップとVoice切替ができるのでサウンドバリエーションも充分です。
弦長、ナット幅 | 25.5″”~26.25″”(D’Addario NYXL 095-64 strings,tuning BEADGB) String spread at nut: 42 mm/1.65″” |
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ボディ材 | Chambered Sassafras Body with Arm and Torso Carves、Solid Maple Top with 4A Flame Maple or Quilt Maple veneer |
ネック材&接続法 | Maple neck – Quartersawn, Carbon Fiber reinforced(EndurNeck™ Profile)、Bolt-On Construction with new sculpted neck joint heel |
指板&フレット数 | Birdseye Maple 20″”R、 Jescar 51100 Stainless Steel Fretwire (57110 for zero fret) 24 Frets |
ピックアップ | Neck: Fishman Fluence Modern Alnico Bridge: Fishman Fluence Modern Ceramic |
コントロール | Master Volume w/ push-pull for Split Coil、Master Tone w/ push-pull for Voice 1/2、3-Way Pickup Selector |
ハードウェア | .strandberg* EGS Rev7 fixed bridge & string locks |
フジゲン(FGN)「EEL-DE-7」は、同社のオリジナルモデル「ELAN」を出発点とした7弦ギターです。 モデル名の「DE」は本モデルのコンセプト「Dark Evolution」を意味し、10-59ゲージ弦の全弦1音下げチューニングというヘヴィ志向のセットアップが施されます。お家芸である「サークルフレッティングシステム」は健在で、開放弦から最終フレットまで、正確なピッチが得られます。
自社開発のブラス製テールピースは通常の使用法に加え、ボディ裏から弦を通すこともできる「2Way」仕様です。「裏通し」は弦交換の面倒くささと引き換えに弦の張力が上がり、また弦振動が直接ボディに伝わり、音の「張り」が増強されます。弦の張り方は弦ごとに決められるので、「6弦と7弦だけ裏通し」など自分の目的に合わせたちょっとしたカスタマイズを模索できます。
弦長、ナット幅 | 25.5″” /648mm(.010-.059 Gauge/Whole Step Down Tuning)、ー |
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ボディ材 | Hard Maple Top / Mahogany Back |
ネック材&接続法 | 5pc Maple/Wenge(Asymmetrical Slim U-Shape)、Set-in Neck |
指板&フレット数 | Rosewood、24F Jumbo C.F.S. |
ピックアップ | Seymour Duncan® Blackouts™ AHB-1n-7(Neck) Blackouts™ AHB-1b-7(Bridge) |
コントロール | 1Volume, 1Tone, 3Way Toggle SW |
ハードウェア | GOTOH® SG381-07、TonePros® TP-7 Bridge、FGN FJTP-7 (Brass)Tailpiece |
こちらはスペシャルな木材や特別な設計を盛り込んだ、格の高い7弦ギターです。カスタムモデルでは1本しか作られないこともあり、極めて高い希少性もポイントです。
Caparison「Dellinger7 Prominence」は、中心のメイプルと両側のオーストラリア産ブラックウッドで構成する「MB3」ボディ構造が特徴です。メイプル部にメイプル/ウォルナット5Pネックをボルトオンジョイントすることで、ギターの先端から末端までをメイプルが貫くスルーネック構造に近い状態を作ります。これによりボルトオン特有の早い立ち上がりとスルーネック特有の豊かなサスティーンが両立し、またタイトな低域ときらめく中高域のあるバランス良いサウンドが得られます。
大胆なカッタウェイのあるボディ形状、また300R~400Rのコンパウンド・ラジアス指板やJescar社製ステンレスフレットなどの設計で演奏性が高く、専用に開発されたCaparison PHピックアップは弦ごとの音量バランス、明瞭度、分離感に優れます。機能性に優れる高級なギターですが、時計をかたどった指板インレイがポジションを時刻で表す、お茶目なポイントもあります。
弦長、ナット幅 | 648mm /25.5″ (.009-.052 Gauge、Regular Tuning) 49mm |
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ボディ材 | Australian Blackwood & Maple(“MB3”ボディ構造) |
ネック材&接続法 | Maple / Walnut 5-piece(Urethane Matt Finish)、4点留めプレートレスジョイント&ヒールカット |
指板&フレット数 | Ebony or Maple(350mmR to 400mmR)、 Jumbo, Jescar Stainless Steel 24F |
ピックアップ | Caparison PH7-nm/bm |
コントロール | CTS Master Volume, Schaller 3-Way Lever Switch, Tone with Push-Push Switch for Coil Split |
ハードウェア | Gotoh SG381-07 H.A.P.、Schaller Lockmeister® 7 |
高度な製造技術で「どんなものでも作る」と言われる老舗「ESP」は、レギュラーモデル、アーティストモデル両面で7弦ギターを展開しています。デザイン性の高い本体には、ネック安定度を高めるカーボン製ロッド、滑らかなフレットの処理、信頼性のある各種パーツの採用など、演奏性や安定性へのこだわりがいっぱい詰まっています。
「SNAPPER-7」は、トラッドなスタイルを現代仕様にブラッシュアップしたスタンダードモデル「SNAPPER」の7弦仕様機です。ナット幅46ミリというスリムなネックは7弦界隈でずば抜けていて、「7弦を感じさせない、6弦のように弾ける」と評されます。
このほかわずかにヘッド角を設ける「CTシステム」、スムーズな作動感の「フリッカーIII」トレモロ、サウンドバリエーションを追加する「ミックスバリエーションスイッチ」、2種類のかかり具合を切り替えられるトーンポットなどを備えた、ヘヴィ路線に縛られない汎用性の高いギターです。
弦長、ナット幅 | 648mm(.010-.056 Gauge) 46mm |
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ボディ材 | Alder(Thickness 45mm) |
ネック材&接続法 | Hard Maple (CT System Head)Slim U Shape、Bolt-on (T-5 Ultimate Access) |
