庭に植物を植えて緑のキレイな環境にしたい。だけど、家の敷地内に植えると危険な植物があるって聞きませんか? 実際に以下のような植えてはいけないと言われる植物があります。
・庭に植えてはいけない木
・これだけは庭に植えてはいけない草
・庭に植えてはいけない果物
・植えてはいけないハーブ
植物研究家
というわけで、失敗のリスクを低くするために植えると危険と言われる植物と対策をまとめました。個人的に植えてはいけないと思う植物も入れています。
助手のハム
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庭に植えてはいけない植物ランキング【ベスト3】
個人的にいろいろ植物を栽培してこれは植えてはいけないと思った植物ランキング【ベスト3】を以下に載せておきますね。
- 位『縁起が悪いとされる木』
やはり自分自身も気持ち悪いし、他人から見てもよくないです。植えない方がいいですね。 - 位『地下茎で増える植物』
増えだすと止められなくなります。防根シートを設置すればなんとかなりますが、その費用や管理がキツイ。 - 位『虫を呼び寄せる木(花)』
刺されると非常に痛いイラガの幼虫や、見た目が悪いアメリカシロヒトリが増えると大変!
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これだけは庭に植えてはいけない植物の種類
定期的に庭の管理ができないような方が庭に植えると後悔する危険な植物をまとめました。植えて後悔する前に見てください。
柳やミソハギなど縁起が悪いとされる木
特に柳の木を植えるのは昔から縁起が悪いとされています。柳の木は風水でもよくないとされているので植えるのはおすすめできません。
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また縁起だけでなく、風が吹いた時に長い枝が家を傷つけるなど管理が大変という面もあります。第一に避けたい植物ですね。
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【風水、迷信】
ヤナギ ビワ イチョウ ミソハギ
【見た目】
ザクロ(傷)、椿(首)
【語呂合わせ】
フジ(不治)、サルスベリ(滑る)
ただし、百日紅(サルスベリ)などは縁起が悪いとされていますが、庭木としておすすめもされたりしています。あまり気にしすぎない方がいいかも。
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ユキヤナギを庭に植えてはいけないのは別の理由
ユキヤナギを庭に植えてはいけないのは柳とは少し理由が異なってきます。ユキヤナギは横に伸びるためそこは柳同様に周囲を傷つける可能性があります。
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一番理由として大きいのは春(4月ごろ)に大量の花を咲かせ、それの始末に手間がかかることだと思われます。咲いているときはキレイなんですけどね。
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竹など地下茎で増える植物
庭に植えて困ったって植物の中でもっとも聞くのが地下茎で増える植物ですね。
一般的にハーブ類が地下茎で増えて困ったっていうパターンが多いです。以前、以下のような投稿でまとめています。
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しかし、実際には大きくなる竹などが増殖すると草系のハーブより大変です。これらと比べると草系のハーブの暴走なんてかわいいものです。
特に竹は相続などの利権がらみで手を出せなくなったエリアなどから増えて田舎では猛威をふるっています。地下茎で侵食してくる物に関して法的に制限できないのが難しいところです。
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以下に庭に植えると地下茎で増え、暴走してしまう可能性が高い植物と対策をまとめました。
庭に竹を植えてはいけない
しっかり対策をしないのであれば庭に竹を植えてはいけないです。竹類を植えるなら根が周りに行かないようにコンクリートや遮根シートで覆う必要性があります。
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お金に余裕があり、庭を専門業社さんに任せれるぐらいのレベルでなければやめた方がいいです。竹類はシシオドシなどと一緒にあると風流でいいですけどね。
植えてはいけないシソ科多年草。ミントやセージ類
庭では花がキレイなチェリーセージ、食用にも使えるミントやレモンバームなどが地下茎で増えて暴走します。さらに木質化してくるので処分に手間がかかります。
雑草よりは弱く、自然の中では大増殖とはいきませんが庭では強い植物になります。樹木系に比べると地下茎による増殖で負うリスクは低いので、しっかりと遮根シートや根止めを設置すれば問題ないと思います。
