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Windows 11 バージョン 24H2で「Google Workspace」と「Outlook」の同期にトラブル

セーフガードを適用中、Google公式アプリを最新版に

同社のリリース

 米Microsoftは12月5日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 24H2」で新たな問題が発生していることを明らかにした。「Google Workspace Sync for Microsoft Outlook」(GWSMO)を利用している環境を「バージョン 24H2」へアップグレードすると、「Microsoft Outlook」が起動できないことがあるという。「GWSMO」をアンインストール・再インストールすることもできない。

 「GWSMO」は、「Google Workspace」のメール、カレンダーイベント、連絡先、メモ、タスクを「Outlook」と同期するGoogle公式のツール。わざわざ「Google Workspace」を開かなくても、「Outlook」でデータを閲覧・管理できる。

 同社によると、トラブルが発生した環境では「Outlook」に以下のエラーメッセージが表示される。

Cannot Start Microsoft Outlook. Cannot Open the Outlook Window. The set of folders cannot be opened. An unexpected error has occurred. MAPI was unable to load the information service

 この問題を防止するため、Microsoftは特定バージョンの「GWSMO」がインストールされたデバイスに対し、「Windows Update」を通じた「バージョン 24H2」の提供を一時中止するセーフガードを適用中。「GWSMO」を最新バージョンのv4.3.68.0へ更新すれば解決されるとのことなので、「バージョン 24H2」へアップグレードする前に確認しておきたい。

 そのほかにも、「Windows 11 バージョン 24H2」では中国の税務申告や官用の申請アプリでブルースクリーン(BSoD)エラーが発生するトラブルがあるようだ。