指板&フレット数 | Honduran Rosewood(305R)、 JESCAR FW55090-NS, 22frets |
ピックアップ | Seymour Duncan SSL-5-7, (Neck & Middle) Seymour Duncan SH-14-7(Bridge) |
コントロール | Master Volume, Master Tone (CAP. Select SW), 5-Way Lever PU Selector, Mix Variation Switch |
ハードウェア | GOTOH SG360-07 MG-T、ESP FLICKER-III-7 w/Tremolo Tone Spring Type2 x5 |
「ミュージック・マン」はレオ・フェンダー氏(Ex.Fender)が立ち上げ、現在アーニーボール社が運営している高級ギターブランドです。フェンダースケールなのにショートスケールのように弾きやすいと言われる謎のプレイアビリティが特徴で、名だたる名手のシグネイチャーモデルが人気を博しています。
「Majesty」は、何種類もシグネイチャーモデルをリリースしている達人、ジョン・ペトルーシ氏のフラッグシップです。24フレットでようやくボディに接する長いネックは何ともぜいたくなホンジュラスマホガニー製で、ボディ材は「バスウッド+メイプル」、「オクメ+メイプル」の2タイプあります。ネックの幅が広くなる7弦でありながら本体重量は約3.24kgと大変な軽量で、アコギの音が出せるピエゾピックアップとワンプッシュでゲインブーストできるプリアンプを備えており、本記事でピックアップする7弦ギターの中では最も多機能なモデルです。
弦長、ナット幅 | 25.5″”/64.8 cm(10-56 Gauge) 47.6 mm |
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ボディ材 | Okoume with maple top or Basswood |
ネック材&接続法 | Honduran Mahogany through neck |
指板&フレット数 | Ebony 17″” (43.2 cm)、 24 – Medium Jumbo profile, Stainless Steel Frets |
ピックアップ | DiMarzio Rainmaker(neck) DiMarzio Dreamcatcher(bridge) Fishman Powerbridge piezo saddles |
コントロール | push/push volume for gain boost、push/push passive tone for custom 2 pickup configurations、3-way toggle pickup selector、3-way toggle piezo/magnetic selector |
ハードウェア | Schaller M6-IND locking Tuner、Custom John Petrucci Music Man® floating tremolo |
親日国ポーランドの「Mayones Guitars(メイワンズ)」は、日本で言えばフジゲンのような、OEM生産を受注する巨大ギター工場がプロデュースするブランドです。工場の生産力を活かしたさまざまなラインナップはすべて受注生産のカスタムモデルで、選択できる仕様の幅広さとクールなルックスが特にメタルシーンで支持されています。
「Hydra 7 Elite」は定番機Duvellから派生したヘッドレスギターで、現在ではその名残を残しながらも独自の進化を遂げています。構造で注目すべきはネック仕様です。ウェンジ&パープルハート5Pネック、エボニー指板&ステンレスフレットという硬いものを厳選したカッチカチのネックがフロントピックアップの下まで深々と刺さり、6本ものネジでしっかりと留めるという容赦ない設計で、ヘヴィミュージックに良好な、ソリッドでキレのあるサウンドが生まれます。
弦長、ナット幅 | 25.4″”/645mm(.010 – .60 Gauge) 48.5mm |
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ボディ材 | Mahogany Body & Eye Poplar Top |
ネック材&接続法 | 5-ply / Wenge-Purpleheart(Special contoured for easy upper frets access)、Bolt-on neck joint with a 6-screw mounted on ferrules |
指板&フレット数 | Ebony(No binding)16″”(406 mm)、 24 extra jumbo, Ferd Wagner Stainless Steel Frets |
ピックアップ | H-H / Velvetrone® Ironside + Solium Other Brands, Models and Configuration of pickups – on request |
コントロール | 1 × Volume、5-way lever pickup switch |
ハードウェア | Headless version S-CLAMP Brass Element、Fine tuner integrated with each bridge element |
Bacchus「T7-Custom/SE ’19W FT」は、同社の定番機TACTICSを大胆なアレンジで昇華させた7弦ギターです。フレイムトチの杢を活かしたさわやかなカラーリングにより尖りすぎない印象ですが、金属部品はブラックで統一、ブリッジはIbanez、ピックアップはメタルアーティストのシグネイチャーモデルであり、鋼鉄の精神をしっかりと内包しています。
Mojotone/PW Hornet7ピックアップはタイトで明瞭な低域を持ち味とするバランス型で、素朴なクリーントーン、ヘビーなリードトーン、厚みのあるコードトーンなど幅広い音色に対応でき、コイルタップも可能です。
弦長、ナット幅 | 25.5inch(010ー059 Gauge) 49.0mm |
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ボディ材 | Alder Body &Flame Tochi Body Top |
ネック材&接続法 | Maple、4点留めプレートレスジョイント |
指板&フレット数 | Ebony(310R)、 24 |
ピックアップ | Mojotone / PW Hornet7 |
コントロール | 1vo,1Tone(Coil tap SW),3way Toggle |
ハードウェア | GOTOH SG381-07BL MG Peg、Hipshot/Ibanez Gibraltar Bridge |
以上、7弦ギターをテーマに歴史や特徴、おすすめモデルなどをチェックしていきました。かつてマニアックな存在でしかなかった7弦ギターは、今やヘヴィミュージックのシーンにおいて不可欠な花形へと昇華しました。専用の設計もさまざま考案され、先祖の6弦ギターから遠く離れてしまったモデルも生まれています。ヘヴィな轟音に必須の7弦ギター、ぜひ実際にチェックしてみてください。
7弦ギターの売れ筋を…
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