きちんと雑草の手入れをしている庭では、いつの間にか地下茎で増えてミントがこんなところに増えてた。または、雑草などに比べて弱い園芸植物のエリアを侵食してダメにしてしまったというぐらいのレベルですね。
植えてはいけない『宿根草』
地下茎で増える竹なども厄介ですが、多年草の一種である宿根草類もやっかいです。冬に見えなくなったり、毒を持っていたりと植えた後に後悔することも。
危険な毒をもつ宿根草
キレイな宿根草でも強い毒を持つものがあります。特に注意したい三つの植物を以下にまとめました。
特に野菜を作っている人は、スイセンを植えるとほんとに厄介ですよ。ニラと間違えて食べてしまう方が全国的にいます。
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見えなくなる宿根草類
特にやっかいな宿根草類は冬場に地上部が枯れて見えなくなるタイプ。
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そうなるといつの間にか離れたところまで勢力を伸ばしてしまっていたりするんですよね。意外と球根系もどんどん増えていくので注意が必要です。
ちなみに以下の写真は去年しっかり宿根草を引き抜いたエリア。なくなったかなと思ったら、春になりしっかり増えてでてきました。
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果物(宿根草)ーバナナ
バナナは寒さにやられてすぐに枯れてしまうだろうと思いがちですが、実際はめっちゃくちゃ強い多年草です。日本では地上部が枯れ宿根草のような形になります。
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もしバナナを植える予定があるのであれば、竹と同じレベルの地下茎対策をすることをオススメします。逆に苗を売るのビジネスの人であれば楽に増えていいですね。
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竹とは違い、他の多年草同様にノコギリで伐採して除草剤かけておけば除去することは簡単ですけどね。あと、ノコギリを購入するならいい物を買った方が手も疲れなくていいですよ。
⇒生木を切る剪定用ノコギリの選び方と、長く使用するための手入れポイント!
ゆずのように強いトゲがある木
トゲがある木も注意が必要です。幼苗のころはトゲが小さく大丈夫だろうと思っていても、ゆずのように大きくなるとトゲが強くなり手に負えない場合があります。
しっかりとトゲ対策して近づかないと危険です。簡易な侵入者対策として植える場合は、ヒイラギのように葉だけトゲがある植物の方が無難だと思います。
ヤシやアボカドなどの高木を植えてはいけない
一般的に植えても問題になさそうな木でも大きくなる木は危険です。長年植えていると管理がどんどん大変になっていきます。
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そして高木は以下の写真のように幹も太くなりどんどんと他のエリアを侵食していきます。風除けのために家の周りに高木を植えている地域もありますが、そうでなければやめておいた方が無難です。
きちんと植える前に樹高を確認し、家の庭木がどれぐらいの高さになり管理しきれるかまで考えてから植えるのがおすすめです。
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アボカドを庭に植えてはいけないと言われるのはそこが一つ目の理由。それ以外に以下のような理由があります。
・カメムシを呼び寄せる。
桜のように虫を呼び寄せる木(花)
庭木ってトゲとかは注意しやすいのですが、植えてからの害虫まで気にする人は少ないです。毛虫を呼ぶ桜が有名ですが、家庭で一般的に多いのはブルーベリーや柿の木を植えてイラガの幼虫に刺されたってパターンですね。
また、ボリジやレモンバームなどの蜜源植物を植えるとミツバチがきます。それを楽しむのもいいですが、ミツバチといっても危険性があります。
それ以外にも珍しいからアーモンドを植えるとアメリカシロヒトリなどの害虫が付くなどのパターンがあります。一度、植える前にどんな害虫が付くのかを確認するのをオススメします。
アイビーなどのつる性植物
アイビー(常緑)やナツヅタ(落葉)などを下手に植えると危険。家の周りにビッシリついてしまっているところもありますよね。家の劣化が早まります。
耐寒性のある強いツル性の植物は、しっかりと家から離してバーゴラなどを設置して植えましょう。ジャスミンのような多年草だと刈っても刈ってもどんどんツルを伸ばしてきます。
そうしないと、ツルが家にまで侵食してきます。家にツルをはわせているところもありますが、植物が出す成分で家がかなり早く痛みます。
地味でなかなか気づかないけど、意外と一番ダメージがあるのがつる性植物かもしれません。危険ですね。
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植えてはいけない植物で家が傷つく前に対策を!
