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「銭湯」その単語を耳にしただけで、柔らかな気持ちになります。毎日通った人もいるのではないでしょうか?今も、その時のお湯の温かさや季節の気温まで肌が覚えているような気がします。
そんな記憶が残っているのも「風景画」があったからかもしれません。時代とともに銭湯の数は減少し、絵師も現在は日本に3人しかいません。そのうち2人は、81歳、71歳です。その中でも田中みずきさんは30代で銭湯画家になることを選択されました。今回、その田中さんの志に魅力を感じたので、インタビュー動画をご紹介します。
銭湯というと、古いイメージをもつ人が多いですが、銭湯を知らない世代には新鮮に感じ、新しいニーズが出てきている気がします。
昔、銭湯は宗教的に「お風呂をふるまう」という慣習から、みんなでお風呂に入る習慣ができました。
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景気が良い時に、お寺のような豪華な造りの銭湯が作られ、その文化は今でも「絵」「タイル」などに根付いています。
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富士山は、風景画として多く描かれています。東京にいながら新しい世界を体験できる良さがあります。繰り返しの日常の中で、お湯に浸かりながら、ぼんやり眺め、新しい気持ちになればと思います。
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(細い筆で、繊細な部分も表現しています。)
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銭湯画家を続けられる理由は、描くのが楽しいから。出来上がった瞬間、新しい世界が広がっていることを感じるのが嬉しいと語っています。
(壁画の全面をみると、かなり大きいことが想像できますね。)
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銭湯画家という仕事を広めるために、ライブペインティングも行っています。
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いかがでしたか?人々を癒やし、和ませてくれる銭湯。そしてその風景画。昔の人は、一日の中で頑張るところ、息を抜くところ、しっかりと時間にメリハリをつけて生活していたんだなぁと思います。筆者も大好きな銭湯。日本の文化を継承していく人があまりにも少なくなってしまいましたが、田中みずきさん、この先も応援していきたいですね!
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