玄人志向 「SAA7130-STVLP」ふぬああ と DScaler

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前回の記事でMTVX2004HFとふぬああの使い方、WindowsMediaEncoderの事を書きましたが、今回は玄人志向のSAA7130-STVLPについて書きます。
実はMTV2000からMTVX2004HFに乗り換える期間に玄人志向 SAA7130-STVLPを買っていて
キャプチャを楽しんでいたのですが付属ソフトのPowerVCR IIの出来が酷過ぎて
すぐにMTVX2004HFを買ってしまったと言う経緯があります。
ところが残念なことに視聴ソフトとして名高いDScalerには対応していません。

それでもMTVX2004HFの使い勝手に満足していたので良かったのですが
やはりゲームをプレイしている際のコーミングノイズが気になる・・・、
特に最近クリアしたFinalFantasy12をプレイしていると・・・。
じゃあ試しにMTVX2004HFとSAA7130-STVLPを二枚差してみるか、と
やってみたら二枚差しで動くと。
(DScaler側がオーバーレイを使うので、ダイレクトオーバーレイを使う
MTVX2004HFのHWエンコード時は2画面で画像を楽しめません。
そういう場合はMTVX2004HFをソフトウェアエンコードにするか
SAA7130-STVLPをふぬああでプレビューすると2画面で楽しめる)

DScalerというのは視聴する際に使うソフトウェアで、ip変換を備えているので
対応しているキャプチャカードであれば、プログレッシブ映像を楽しむことが出来ます。
特に60フレーム対応の映像であれば、滑らかな映像を楽しめるのでお勧めです。

んではSAA7130-STVLPの設定ですが、私が使ったドライバは以下のです。
ftp://ftp.kworld.com.tw/kworld/driver/pvr_tv_713x/v2.3.1.9_051031.zip
解凍して出てきたsetup.exeを開いて指示通りにやればOK。

ふぬああの設定にいきましょう。
cap0190.png

ビデオデバイスはPhilips Cap7130 Capture、
オーディオデバイスは使用しているサウンドカードを
次にビデオキャプチャピンとビデオプレビューピンの設定を
cap0191.png

cap0192.png

フレーム率は29.970、色空間/圧縮はUYVY、出力サイズは720x480を。
私の環境ではYUY2だと映像に横線が入って見れたもんじゃないんで。

ビデオキャプチャピン(カスタム)とビデオプレビューピン(カスタム)の
フォーマットも同様に。

オーディオキャプチャフィルタはSAA7130-STVLPからサウンドカードに入力した
先を指定する。
cap0193.png


VideoProcAmpは入力された映像の明るさや色合いの調整が出来ます。
入力タイプでS端子かTVチューナーか指定する。
ここではVideo SVideoを指定。

次にグラフの設定に。
cap0194.png

ビデオはプレビュー、
オーディオは無し、
クローズドキャプションも無し
画面サイズは720x480。
その他チェックせず。
オーディオが無しなのは私の環境でプレビューにすると2重に聞こえるから、
環境によって変えてください。

グラフ2の設定
cap0195.png

ビデオは有+プレビュー、
オーディオは有+プレビュー無
クローズドキャプションは無+プレビュー無
スマートティーを使用するにチェック、他は弄らない。

グラフ3と保存項目は弄ったこと無いのでパス。
設定終えたらプロファイル名に適当な名前を付けて、追加ボタンを押す。

設定が終了したらS端子に入力している映像が映されるはず。
キャプチャする際のコーデックの設定は他で探して。
ふぬああのプレビュー画面ならWindowsMediaEncorderの画面取り込みで
キャプチャも出来ます。

本題のDScalerに行きましょう。
使うDscalerは4.1.8、ダウンロードは以下から
http://prdownloads.sourceforge.net/deinterlace/DScaler418.exe?use_mirror=jaist
DScalerのインストールが終わって立ち上げると、まずキャプチャカードの
設定を促される。
cap0196.png

ProcessorはAbove 1 GHz、DefaultsはBest picture quality
UsageはDScaler alone - Best possible resultsを選びOKボタンで次に。
cap0198.png

CardにKWORLD KW-TV731XRF / KUROUTO SHIKOUをTunerにPhilips [NTSC]を。
cap0200.png

Miser & Source Setupの設定。
Mixer device ではサウンドカードを、Mixer Lineではキャプチャカードから
入力している録音先を。
OK押すと画面にTVチューナーの映像が出ると思います、この時CPU使用率が
100%に行きますが、DeinterlaceのJudderTerminator(tm)のチェックを外せばOK。
cap0201.png

S端子の映像を見たいので、SAA7134 Card - Video Input - S-Videoを選択。
するとS端子に入力している映像が見えるはず。
音声が聞こえない場合はSAA7134 Card - Audio Input - Line 1を選べば聞こえるはず。
音がノイズまみれの場合はSAA7134 Card - Audio Standard - Sample Rateを
今選ばれている以外のを選べばノイズが消えるはず。

※2007年07月29日 追記
上の方法でも音声がが正常に鳴らない場合は、
Sources - Philps Cap7130 Capture (DShow)
を一度選び(入力映像の解像度が低くなったようになる)、もう一度
Sources - KWORLD KW-TV713XRF / KUROUTO SHIKOU
を選びなおせば、音声が鳴ると思われます。

それとNTSC MなのでSAA7134 Card - Video Format - NTSC-Japanを選べばOK。

画質の調整をする場合はSettings - Video Adjustmentsから出来る。
cap0202.png


画像の入力が微妙にオーバースキャンなので、これも調整する。
Settings - Image Shift/Size Adjustmentsを
cap0203.png

Top、Bottom、Left、Rightを全部0にすればOK。

これで設定完了だと思います。
S端子に接続してる機器によって画質が大幅に変わると思うんで調整は
自分で試してみるしかないかと。
少しノイズが気になるようなら、キーボードのNを押すとノイズフィルタが
ONになります、OFFにするにはNをもう一回押すだけ。

静止画のキャプチャはLキーで、C:_Program Files_DcalerにTIFF形式で保存される。
(円記号が表示出来ないんでアンダーバーになってます)

映像の白とびが気になる場合は、SAA7134Card - Miscellaneous Settings - White Peak
にチェックを入れる。

SAA7130-STVLPにはゴーストリダクションもノイズリダクションも付いてないので
TVチューナーの設定はしてません、見れなくは無いけど・・・うーん。
S端子からの入力なら結構綺麗なのでDScalerとの組み合わせでお勧めです。
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