基本的に植えてはいけない植物とはわかっていても、自分の好みの植物だったり、防犯のためなどでトゲが多い植物などを植えることもあります。
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そういった場合には植物で家を傷つけないために『外部からの物体の落下、飛来、衝突』をカバーした保険に入っていると安心。基本的に建物の総合保険や、火災保険で風災などとともに加入している場合が多いです。
しかし保険はライフスタイルの変化にともない変化させていくもの。過剰な保険はお金の無駄使いですし、不足している保険は何かあったら大変。定期的にプロと相談することをおすすめします。
【補償不足】
・家を持っているのに必要な保険が抜けている。
・結婚などで家族が増え、補償が必要なのに足りていない。
【過剰な補償】
・すすめられるままに過剰な補償の保険に入っていた。
・家が古くなったのに過度な補償をつけている。
・別れなどで必要な補償が減った。
⇒見直しはスマホやパソコンでできますよ。
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最近はお客を増やすために、保険相談とアンケートの回答などだけでお米やお肉などのプレゼントがある会社も増えています。お得なので以下のリンク先でまとめておきますね。
⇒保険の見直しは面倒だけど家計改善になるよ。浮いたお金で少し生活が楽になりました。
困った時におすすめの植物伐採・剪定業者
もし庭に管理できないなら植えてはいけない植物を植えてしまい、手に負えなくなって処分するときはプロの業者さんに任せましょう!
業者さんに頼むとお金がかかりますが、家にダメージを与えてしまう方が大変。早めに処理することをおすすめします。どんな費用がかかるかや、全国対応している業者さんを以下のページで記載しています。
⇒自分で切れない困った庭木の伐採や、庭の手入れを委託できる業者さんのまとめ。
また台風などの異常気象ではしっかり準備していても被害が出てしまいます。そんな時に保険の内容や保険申請がわからない方のために以下に説明先をのせておきます。
⇒保険の見直しは面倒だけど家計改善になるよ。浮いたお金で少し生活が楽になりました。
自分で困った植物を処理する方法
大きな木の伐採などは業者さんにお任せしたほうがいいですが、ちょっと宿根草などが増えたぐらいであれば自分で対応可能です。
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家の周りなら数千円程度の噴霧器を購入し、天然系の除草剤をまくのがいいですよ。無理に高級な噴霧器を購入する必要性はありません。
また、しっかり抑えたいならちょっと面倒ですが、固まる土を使って草が生えてこないようにするのも一つの手です。
できる範囲であれば自分で処理してしまいましょう! ですがゆずなどのトゲがある木を処分するのは危険がともないます。必要な防具やおすすめのノコギリなどを以下にまとめておきますね。
おすすめの庭用植物は?
こちらのリンクにもありますが、庭木には色々な種類があります。できれば病害虫に強く、高木でないものがおすすめです。
[keni-linkcard url=”https://fruits-and-herbs.com/kazeyoke-jyumoku/”]
また、ハーブ類など草系の植物に関しては樹木系に比べるとリスクは低いです、しっかりと遮根シートや根止めを設置すれば問題ないでしょう。好みの植物を選び楽しくガーデンニングしていきたいですね。
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庭に植えると危険な植物のまとめ
見た目でついつい選んでしまう庭の植物。だけど、しっかりと考えないとあとあと後悔することになります。植える前にしっかり確認しましょう。
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その植物はどんな特性があるのかなどをしっかり調べ、庭造りを楽しむことをオススメします。時間が経過すればするほど大変になっていきますからね。植物の生命力はすごい。。。
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