1年ぶりの長男家族の帰省に浮足立つ70歳の父
多くの人が9連休となる(だろう)今年の年末年始。何をして過ごすか、どこに行くか……いつもの年末年始よりも休みが長い分、さまざまな計画をしているのではないでしょうか。
JTBが全国15歳以上79歳までの男女を対象に行った『年末年始の旅行に関するアンケート』によると、「旅行に行く」と回答したのは、調査時点で18.6%。旅行に行かない人に理由を聞いたところ、最も多かったのが「年末年始はいつも家でゆっくりしているから」で36.9%。「年末年始は混雑するから」が30.4%のほか、「年末年始は旅行費用が高いから」23.9%、「家計に余裕がないので」23.2%と、何とも厳しい家計の状況が明らかになりました。
長い休みにも関わらず、多くの人が引きこもりがちな2024年/2025年の年末年始。それでも実家から遠く離れて暮らす家族にとっては、久々に帰省するチャンスです。旅行を計画している人のうち、帰省目的の人は22.0%。単純計算、100人いたら4人は遠く泊まりがけで帰省を予定しているようです。
そんな今年の年末年始ですが、昨年のドタバタ劇を教えてくれたのは、中田稔さん(仮名・当時70歳)。1年ぶりに長男家族(長男・長男妻・孫)に会えると、12月に入ってからは楽しみで仕方がなかったといいます。
昨年はカレンダーが悪く、休みは12月30日から1月3日までだったという長男。稔さんの自宅に来たのは、年末ぎりぎりの12月31日で、1月2日には帰ってしまうという短すぎる帰省だったとか。それでも飛行機を使って6時間もかけてきてくれるのですから、テンションが上がらないわけがありません。空港で1年ぶりに会ったときには、これでもかというほど、孫にほおずりをしたとか。
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