黄色い葉がキレイな金葉ナムワの栽培記録です。普通の斑入りバナナを外に出すと日焼けしてしまうので、こういうタイプのバナナにも手を出してみました。
植物研究家
雨が続いたり、日光があまり当たらない場所に置くと、かなり色も白っぽくなりキレイになるので、鉢植え向きの品種ですね。軒下や室内で育てたい方にオススメ!
・斑入りで成長が遅い。
・果実の味がおいしい。
助手のハム
⇒植木鉢は室内と庭で種類を使い分けるべき。置く場所ごとにおすすめの鉢をまとめたよ。
少しぐらい氷点下になるぐらいなら越冬できると言う話だったので、まず試しに地植えにして栽培記録をまとめていきますね。結果としては無事越冬できました。
金葉ナムワってどんなバナナ?
金葉はもともとこういうものを狙ってできているわけでなく、斑入りドワーフナムワの子株が全斑になったものです。斑入りドワーフナムワの子株は以下のように三種類でます。
・全斑のもの(←これが金葉ナムワ)。
・斑なしのもの。
アエアエであれば白化個体は日光にやられて葉が枯れてしまいますが、金葉ナムワの場合だと白色→黄色→緑色という色の変化で環境に適応してきます。
若い葉や、日光が弱い日が続かないとキレイな金色を見ることができませんが、その代わり外で葉焼けを抑えてキレイなまま育てやすいバナナです♪
植物研究家
金葉ナムワの植え付け
アエアエの栽培で越冬に苦労したので、今回は暖かくなってから苗を購入しました。小苗の状態では寒さによわいですからね。
購入した苗はきっちりと発根している苗です。こういうの見ると安心しますね。発根してない高級な苗はほんと不安になる。
粒状オルトランをまき、ゼオライトやくん灰などの土壌改良材を入れて金葉ナムワを植え付けました。
金葉ナムワの成長記録
地植えした金葉ナムワがどんな育て方でどのように成長したかをまとめています。植え付け後、最初はダンボールで遮光して少し環境に順化させました。
ある程度大きくなりダンボールを外しました。これぐらいになればある程度環境耐性がついているでしょう!
しかし、強い日光にあたると葉の緩みが出てしまいます。ですがこれは他のバナナでも同じなのでしかたないですね。
梅雨に入り日射量がかなり減りました。金葉ナムワを見てみるとかなり白い葉が出ていました。
植物研究家
雨が多いため、白さを維持したまま成長していってます。
さてこれから本格的な夏がやってきますね。金葉ナムワが夏の日差しでどうなるのか見ていこうと思います。他の方の記録をみていると問題なく育つみたいですけどね!
暑い晴れの日が続くとだんだんと緑色が濃くなっていきます。
夏の猛暑が終わり、白いきれいな葉が出てくるようになりました。
しかし秋は台風のシーズン。白い葉はきれいですが、傷がつくと目立ちます。
12月になり寒さ対策として、培養土を高く積み上げました。これで越冬できるようであれば安心して今後も栽培できます。
12月末に寒波がきました。葉っぱが茶色く枯れてきています。
しかし茎の部分はまだ影響受けてないように見えます。
越冬のためにさらにワラで巻くことにしました。
4月になり暖かくなったためワラを外したのが以下の写真です。無事に越冬できているんだろうか?
少し上部をカットしてみると、緑色の部分が見えました。
カットした部分を開いてみると以下の写真のように生きている葉っぱがあったことがわかりました。下手にカットしないほうがよかったですね。
それから少し待っていると、以下の写真のようにきれいな葉が出てきました。
全斑ではなく、部分的な斑入りに戻ってるようにも見えます。これはちょっと期待したいですね。
しかしながら以下の動画のように、全斑に戻ってしまいました。
ですが以下の写真のように順調に生育しています。このまま順調に生育して早く子株を出してほしいな。
写真は圧縮加工と枚数を撮るのが手間なので、今後はショート動画で生育を追いかけていこうと思います。
金葉ナムワの栽培記録まとめ
全斑状態なのに日光に強い金葉ナムワ。耐寒性もある程度あるので外に地植えして楽しむのもいいですし、室内で色を抑えて栽培するのもいい。
植物研究家
ただし色を維持するのは難しいらしいので、その安定性なども含めてこの後もチェックしていこうと思います。
残念ながら3年目の越冬ができず枯れてしまいました。寒さで枯れた可能性もありますが、全斑で成長もよくなかったため栄養がたくわえられず、越冬後の再生が難しかったのかもしれません。
助手のハム
金葉ナムワは全斑になってしまった斑入りナムワで育てづらく、ある意味失敗作なので安いんです。できれば普通の斑入りナムワを育てたいな。